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BSJapanextで放送の韓国ドラマ「スノードロップ」でチョンヤは人質達の脱出を止めようと寮を爆破する!その第18、19話のネタバレあらすじ、感想も!!

ドラマ

こんにちは。カナエです。今回もBSJapanextの韓国ドラマ「スノードロップ」(第18、19話)について書きたいと思います。

ギョクチャンが発砲した銃弾からスホは命がけでヨンロを守ろうとする

ドラマのキャストとこれまでの話

<第1、2話> <第3、4話> <第5~7話>

<第8、9話> <第10~12話> <第13、14話>

<第15~17話>

ドラマ(第18、19話)のあらすじ(ネタバレ)

18話

チャンスは斎場から詰め所に来るとテイルを問い詰めました。

イ・ガンムに発砲を? あとでどう説明する気だ?

チャンスはガンムが選挙工作に気づいたはずだと推測します。しかしテイルは平然と「ガンムを寮から出さず殺してしまえばいい」と言い放ちました。

厄介ものは死んだ方がマシだ

救出中に死んだことにすればいいとテイルは話します。

なんてひどい!

話を盗聴していたハンナは激怒します。チャンスはティルに「学生達も殺す気か」と問いました。 

選挙で勝たないと閣下はオリンピックの開会式に参加できない

チャンスはそう答えるテイルに「どんな状況でも人質の学生と自分の娘を救うんだ」と言い、斎場に戻って行きました。チャンスが去ると「選挙に負けたら元も子もない」と悪態をつくテイル。

つまり状況によっては学生を殺すと?

アン局長は訊ねます。そしてテイルの表情を見て頷きました。

ごもっともです

ハンナは自分の上司の言葉に呆れ返ります。

全くどいつもこいつも!

***

解放された人質達は目隠しをされ安企部の建物に連れ込まれます。尾行していたカル記者はその様子をカメラで撮りました。

口外しないと念書に署名させある程度圧をかけて指定病院に送るんだ

アン局長は電話で部下に命じました。

記者の尾行に注意しろ

電話を切るとアン局長はテイルに報告しました。

無事に到着したようです

そうか タバコをくれ

アン局長はタバコをポケットから出そうとして盗聴器の発見器を間違えて出してしまいます。すると突然盗聴器が鳴り出しました。

なんだ?

局長はテーブルの裏側にハンナがつけた盗聴器を見つけました。

ありました!

一体誰がこんな・・

アン局長は出前の店員を思い出します。

あの配達員だ

***

カル記者はバイクで寮に戻り、警察に「器を取りに来た」と言って中に入りました。そして車の中でハンナと盗聴を録音したテープを聴きます。

これを寮の中に届けます 同時に報道を・・

これをスパイに渡すのか?

カル記者は驚きます。

***

テイルと話したスホは北の本部を信じられなくなっていました。スホはガンムを引っ立てて部屋の椅子に座らせ周波数の探知機を出します。

婚約者が使う周波数は?

明日の午前に呼ぶんだろ

時間がない 証拠を掴めるか確かめる

スホはハンナの周波数を探すとガンムに交信させます。

チーム長 どうしました?

証拠は掴んだか

ええ 掴みました

しかしそこに出前のバイクを見つけたアン局長達がやってきます。ハンナは証拠を車の奥に隠しました。

このクソ野郎

アン局長は車のドアを開けてカル記者に言いました。

大目に見てやってたのに裏切る気か

ハンナが車から降りて局長をとりなします。

誤解ですよ 何か問題でも?

お前は何故ヤツといるんだ グルなのか

何を言うんです

ガンムはハンナの様子を窺いながら動揺します。

二人を連れて行け

アン局長は部下に命じました。

触らないで!

ハンナは抗います。

盗聴器が見つかりました

部下の声がしてハンナもカル記者も連れて行かれました。

***

ハンナがバレた

ガンムはスホに怒ります。

お前のせいで危険な目に!

