こんにちは。カナエです。今回もBSJapanext放送の韓国ドラマ「時速493キロの恋」(第17、18話)について書きたいと思います。
テヤンはテジュンを愛しながらも困難な愛に終止符を打とうとする
ドラマのキャストとこれまでの話
ドラマ(第17、18話)のあらすじ(ネタバレ)
テヤン(パク・ジュヒョン)は代表チームの監督からジュニョンの件を蒸し返したら以後ラケットを握らせないと脅されました。
そうなれば小学校のコーチにもなれないからな
テヤンがため息ついていると家にジホとソンシルが訪れます。ソンシル達は花とケーキをテヤンに渡して言いました。
復帰はいつですか? そろそろ戻ってくださいよ
2人ともありがとう
テヤンがソンシル達のお土産に微笑んでいると今度はソンス、ドンワン、ユリが訪ねてきました。
明日から練習に出ろ
ドンワンは威張って告げます。
私のことを心配してくれるんですか
テヤンは3人が来たのに驚きました。
待ってます 僕達は仲間でしょ
ソンスが笑ってテヤンの肩を叩きました。
最後にヨンシムが来てテヤンにこの間渡せなかった土産を差し出します。
元気そうね
ヨンシムは土産を渡すと帰っていきます。テヤンはチームメイトの励ましに胸が熱くなるのでした。
***
テジュン(チェ・ジョンヒョプ)はジョンファンと部屋でビールを飲んでいました。
姉さんとテヤンの件が世間に広まり俺とテヤンが恋人同士だとわかったら、バッシングを浴びるだろうな
テジュンは悩ましげに話します。
他人の目は無視できてもお前の家族が納得するか?
ジョンファンが訊ねます。テジュンは息を吐いて言いました。
これは人生に一度あるかないかの大試合だ 心臓はバクバクだしすぐにでも諦めてしまいたい それなのに興奮するほど面白くて試合を続けていたいんだ 終わらせたくない
テジュンはジョンファンに問いました。
このまま死んでもいいようなそんな試合をしたことがあるか?
***
テヤンは朝早くユニスの練習場に行くとコーチに命じられた5000本ノックを始めます。
5000本ノック 最後の練習です
そして動画をコーチに送りました。コーチはテヤンの熱のこもった練習を見て頷きます。
最後の練習とはどういう意味だ?
コーチは動画を見ながら呟きました。
***
ジュニョンの母親は苦境に陥った娘の力になれないことを嘆きます。
こんな時は「心機一転、事業でも始めなさい」と資金でも渡せたらいいのに力不足でごめんね
母親はジュニョンに謝りました。
お母さんは何故何も聞かないの? 記事が本当かどうかも確かめないのね
母親はジュニョンの手を取ります。
母さんはあんたの言葉だけを信じる それ以外にないでしょ
ジュニョンは母親に握られた手を見つめます。そして迷いながら明かしました。
後輩を庇うために家族にも言えなかったの ごめん
母親は驚きます。
後輩を庇った? いったい誰なの??
***
夜の街を歩くテジュンはショーウィンドウに飾られたマフラーを見てテヤンのために購入します。
きっと似合う
テジュンが微笑んでいると母親から電話が来ました。母親は春川からタクシーでテジュンに会いに来ます。
何かあったのか
テジュンはカフェで母親と向かい合います。そして”ジュニョンに電話して来た理由を確かめた”と母親に話しました。
もういいの
母親は笑います。
頭に血が上ってあんたに会いに来たけどやっと我に返ったわ ジュニョンがケガをさせた後輩の名前を言わないのは私が後輩を責めるのがきっと嫌なのね
テジュンは俯いてハンバーガーを頬張ります。
いつか話してくれるまで待つことにする
そんなことができるのか
テジュンは問いました。
母親だもの
テジュンは目を潤ませて言いました。
母さんもハンバーガーを食え
***
テヤンはテジュンから呼び出されます。雪の積もる川の辺りでテヤンはテジュンの名前を呼びました。
パク・テジュン どこ?
後ろから忍び寄り脅かそうとするテジュンに気づいたテヤンは勢いよく後ろを振り向きます。
ああビックリした!
仰天したテジュンにテヤンははしゃいで抱きつました。
心臓が跳ねてる
そうだろ
鼓動がかなり早いわ
今、すごく緊張してるからだ 君に話があるから
何なの?
その前にプレゼントがある
テジュンはマフラーをテヤンの首に巻きました。テヤンは微笑んで訊ねます。
何の話なの?
パク・ジュニョンは俺の姉なんだ
テジュンは告白しました。テヤンは目を見張ります。
姉なんだよ 実姉だ
そんな・・
テヤンはため息混じりに言いました。
ジュニョンさんが・・ あんたの・・
今まで言えなくてごめん
テジュンはテヤンの両肩を掴みます。
苦しくても動じずにいよう
ええ・・
テヤン・・
あんたは辛かったでしょうね
テヤンは話しました。
私にも言えず 独りで苦しんでいたのね たくさん悩んだはずだわ・・
心配するな
テジュンは笑います。
俺は君の部屋の明かりを見ても幸せだ それだけで嬉しくて 満足なんだ
テヤンはテジュンを見つめます。
***
ジョンファンはバドミントン協会のスポーツ公正委員会の審議会に召喚されます。
暴力を行使し物議を醸したことを認めます 理由が何であれ自分の行いを深く反省しました
ジョンファンは語りますが審議会はジョンファンの韓国代表選手の資格を取り消しました。
***
テジュンはチュコーチからテヤンを連れてくるように頼まれます。
説得して連れて来てくれ
2人が話しているとトレーニング室にジホが走って来ました。
テジュンさん、大変です!
どうした
これを見てください テヤンさんの投稿です
ジホは携帯を2人に見せました。テヤンは投稿で3年前の真実を明かしていました。
パク・ジュニョン選手は私を庇うために1人で練習中に負傷したと公表しました 私はそれを知って安心しました 卑劣で自分勝手な人間です
テヤンはそう明かし謝罪していました。
パク・ジュニョン選手の翼を折り彼女の後ろに隠れて責任を逃れたのは私です 申し訳ありません
***
テヤンは母の店に行きます。
朝から何も食べてないの 食事がしたい
店でガスが使えないのよ 待って 向かいの食堂から・・
なんでもいいの
テヤンは母のお弁当を食べます。
自分用だから質素で・・
何故私を捨てたの?
テヤンは母の言葉を遮って聞きました。
どうして生んだのよ
非難しに来たの? それなら帰って こういうの嫌なのよ
私だって嫌だけどお母さんを苦しめに来た 祖母を亡くして独りになった私を迎えに来なかったわ どうして養子に出したの?
運動させるためよ 私といてもあんたの将来を邪魔するだけだった
テヤンは笑います。
私のため? 私がどんな気持ちで運動していたと? ここで挫折してまた捨てられたらどうしよう? 運動で失敗したら離縁されるかもしれないと・・必死に運動にすがってきたのに
仕方なかったの まだ若かったし婚姻届も出せずに出産して・・
テヤンは憤ります。
それはお母さんの事情でしょ! 食事が質素でも自分の手で育てるべきだったのに 愛は無償でしょ!
母親は泣き出します。
愛にもお金がかかるわ 全てはお金なのよ!
言い訳しないで 私を愛してなかっただけでしょ どうして愛してくれなかったの? 私はいい子じゃなかった? 可愛いと思わなかった?
テヤンは母に問います。
何故普通に愛してくれなかったのよ? 捨てられた私は命がけですがるしかなかった
テヤンは泣きじゃくります。
何故私を愛に飢えた子にしたの?
テヤンは立ち上がります。
もうここには来ない
けれどマフラーを抱えてテヤンはしゃがみこみました。
・・別れなくないのに 親も与えてくれなかった愛で包んでくれた人なのに 別れられない・・
その時店にテジュンが入って来ました。
行こう
テジュンは母親を見て言いました。
また来ます
そしてテヤンの手を引いて店を出ました。
***
手を離して
テヤンはテジュンに言いました。それでも手を引くテジュンにテヤンは告げます。
もう見捨てて お姉さんを傷つけた私が憎いでしょ ふざけるなと罵倒するべきよ
テジュンは黙ってテヤンを見つめます。
私が哀れだから? 同情したの?