ガンムは「証拠なんて役に立たない」「どうせ9日後に殺される」と話しました。スホはガンムを殴りつけ銃を向けます。

党は我々の生還を保証してくれてた

まだわからないのか よほどのバカだな

ガンムはスホにヨンロに9日後に発つ理由を聞かれた話をします。

ヨンロに選挙工作だと話した 父親が人質を殺すと

スホは驚いて銃を下ろします。

兄の死に加え父親のせいで友達が殺されるとヨンロは知ったんだ 自分を責めて死ぬほど苦しいはず

この野郎!

スホは目を潤ませガンムの襟を掴むと壁に押し付けました。

お前も苦しいよな 彼女を愛しているから

スホはガンムを見つめます。

黙れ 俺は党を裏切らない

愛情は裏切りか? 忠誠を誓う工作員を売った党は? なんなんだ?

スホはガンムから離れて言いました。

安企部のチーム長 安企部は政権に抗う者をスパイとして殺してる 罪なき同胞を殺す政権の犬だ そこで働くお前に非難されたくない 

ガンムは俯きます。そして語りました。

結局みんな同類だ 帰還を口実に在日コリアンの人生を踏みにじった北朝鮮も 保守勢力を強化する韓国も

スホはガンムに背を向けます。

イム・スホ 頼むから目を覚ませ 俺達のような下っ端の命は・・

やめろ

スホはガンムに詰め寄りました。

”俺達”だって? 俺とお前は敵同士だ

***

寮長は縛られているガンムにパンを食べさせます。

俺をぶちのめすつもりじゃ?

言い過ぎたわ でも何故わかったの

寮長室の隠し部屋 驚きましたよ

寮長は困惑してガンムを見ます。

学生達には秘密にしておいて

もちろん うちの会社の仕事を受けてるんだ 下っ端の俺が言いふらせるわけない 味方だしね

寮長は顔をしかめます。

チーム長 同じ捨て駒のあなたには話しておきます 確かに私は彼らの権力に屈しました でも罪のない人を殺して出世する連中に学生を渡したことはない

じゃあ その学生達を救いましょう

ガンムは寮長に小部屋の鍵を見せました。

***

カル記者は安企部で取り調べを受けていました。

盗聴器は仕掛けてない テープを渡せと言われても困るんだ

カル記者はアン局長に話しました。

お前が配達員になりすましてカメラでナム総長を撮ろうとした時に盗聴器を仕掛けたんだろ

カル記者は笑います。

残念だな こんなことになるなら仕掛ければ良かった

やれ

アン局長の命令でカル記者は部下に殴られます。

ハンナの方は鉄格子に入れられていました。

さっさと開けなさい

いくら叫んでも同僚は誰も来ません。

***

寮長はトイレに行きバケツに隠していたトランシーバーを探します。けれどどこにもありませんでした。

一体どこへ・・?

夜の食堂に置かれたラジカセからは美しい歌が流れていました。寮生達も工作員も曲に耳を傾けます。スホはヨンロの横顔をじっと見つめていました。そんなスホの様子をチョンヤが窺っていました。視線に気づいたスホはチョンヤと目を合わせます。

***

ラジオの歌が終わるとウンチョルヘリョンに請いました。

歌が得意だろ もう一度歌え

無伴奏では・・

ヘリョンは気が乗りません。

誰かピアノを弾ける人は?

ビョンテが聞きました。

***

ヘリョンはピアノの伴奏で歌を歌います。皆が聞き惚れている隙に寮長はガンムのそばに来ました。

きっと失敗する

あそこが一番安全です ヨンロならきっと口外しない 父親のことも隠してる 選挙工作で安企部に振り回されるのはごめんだ

ガンムは言いました。

カン・チョンヤをどうまけば?

二人はチョンヤの視線を感じ歌を聴くふりをします。

***

深夜寮長に命じられてギョンジャはトイレに行きたいと見張りのウンチョルに頼みました。

寝ろ

ギョンジャは諦めようとしますがチョンヤが立ち上がります。

トイレへ

今のうちに行け

ギョクチャンが言い、数人をトイレに連れて行きます。寮長は一人になったウンチョルの隙を見て小部屋の鍵をヨンロに渡しました。

士官候補

ガンムは小声でビョンテ達二人を呼びます。

明日脱出する トイレで見張っているチュをなんとかしろ

***

朝になると寮長は皆にラジオ体操をさせます。スホ達がやってきて体操をやめさせました。

なんの真似だ?

健康のために体操くらいしないと

みな座れ

私達は家畜だと?

寮長は訴えます。

体も洗わせないのは人権侵害よ もう何日も歯磨きすらしてない 

寮生達も臭いし体がかゆいと不満を言い出します。するとヨンロが言いました。

顔を洗えるだけでもありがたいかと それくらいはいいでしょ

スホは洗顔を許可しました。

一度に10人ずつだ 何かしたら残りが傷つく

洗面器を部屋に取りに行っても?

ヨンロは訊ねます。

行けるのは2階までだ

皆は一列に並びます。ヨンロはガンムと寮長に合図しました。

***

最初に並んだヨンロ達は部屋に行きます。

ああ、ベッドは最高!

仲間たちが寛いでいるのを尻目にヨンロは腕時計を探し、洗面器を持って下りながら階段の下に時計を投げ捨てました。そして寮長の小部屋に急ぎます。

ブノクは意を決してギョクチャンに話しかけました。

私の部屋は地下1階です 洗面器を取りに行けません 学生じゃないので借りる相手もいません 少し寄っても?

ギョクチャンは許可してブノクと歩きます。階段を降りるとブノクはギョクチャンを振り向いて言いました。

あの・・ この間は助けていただきありがとうございました 誰かが味方してくれたのは初めてでした

ギョクチャンは戸惑います。ブノクは自分の部屋に入りました。

***

ブノクを待つ間にギョクチャンは不審な音に気づきます。そして地下2階に降りて音の在処を探しました。ヨンロはギョクチャンが降りたのを確かめると寮長の部屋に上がり小部屋に入ると鍵をしました。

ギョクチャンは時計を拾い鳴っていたのがアラームだったと知るとハメられたことに気づきます

***

スホ達と洗顔を待つ人質の所にギョクチャンが人質を連れて戻ってきました。

ヨンロが逃げました

ギョクチャンはスホに伝えます。

何だと?

スホとギョクチャンはヨンロを探しに向かいます。一人で人質を見張ることになったウンチョルを背後から足の縄を解いたガンムが襲いました。ガンムはウンチョルのケガをした足を蹴り首を圧迫して気絶させます。そしてグァンテ達に腕の縄を解かせるとウンチョルの銃を取りました。グァンテとビョンテはウンチョルを縛ります。

先生!

ガンムが寮長に叫ぶと寮長は学生達を集めます。

逃げるのよ!

しかしサンボムは工作金を盗もうと一人離れていきます。

***

ウン・ヨンロ!

スホは寮の中をヨンロを探して歩きます。

寮長は学生達に説明しました。

礼拝室には隠し通路がある そこから地下1階に行くの 中央の階段を通って正面から外へ 最後のチャンスよ 絶対にはぐれずにまとまって動いて

寮長は学生達を押し出します。

早く行って

***

トイレにいたチョンヤは大勢の歩く音を聞き不審に思います。外に出て確かめようとするとガンムが入って来ました。

しっ!

ガンムは指を口に立てて周囲を警戒します。

なんですか?

チョンヤは訊ねました。

ヨンロは4階の倉庫に 安企部があなたとヨンロを逃がせと 行きましょう

ガンムはチョンヤの手を引いて4階に上がります。

***

ガンムとチョンヤは屋上を走ります。ガンムは前寮長室の入口を開けました。

ヨンロさん?

チョンヤは奥の部屋に向かいます。ガンムは入り口の扉を閉めると錠をおろしチョンヤを閉じ込めました。そして階下に下ります。チョンヤはヨンロがいないことがわかると入口に戻り扉を開けようとしますが開きません。

閉じ込められた?