やめろ
テジュンは止めました。
本気で怒るぞ
目を覚まして 無理なのよ しっかりして 忘れなきゃ・・
出来ないよ!
テジュンは声を上げました。
君なしじゃ行きられない 俺はどうなる? この気持ちは?
テヤンはテジュンを見上げます。
同情なんかじゃない 愛してるんだ
テジュンは叫びます。
ただ君を愛してる!
***
テヤンはテジュンと別れた後でジュニョンから連絡を受けてカフェで会います。

<画像出典>news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2194769#google_vignette
記事のコメントを読んだ? 私を攻撃していたヤツらが今度はあんたに牙をむいてる
・・ジュニョンさんは少し落ち着いた?
あんたのおかげで悲運の選手に逆戻りして一気に同情を集めてるわ あんたは活動しにくくなるはずよ
思い出すのはジュニョンさんとの楽しい記憶ばかりなの だからまだ私達は友達なんだと錯覚してしまう・・
テヤンは微笑みます。
それは違うわ 会うのも辛い間柄よ テヤン、私達はそろそろ前に進みましょう 許すとは言えないけど過去のことは全部忘れる 私達に起こったこと全て 知らない同士になるの
テヤンは俯きます。
あんたもそうして もう私に謝らないで うんざりするから
実はね・・私は・・
テヤンはテジュンのことを打ち明けようとしました。
これからはお互いに関わらないことにしよう 簡単でしょ
ジュニョンの言葉にテヤンは眉を寄せます。
・・簡単じゃないわ 私にとってはすごく難しいことよ
テヤンは狼狽えます。
どうしよう・・
***
マンスが寝ていると玄関のチャイムが鳴りました。
いったい誰だ?
ドアを開けると記者達が待ち構えていました。
こんにちは ビッグスポーツです
マンスは写真を撮られます。
パク・テヤン選手は? ジュニョン選手の件で・・
いませんよ 家を間違えてます!
マンスは急いでドアを閉めました。
***
テヤンはユニスに行きイ監督に自分を解雇するよう求めました。
正直言って私はチームのお荷物です これ以上迷惑をかけたくありません
つまりわざと雲隠れしてのか?
これだけ無断欠勤が続けば切られて当然ですよね
生意気なヤツだな お前が決めることじゃない!
監督は怒鳴ります。
確かに会社はお前を解雇しろと騒いでる しかし3年休んだ選手を雇ってここまでに育てたんだ 簡単には手放せない! いいか?
監督はテヤンを睨みました。
お前が必要かどうかは俺が決める 処分が下るまで練習してろ
***
テヤンが事務所を出るとテジュンがいました。テジュンは近づいてテヤンの頭を撫でます。
戻ったか おかえり
テジュンは笑ってテヤンを見ました。
***
マンスはジュニョンの両親と会います。
うちの娘は青春を全てバドミントンに捧げて来ました 補償金なんていくら受け取ればいいんですか?
母親は怒ります。
カネで解決したいわけでは・・ 遅ればせながら補償することが最低限の道理だと思いまして
今更・・ 謝罪する気なら当事者を連れてくるべきです うちの娘にケガをさせて
父親が憤りました。
次回は必ず同席させて謝罪させます 申し訳ありません
マンスは頭を下げました。ジュニョンの母親は立ち上がります。
私達は絶対に許しません
両親は店を出ていきました。
監督とチュコーチ、シボンはお酒を飲みます。
テジュンの立場からすれば姉の敵なのにテヤンとは普通に接してる 理解できません
コーチは話します。
もしかして愛でしょうか
シボンは言いました。
敵でも愛でもいいから酒を飲めよ
監督は促します。
ジュニョンと付き合ってたジョンファンもテヤンと対立してる チームの雰囲気は元に戻らないでしょうね
私達が受け入れて支えてやらなきゃ
コーチとシボンは飲み競い合って飲み酔っ払います。
俺だってテヤンを支えてやりたいと思ってますよ でも総務課も人事課もこぞってテヤンをやめさせろと言ってくる 簡単にはいきませんよ
コーチは酒を注ぎながら愚痴ります。シボンは酒の瓶を奪ってコップに注ぎながら反論しました。
難しい問題だからこそ私達が今あの子を守ってあげないと
酒を飲み損ねた監督は怒り出します。
もういい! お前達だけで飲んでろ!