チョンヤは悔しがります。

***

学生達はマンドンに先導され礼拝室から階段を下ります。

前について階段を下りるんだ

気をつけて

学生達は列を作り注意しながら降りて行きます。

ブノクはギョクチャンがしまった工作金の入ったリュックを探します。そしてリュックを見つけますが、武器の入っているリュックは重くて持つことが出来ず仕方なくトイレに移動させました。 サンボムも工作金を探しますがブノクに隠されて見つけることができません。

グァンテとビョンテは地下2階に降りたギョクチャンを締めだそうと仕切りの扉に鍵をかけました。

あいつら・・

ギョクチャンは激怒して閉められた扉を蹴ります。 

チョンヤは入り口の扉のガラスを割って外の留め金を外しました。そして階下に下ります。

***

スホは寮長の部屋に入るとヨンロの名を呼びました。

ウン・ヨンロ!

スホの声を聞いたヨンロは慄きます。スホは寮長の部屋を点検していきヨンロのいる鍵穴つきの扉の前に立ちました。

ウン・ヨンロ、いるんだろ?

スホは以前4階に匿ってもらった時二人の合図だったノックをします。

私達の合図を決めましょう トントン トントントン こうノックしたら ”ウン・ヨンロだ 早く開けよう” そう思ってください

ヨンロはスホが自分が教えたのと同じノックをしているのに気づきました。

ヨンロ 答えてくれ

***

そこへガンムが入って来ます。ガンムはスホを殴ろうとしますがスホにかわされ、二人は殴り合いになります。 

二人が争っていると気づいたヨンロは扉を開けました。そしてガンムを殴りつけているスホを見て、ガンムを助けようと鉄の花瓶を掲げます。しかし振り向いたスホと目が合ってしまいました。その隙にガンムがスホの首を締め付け銃を取り上げます。

起爆装置はどこだ?

ガンムはスホに聞きました。

***

学生達は玄関までやってきます。扉の前に積まれたバリケードを見て寮長が命じました。

どかせるよ

学生達はどかし始めます。しかしビョンテが叫びました。

待った!

ビョンテは扉を指さします。

爆弾の仕掛けがある

皆は悲鳴をあげます。

ちょっと!

ヘリョンはビョンテに請いました。

ビョンテさん、解除できないの?

できない・・

なんとかしてよ!

そこへスホの腕を縛り引っ立ててガンムが来ました。

チーム長、爆弾が

ガンムはビョンテにスホを見張らせ爆弾を解除します。

さあ出て!

スホはヨンロを見ます。その目は”行け”と言っていました。

さあ早く外へ出るんだ

***

皆が外へ出ようとするとチョンヤの声が響きました

全員止まれ!

チョンヤが起爆装置を掲げました。

カン同志・・

スホは呟きます。

動かないで 少しでも動いたら

チョンヤは起爆装置を点滅させます。

おい みんなで死ぬ気か

ガンムが呼びかけます。

知るか

扉の前にいたグァンテが外に出ようとしました。チョンヤはスイッチを押し寮は爆発します

19話

寮は数か所が爆発しましたが人質達は無事でした。

テイルは制圧班の出動を止めて待機するよう命じます

スホはビョンテが落とした銃を足で引き寄せます。チョンヤがスホの縄を解き人質達に銃を向けました。するとガンムが銃を持って立ち上がりますが、スホとチョンヤがガンムに銃を向けました。

銃を捨てろ

ガンムは観念して銃を置きます。スホは銃を拾うとガンムに向けました。

みな頭に手をおけ 早く

スホは玄関の爆弾の仕掛けをやり直します。人質達はロビーに集められました。

***

ブノクは2階から人質達の様子を見て驚きます。そこへサンボムが来ました。

お前だろ カネはどこにやった?