***
テジュンは1人練習するテヤンに差し入れを持って行くようヨンシムに頼みます。
テヤンが運動してるから一緒に食べてください
自分が渡せばいいじゃない
いや、女性だけで楽しんでください 俺からの差し入れだと言わないで
ヨンシムはユリやソンシルとトレーニング室にいるテヤンに差し入れを持っていきます。
テヤンさん、運動したあとは食べましょう
ソンシルが呼びかけました。
それは何?
ヨンシム達はケーキを並べました。
わあ、可愛いケーキがいっぱいね
テヤンは喜びます。
食べるのがもったいない
そう言いながら食べるテヤンにヨンシムは謝りました。
テヤン、賄賂のこと誤解して悪かったわ
いえ、それより深刻な問題を起こしましたから
テヤンは素直に応じます。
それもごめん 3年前に助けてあげられなかった それであんたは逃げるはめになった
テヤンは目を潤ませます。
悪いのは私ですから
ヨンシムはテヤンの頭を撫でました。
全く泣き虫ね
***
テジュンは部屋のベッドからジョンファンに訊ねます。
クビになったけど平気か?
床にマットを敷いて寝転んでいるジョンファンは答えました。
これが平気に見えるか? お前の方はテヤンとどうなったんだ
自分からあいつに伝えた パク・ジュニョンの弟だと きっとうまく行くさ テヤンも頑張って練習してるし
お前は何も知らないんだな
ジョンファンは”テヤンが自分をクビにしてくれと監督に訴えている”とコーチから伝えられていました。
俺が何を知らないって?
テジュンはジョンファンに問います。
全部だよ お前は何も知らない
ジョンファンは言いました。
***
ユミンは病院でジョンファンの母親からジュニョンの電話番号を聞き出し連絡します。
ソマン銀行のイ・ユミンです 一緒に映画を見ましたよね
どうして私の携帯番号を?
ストーカーじゃないから安心してください 話があるんです ユク選手の事件を知ってますか? 盗撮したヤツを殴って代表を外されたんですよ
ユミンは興奮して声をあげます。
女のせいで問題を起こしたと騒がれてます
ジュニョンは驚きます。
知らなかったようですね
なぜ私にそんな話を?
何も知らないからですよ! 誰のせいでこんなことに?
ユミンは携帯に怒鳴りました。
さよなら!
ジュニョンは電話を切りため息をつきます。
***
ジュニョンはジョンファンと会う約束をします。ソウルに来たジュニョンをジョンファンは車で迎えに来ました。そして車から降りると助手席のドアを開けました。
乗れよ どこへ行く?
どうしてケンカしたの? 私のせい?
ジュニョンは車に乗らずに聞きました。
誰に聞いたんだ?
イ・ユミンよ
2人は知り合いなのか?
ジョンファンは驚きます。
短気を直しなさいよ 途中で追い出されたら復帰は難しいわ もし選手村に戻っても叩かれるに決まってる
ジュニョンはジョンファンの軽率さを責めました。
全く理解できない 無謀にも程があるわ 私達は別れたのよ いつまで当時のままでいるの?
やめろ
ジョンファンは止めました。
俺を選手として見てるんだな 君は俺に未練なんかないしどうでもいいとわかっていてもイドゥンの発言は許せなかった なぜかって?