それどころじゃない 脱出は失敗よ

ブノクは言いますがサンボムはブノクの襟を掴みます。

私も知らない

お前しか知らないだろ 死にてえのか

サンボムはブノクを責めます。

***

ギョクチャンは銃を撃ち扉の鍵を壊して階段を上ります。そして人質に銃を向けているスホに言いました。

2階を見てきます

ギョクチャンが2階に上がると階段でブノクの首を絞めているサンボムを見つけます。

クズ野郎が

ギョクチャンはサンボムを階段から落としました。

来い

ギョクチャンはブノクに言いサンボムを引っ立てて人質に加えます。

ウンチョルは?

スホはギョクチャンに問いました。二人は互いを見ます。スホは食堂に急ぎました。

礼拝堂の通路を塞いで

チョンヤはギョクチャンに命じ、ギョクチャンは従います。

***

チョンヤは人質をながめました。

30人も解放してやったのに・・ 誰の指示?

チョンヤはガンムを見ます。

安企部? それとも寮長?

すると寮長が立ち上がりました。

私です 学生達は従っただけ

そうなの

チョンヤはヨンロを見ました。

寮長の指示で隠れたの?

ヨンロは立ち上がって話しました。

いいえ 私が提案しました 今日兄の出棺なので行きたくて・・ 脱出しようと私が言ったんです

またあなたね あなたのせいで・・

(私の正体がバレた)

先生がスパイだなんて 私達を助けようとしてたのはウソだったの?

チョンヤは目を潤ませているヨンロの額に銃をつきつけます。学生が悲鳴をあげました。その時横にいた寮長がヨンロの頭を下げ座らせます。チョンヤは銃を下ろしました。

***

ウンチョル!

スホは食堂で叫びました。縛られていたウンチョルは爆風にあおられて倒れていました。

ウンチョル! しっかりしろ

ウンチョルは目を開け耳を押さえます。

組長同志 聞こえません もっと大声で

ギョクチャンが来て壊れた窓から外に拳銃を向けます。攻撃の気配がないとわかるとギョクチャンは銃を下ろしスホに話しました。

組長同志、リュックがありません

まずはウンチョルを運ぶ

二人はウンチョルを寮生のベッドに寝かせます。

組長同志、人質は? 

血だらけのウンチョルは訊ねます。

大丈夫だ 問題ない

スホは答えますがウンチョルは聞こえないようでした。スホ達はウンチョルを置いて部屋を出ます。

***

スホは壊れた窓から外を覗きますが狙撃手達には待機の命令が出ているようで撃って来ません。

電話機を207号室に 食堂前と廊下にブービートラップを

スホはギョクチャンに命じました。

リュックがないと無理です

盗もうとしてたヤツに聞け

***

チャンスは斎場で命じていました。

兵力を総動員して突入しろ

”人質がいる2階の食堂とチーム長のいる203号室で爆発がありました”

テレビでは寮の爆発のニュースを流していました。

負傷した学生だけでも救出すべきだ 食堂で爆発したんだぞ 学生がいるはずだ

人質を殺すはずがない あいつらが北の指令に背くもんか

テイルは言います。

ブービートラップに引っかかって・・

この野郎! 今日は息子の出棺だ そんな日に娘まで殺す気か?

チャンスは激怒します。ホン夫人が駆け寄りました。

あなた、ここには私がいますからヨンロをなんとかして 現場に行ってください

チャンスは電話を切ると出ていきます。

13人だけ死んで 多くても少なくても駄目

ホン夫人は呟きます。

***

サンボムはギョクチャンに殴られていました。

本当に場所を知らないんです

サンボムは訴えます。そしてブノクを指さしました。

あの女が隠したんだ こんちくしょう

ブノク、正直に話してくれ でないとサンボムが死んでしまう

マンドンがブノクに頼みました。

学生達の私物を盗んでこの人達のカネまで?

私じゃない

本当に?

チョンヤがブノクに聞きました。

ブノクは首を振ります。チョンヤはサンボムに銃を向けました。

最後に聞く 3つ数えるまでに答えないとこいつは死ぬ

ブノクは目を丸くします。

ブノク、お願いだ

マンドンが土下座します。

1

あなたのせいで人が死んでもいいの?