ジョンファンはジュニョンを見つめます。
君のことをずっと愛していたからだ
ジュニョンは視線を落としました。
俺はなんてザマだ 家族からの電話にも出られない
自業自得じゃない
言いたいことはそれだけか 「大丈夫?」 「辛いでしょ?」 慰めの言葉もない 友達でもいいから君に慰めて欲しかった 俺は君を選手でなくずっと恋人として見てたから
ジュニョンは眉を寄せます。
君は選手生命を絶たれて自分が一番苦しいと思ったはずだ でもな 俺は君を失って苦しんだ
ジョンファンは涙をこらえます。
でももういい やっとわかった 俺の初恋はカッコ悪いものだった
ジョンファンは車のドアを閉めるとエンジンをかけて走り去りました。
***
テヤンは屋上で洗濯物を干しながらジュニョンについてテジュンに訊ねました。
どんなお姉さんだったの?
ずっと憎んでた
テジュンは姉と比較されて苦しんだ過去を話します。
”姉を超えられない” ”弟なのに下手くそだ” 散々言われたよ 試合に出ればパク・ジュニョンの弟だとコソコソ言われる そうすると冷や汗が出る
テジュンは洗濯物を干すのを手伝いながら話します。
だから運動が怖かった 下手だったから 怖がってると思われたくないから嘲笑った 無関心を装って
テヤンはテジュンを見つめます。
だけど君が教えてくれたろ? ”トップになれる”って だから君を手放したくない トップになりたいというより ”お前もトップになれる” そう言ってくれる人が1人は必要だったんだ
テジュンは自分の心を明かしました。
この言葉があんたの慰めになるかわからないけど・・ジュニョンさんもずっと1位で苦しんでたわ
テヤンはテジュンに微笑みます。
私は思うけど・・傷つかずには生きていけないのよ 選手にケガがつきものであるように 自分も人並みに傷を持ってる そう考えれば大したことないのかも
テヤンは心の中で自分に言い聞かせます。
大したことないのかも 私達の別れも大したことない・・
***
ユニスでラケットなどの新品が選手たちに支給されます。ユニスを去るつもりのテヤンは仲間にグリップや靴下をあげてしまいます。
ソンシル、同じサイズだからシューズをあげる ラケットもいる?
テヤンさんは?
私はいいの
テジュンはそんなテヤンを訝しげにながめます。そこにジョンファンが来てテヤンに声をかけました。
おい 話がある
テヤンはジョンファンと外に出ます。
***
ユニスを出ていくつもりか?
ジョンファンは訊ねました。
クビになると思う 離れがたくなる前に切って貰いたい
なぜ戻って来たんだ?
そうね 戻ってくるんじゃなかった ラケットを置けと言われた時に終わらせれば良かった
テジュンが来てテヤンに言いました。
チームを出ていくつもりか?
監督にすがりつくべき状況で解雇を申し出たそうだ
代わりにジョンファンが答えました。
戻って来たことを後悔して終わらせるな
ジョンファンはテヤンに話します。
私を心配してくれてるのね
みっともないからだ ジュニョンは別人になり俺は選手村を追われお前はまた逃げる 一体何なんだ?
ジョンファンは練習場に戻りました。二人きりになるとテヤンはテジュンに語りました。
私がチームに残れる要素が1つもないのよ

<画像出典>ameblo.jp/mcally/entry-12743998415.html
何も言うな 俺に話す気もなかったんだろ?
テジュンも練習場に帰って行きます。
***
事務所で「テヤンを解雇する」と言う課長を監督は説得します。
なんとか課長の方で止めてくださいよ
監督はコーヒーを出しながら頼みました。
俺だって選手を守りたいけどパク・テヤンを庇うと他の選手に害が及びます
どういうことです?
韓国代表チームの監督から連絡が パク・テヤンを除名しなければユニスの選手に不利益を与えると
クォン・ギチョルが? あのろくでなしめ!
監督は憤ります。
パク・テヤンが暴露したおかげで大恥をかきましたからね 選手達に騙されてたわけですから怒るのも当然でしょう
そんなことでテヤンを解雇するんですか? 外圧ごときで?
他の選手達がどうなってもいいと?
2人が言い合いをしているところへテジュンが入って来ました。
監督
今は取り込み中だ
いや、話は済みました
課長は監督に念を押しました。
監督、今回は現実的な判断をしてください お返事を待ってますよ
課長は事務所を出ていきました。
何の用だ?
監督はテジュンに聞きました。
テヤンはどうなるんですか 監督、テヤンを助けてやってください
テジュンは監督に乞いました。
今このチームを出たらテヤンは行き場がありません あいつは運動しなきゃ生きられないんです
テジュンは監督に頭を下げました。
救ってやってください お願いします
ドアの外で話を聞いていたテヤンは涙を流します。
***
練習のあとでユニスの男子仲間、スンウやドンワン達は夕食について話します。
何を食べる?
焼肉にしよう!
そこへユリとソンシルが来ました。
負けた人がおごるんだぞ
せーの ジャンケンポン
皆がじゃんけんをしているとヨンシムがおめかしして談話室に来ました。
ヨンシムさん、ステキ
見合いですか?
違うわよ
ヨンシムが外に出るとハナと元夫が待っていました。
ハナ
ヨンシムは娘を抱きしめます。スンウはそんなヨンシムの姿を眩しげに見つめました。
***
がむしゃらにトレーニングを続けるテヤンは疲れきってマシンに寝転びます。テヤンが目を閉じてぐったりしているとテジュンが来ました。
寝てていいよ そのまま少し睡眠を取れ
テジュンに言われてテヤンはまた目を閉じました。そしてテジュンに手を差し出します。テジュンはマシンに座りその手を握りました。
俺が出ていくよ 避けようとしたんだろ
テジュンはそう言い立ち上がろうとしますがテヤンは手を離さずに告げました。
私達 終わりにしよう
そんなこと軽く言うな
私が何故あんたを好きになったと思う? 優しいからよ
テヤンは目を閉じたまま語ります。
ずっと優しいままでいて あんたらしく 私のせいで壊れて欲しくない
俺のためだと思うなら目を開けろ 俺の目を見て話せ
できないわ ただパク・テジュンは私の中の夢だったと思うことにする 目を開けたら現実に戻るの
俺は夢じゃない 避けてないで目を開けろ 俺達はまだケンカもしてない 何も始まってないだろ 君は・・
テジュンはテヤンを見つめます。
俺を愛してるだろ
テヤンの閉じた目から涙が流れます。テヤンはテジュンの手をきつく握りしめました。
そうだけど私はジュニョンさんのことも心の底から大好きだったの あんたと同じくらい彼女を大事に思ってた 本当に私にとって大切な人だったのよ だからこれ以上は進めない
テジュンは何も言えずに俯きます。
もう自分達のことを優先させるのはやめよう 私達は気持ちを確かめ合えたからもういいの それで十分よ
テジュンは手を離します。
私はあんたに幸せになってほしい
・・考えてみる
テジュンはトレーニング室を出ていきました。
***
ユミンが練習を終えて帰ろうとするとジョンファンが待っていました。2人は一緒に食事します。
何故ジュニョンに俺の話をした?
あんたが心配で
ジョンファンはユミンを見ます。
何よ 心配するくらいいいでしょ 私なんかじゃあんたを慰められないし・・
あいつも慰めてくれなかった
ユミンは驚きます。
徒労に終わったな
ジョンファンは水を飲みました。
それで? 電話の後で悲劇のヒロインを気取ったのか?
いいえ ムカついて友達の紹介でデートした 一緒にお酒も飲んだわ
ジョンファンは天を仰ぎました。
あ〜 なるほど 楽しそうだな
最高だった
女は嫌いだ 食べたら帰るぞ
ジョンファンはスパゲッティを頬張ります。それから小声で言いました。
・・春になったらまた会おう
え?
それまで他のヤツとデートするのは出来れば控えて欲しい
ユミンはジョンファンを見つめます。
春に会おうってどういう意味よ いつ? 3月1日? 4月1日? 立春?