寮長がブノクを諭します。

2

ブノク、お願いだ

マンドンが叫びました。サンボムは目をつぶります。

トイレです!

ブノクは声を上げました。

トイレの掃除用具入れです この人がリュックを入れるのを見ました

チョンヤはサンボムを突き飛ばします。

ブノク! その口を裂いてやる・・

サンボムは怒りますがギョクチャンに蹴られます。

さっきもこの人私を脅してたでしょ?

ブノクはギョクチャンに言います。ギョクチャンはさらにサンボムを殴ろうとしますがそこへスホが来ました。

チュ同志、ブービートラップの設置を

スホはチョンヤに話します。

ウンチョルがケガを 212号室にいます

チョンヤとギョクチャンは歩き去ります。

***

スホは一人になると人質達に告げました。

言ったはずだ 危害を加える気はないと

スホはヨンロを見ます。ヨンロはスホを見上げました。

人質はこれ以上解放しない 生きるも死ぬも我々と一緒だ

人質達はざわめきます。ヨンロは涙をためてスホを見つめました。

***

”被害状況はいまだ不明 初動対応の遅れにより犠牲者が出ないことを祈るばかりです”

ソンシムミヘはシャルマンでテレビの報道に顔を曇らせます。

全員死んだかも

ソンシムは言いました。

爆発したんですものねえ 13人以上死んだでしょう

でもピッタリ13人かも

ミヘは呆れてソンシムを見ます。

奥様ったら 導師様は13人死ぬと言ってません 13人死ななきゃならないと言ったんですよ

わかってるわよ!

ソンシムは立ち上がります。

でもなんとなく13人死んだ気がするんですもの!

店員がお茶を持って来たのでソンシムは座ります。テレビにアン局長が出たので3人は注視しました。

”さらなる爆発の可能性もあるため慎重を期しています”

アン局長はテレビに向いてるわ

ソンシムは話しました。

普段は存在感なんて少しもない影みたいな人なのにカメラの前に立つとまるで別人ね うちの人も褒めていたわ

最近アン局長は大人気なんですよ ファッションまで流行してます

店員がミヘに気をつかって言いました。

オーナにもいくつもインタビューの依頼が

ソンシムはミヘを見ました。

そりゃあなたの見立てだものね

ソンシムはお茶を飲みます。

夫がかけてるサングラスが冬なのに売れてるそうね

はい

店員が笑います。ソンシムはテレビを見つめました。

あのサングラスが?

***

テイルはスホに電話していました。

お前はバカか? 作戦を忘れたのか? 長引かせてるように見せる約束だろ?

テイルはスホを怒鳴ります。

それなのに爆発とはどういうことだ?

放っておくべきだったか チーム長と人質が脱出するのを

テイルは顔をしかめます。

イ・ガンム あいつめ・・

そこへチャンスが来ました。

制圧班を突入させる

チャンスが指示するとテイルが止めました。

待て イ・ガンムが人質を連れて脱出しようとしたからやむなく爆発させたそうだぞ

チャンスはテイルの電話を取ります。

ウン・チャンスだ 突入すれば君たちは5分で死ぬ 娘は無事か? 死傷者は?

落ち着け これは工作だろ 娘も他の人質も無事だ

爆発など勝手なことをするならただちに娘を解放しろ

何だと?

テイルが電話を持つチャンスの手を引っ張りました。

正気か? 報道陣が見てる前で安企部長の娘だけ助けると? 昨日と話が違う!

南北の取引にうちの娘は関係ないだろ

チャンスは電話で会話を聞かれたことに気づいて受話器を手で覆いました。

お前もいざとなれば娘だけ救えと言ってたくせに

保険は必要だろ? 万が一バレた時のためにな 安企部長の娘が人質になっていれば誰も工作を疑わない

・・この野郎

二人は睨みあいます。

***

チャンスは電話を再開します。

君たちの生還は私が保証する 娘を解放しろ

生還のためにも解放はしない

娘が無事だと言うのはウソだな

無事くらいは確認させてやる

よし 5分後に食堂に娘を連れてこい

休憩室の窓に

娘の安否確認をする様子を報道陣に見せると? 食堂に連れてこい

チャンスは電話を切ります。

ヤツが娘を連れてきたら射殺しろ

待て

チャンスは射撃班に命じますがまたもテイルが止めます。

爆発まであったのにモタモタしていたら国民に怪しまれる 工作がバレるぞ

それはお前の考えだろ? 選挙まで長引かせると閣下に約束した

チャンスはテイルを無視します。

早く射殺命令を出せ!