ユミンは訊ねました。
そうだな 暖かくなった頃 ・・氷が解けたら
ジョンファンはユミンに微笑みました。
***
スンウは寒い中外でヨンシムを待っていました。
遅いな 何をやってる
ヨンシムが門を開けて入って来たのでスンウはゴミ袋を振りながら歩き出しました。
全く俺にゴミ捨てをさせるなんて ヨンシム、早かったな
後輩に頼めばいいじゃない
ヨンシムはすれ違いざまにスンウに言いました。
何もなかったか?
うん
3人で楽しんだんだな
今日はハナと2人でデートしたのよ
そうか
スンウは内心喜びます。その時中年の女性が門から入って来ました。
あの・・ここはユニスの寮ですか?
はい、何かご用ですか?
スンウは聞きました。すると後ろからヨンシムが来て問いました。
ジュニョンのお母さんですか? 何度かお会いしました
はい・・
ジュニョンの母親は笑顔になると明かしました。
実はパク・テヤン選手に会いに来ました 寮の前の三差路にカフェがあるからそこで待ってると彼女に伝えてください
2人は顔を見合わせます。
はい わかりました
***
スンウから”母親が来た”と聞いたテジュンはテヤンを探します。テヤンを見つけるとテジュンは言いました。
携帯の電源を切るなよ
どうしたの
母が君に会いに来た 俺が話すから君は寮に戻れ
私から訪ねるべきだった
今会うのは良くない 日を改めよう 君に苦しんで欲しくないんだ 相手が母でも姉でも君が頭を下げるのを見たくない あれは事故なんだ! 君は悪くない
テヤンは視線を落とします。
寮に戻れ 俺が母と話す

<画像出典>tiktok.com/discover/チェジョンヒョプ-バドミントン
テジュンは道路を渡ろうとして向かい側に母親がいるのに気づきました。母親は顔を強張らせて道路を渡って来ました。2人のそばに来ると母親はテヤンを睨みつけます。
母さん・・
テジュンが呼ぶと母親はテジュンの頬を打ちました。
あ…!
テヤンは驚きます。
家に帰るわよ
母親は歩き出します。テジュンは後を追いました。
***
テジュンは春川の家まで母親を車で送ります。門に入ると母親はテジュンに手を合わせました。
この通り お願いよ ジュニョンが知る前に別れて 姉弟で傷つけ合わないで
母さん、今回だけは俺の味方をしてくれないか?
なんてこというの! ジュニョンが可哀想でしょ!
2人が言い合いをしているとジュニョンが玄関の扉を開けました。
どうしたの? 外で騒いで
姉さん
テジュンはジュニョンを見ます。
中に入りましょう!
母親が声を上げました。
テジュン、コンビニに行こう
ジュニョンが誘い2人は門を出て行きます。
***
大学院入試の勉強をしてるのよ
2人で歩きながらジュニョンは話しました。
ビールでも飲む? 勉強すると疲れるわ
テジュンは足を止めます。
姉さん
何よ
パク・テヤンが好きだ
テジュンは姉に明かしました。
テヤンを愛してる
ジュニョンは笑います。
知ってるわ やっと白状したわね
テジュンは唖然としました。
おかしいわね 私と会ったとテヤンから聞いてない? テヤンはあんたと別れると私に言ったのよ
ジュニョンは言いました。
ドラマ(第17、18話)の感想
テヤンは自分の良心に従ってジュニョンの事件から逃げなかったのに周りがそんなテヤンを許さずに追いつめているのが可哀想です。バドミントンにしてもテジュンにしてもテヤンは自分の愛するものを手放さなくてはならなくなってしまう・・幸薄いテヤンなのに早く良い状況に転換してほしいなあと祈りたい気持ちです。

<画像出典>news.goo.ne.jp/article/wowkorea/entertainment/wowkorea
ジョンファンとユミンはつきあいそうな雰囲気ですね。ジュニョンが恋人だったジョンファンに冷たすぎるので3年前本当に恋人同士だったのか疑いたくなってしまいます。ユミンにはジョンファンの優しい恋人になって欲しい。
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