チャンスは部下に命じました。

人質を連れてきたらすぐに射殺しろ

***

私に許可なくウン・ヨンロを見せると?

爆発後ウン・チャンスの態度が硬化しました 落ちつかせて・・

爆発はイ・ガンムのせいでしょ 私の正体まで・・ 何故こっちがむこうの要求に従うの?

カン同志 ここは南朝鮮であり我々の占領地ですが北南の協議に支配されています 安企部長は敵ではなく南朝鮮の人民の目を欺き我々を生還させてくれる協力者です しかし完全には信頼できないため娘は解放しません ですから無事を確認させるのです

何かあったらどう責任を取るの? もしあの子が勝手なマネをしたら?

スホは黙ります。それから言いました。

選挙まであと8日 ウン・チャンスをなだめ時間を稼ぐべきです

・・まあいい 好きにしなさい

***

ギョクチャンは自分を地下に閉じ込めたグァンテ達を殴りつけていました。

よくも閉じ込めたな

礼拝室に座らされた寮生達は耳を塞ぎます。

やりたくなかったけとあいつに言われて・・

グァンテはガンムを指さします。

南では安企部に逆らうと命はないので許してください

ギョクチャンはビョンテを足蹴にしグァンテの髪を掴みます。

俺を閉じ込めるとは 覚悟しろ

ギョクチャンは銃を振り上げます。

やめて!

ヨンロは立ち上がりました。ギョクチャンはヨンロを見ます。

やめろだと?

ギョクチャンはヨンロの襟を掴みました。

強気だな 組長に特別扱いされてるから? お前など簡単に殺せるんだ

そこにスホとチョンヤが来ました。

ウン・ヨンロ 来い 

スホはヨンロを連れて行きます。

チョンヤはギョクチャンを呼びました。

私の正体を話そうとしたら撃っていい 急所は外して

ギョクチャンは頷きます。

***

娘の無事を確かめたいそうだ

スホはヨンロの手を引きながら話しました。ヨンロは足を止めます。

父に電話をさせて

ヨンロは頼みますがスホはヨンロの手を引きます。

電話をさせてよ!

その時後ろからギョクチャンが来ました。スホは廊下に張られた糸を跨いで振り向きます。

ヨンロはスホのくれたネックレスを出すと廊下に投げつけました。スホは目を伏せます。ギョクチャンが銃でヨンロを小突きヨンロは糸に足が触れそうになりました。

ヨンロは糸を跨ぎ歩きだそうとします。スホはヨンロの手を掴んで止めました。

命令通りに動け さもないと死ぬぞ

スホはヨンロを連れて行きます。

***

チャンスは狙撃手を連れて裏山から寮の食堂を見下ろします。

双眼鏡を

スホとヨンロは壊れた窓に寄ります。後ろの柱からギョクチャンが二人を見張っていました。 

スホはヨンロを押し出して壊れた窓に立たせます。

いた

チャンスは双眼鏡を下ろして叫びました。

ヨンロ!

父さん

スホがヨンロに呼びかけました。

もういい 来い

父さん・・ 父さん!

ウン・ヨンロ!

スホが声をあげます。

ヨンロ!

チャンスは手を振ります。

父さん、私は大丈夫

ああ ヨンロ

兄さんを・・

ヨンロは泣き出します。

私の分まで見送って

ウン・ヨンロ、早く来い

スホはギョクチャンがヨンロを狙い引き金を引くのを見ます。

死にたいのか?

ヨンロは泣きながらスホを見ました。そして父に向かって叫びました。

私達を助けて! 誰も信じられない

ギョクチャンがヨンロに向かって発砲しました。スホはヨンロを庇って倒れます。

危ない!

狙撃手が一斉に窓に向かって撃ち始めました。スホはヨンロを庇い壁際に押し込みます。

撃つな! 撃つんじゃない!!

スホはヨンロを庇いながら逃げようとします。銃撃で扉がスホに倒れかかりました。

撃つのをやめろ ヨンロ!! 

チャンスは叫びます。

***

チョンヤは銃を持って食堂に向かいます。ギョクチャンが食堂から出てきて言いました。

カン同志の正体を明かそうとしました

スホとヨンロか出てくるとチョンヤは睨みます。スホはヨンロを壁に押し付けました。

勝手な真似をするな!

ヨンロはスホの腕の傷を見ます。

イム同志 どきなさい

チョンヤはしばらくヨンロを見つめるとその頬をはりました。スホは眉を寄せます。

チュ同志 この娘を地下室に 水も飲ませないで

ヨンロは連れて行かれます。チョンヤはスホを見ます。スホは目を逸らしました。

ウン・チャンスをなだめなさい

わかりました

***

敵が先に発砲しました 負傷者はいません

アン局長達は報告を受けます。

何しに行ったんだ 情けない

テイルはぼやきます。けれどチャンスが戻ってくると言いました。

まあ制圧を試みたことにはなったな

チャンスはテイルの話を聞かずスホに電話します。

よくも撃ちやがったな 娘を解放しろ

任務が終わるまで解放しない 警告する 我々を制圧する気なら娘の死を覚悟しろ

なんだと? 娘に指一本でも触れたら・・ もういい お前達のボスと話す  

チャンスは電話を切りました。

交渉は俺がやるからここは任せてさっさと息子の所へ行け

テイルが話しかけます。

お前が涙を流しなから息子を見送ってこそ同情票が集まるだろ

チャンスはテイルを睨むと耐えられずに殴りつけました。

何をする?

私はこの作戦で息子を亡くし娘は人質に! 失敗したらお前をこの手で殺す お前はまず外の騒ぎを治めろ このままでは逆風になるぞ 目指すのは圧勝だろ?

・・そうだ

わかったか?

ああ・・

チャンスは斎場に急ぎます。テレビでは寮の爆発を聞いた人質の親たちが続々と駆けつける姿が報道されていました。

”事件の状況を訊ねる保護者達に対共捜査局長は待てと言うばかりです ずさんな対応を続ける政府に批判の声が上がっています”

ずさんだと? このアナウンサーを首にしろ

テイルはテレビを見ながら命じます。

それよりも保護者をなだめるべきでは?

アン局長は話しました。

面倒だな・・

テイルはスホに電話します。

おい、34人は無事なんだろうな?

確かめたいか

ビデオカメラを渡すから全員撮れ カン先生もだ

チャン・ハンナに持たせろ

チョンヤが来て電話を切りました。

チャン・ハンナ要員を呼び・・

スホは立ち上がりチョンヤに説明しようとします。

手当を

電話がまた鳴りますがチョンヤは切ります。

血が出ている

スホはため息をつきました。

ドラマ(第18、19話)の感想

いやいやすごい展開ですね。ガンムと脱出した人質達、起爆装置を掲げるチョンヤ、窓際に立つヨンロを撃つギョクチャン…。

その前夜には工作員も人質もヘリョンの歌に聞き惚れていたのに…みな人の心を持っているのに一夜明ければ敵と味方…。なんだか人間というものの宿命というか罪深さというか寂しさというかイロイロ感じてしまいます。

ギョクチャンも一時気持ちが優しくなっていましたがまた冷酷な工作員に戻ってしまったようです。

スホはヨンロを愛しながらも組長として果たさなければならない責任を負っていてジレンマの中にいるようです。そしてチョンヤもスホに心を寄せているようだし、この三人の気持ちの行方は何処へ行くのかとっても気になります!

ドラマ
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