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BSJapanextで放送の韓国ドラマ「ゴールデンスプーン」でテヨンはヒョンドと対決するもナ会長殺しの罪を着せられる!その第25、26話の詳細なネタバレあらすじ、感想も!!

ドラマ

こんにちは。カナエです。今回もBSJapanext放送の韓国ドラマ「ゴールデンスプーン」(第25、26話)について書いています。

ヒョンドが金のスプーンで入れ替わったクォン・ヨハンだと判明する

ドラマのキャストとこれまでの話

<第1、2話とキャスト>  <第3~5話>

<第6話とサブキャスト>  <第7、8話>

<第9、10話>      <第11~13話>

<第14、15話>     <第16~18話>

<第19、20話>     <第21、22話>

<第23、24話>

ドラマ(第25、26話)のあらすじ(ネタバレ)

第25話

あんたは俺の人生を破滅させた

ジュンテヒョンドへの怒りを抑えられず銃を向けます。

撃ちたければ撃てばいい しかしその前にお前が知らないことを教えてやろう ヨンシンはお前の姉じゃない 母親だ

なんだって・・!

衝撃を受けたジュンテは演奏会の会場に走りました。

ジュンテがヨンシンに銃を向けたので演奏会の客達は驚いて逃げ出します。その中にはヨジン(ヨヌ)もいました。

ジュンテ・・どうしたの?

ヨンシンはジュンテをなだめようとします。

・・姉さんは俺の母親か?

ジュンテは問いました。

何言ってるの 私は姉よ

姉さん、本当のことを言ってくれ

ジュンテはヨンシンに請いました。けれどヨンシンはあくまでも母親であることを否定します。ジュンテは涙を流しました。

本当の姉だったら俺を落ち着かせようと母親だって言うはずだ 母親だったんだね

ジュンテ 違うの・・

母さん

ジュンテは銃で自分の頭を撃ちました。

テヨン(ユク・ソンジェ )ジュヒ(チョン・チェヨン )チョルの葬儀に行きます。

テヨン、あんたのせいで父さんが・・!

スンアはテヨンを見ると責め立てました。

やめなさい

ソネに止められたスンアは祭壇の部屋から出て行きます。ムンギが窓際で涙を流すスンアにハンカチを差し出しました。

私だってテヨンのせいじゃないのはわかってる・・

スンアはハンカチで涙を拭きながら言いました。

テヨンはチョルの遺影の前に跪きます。

(父さん・・)

お前を”スンチョン”とまた呼べた  良かった・・

チョルの最期の言葉が蘇りテヨンは号泣しました。

いい企業家になってくれ

(父さん、ごめんなさい・・ 本当にごめんなさい)

葬儀に来たヨジンは泣き崩れるテヨンを見て動揺します。

私のせいじゃない 違うわ

ヨジンは居たたまれずに斎場から去りました。

テヨンは昔2人が喧嘩した川べりでスンチョン(イ・ジョンウォン)と会いました。

ここで金持ちになると俺は誓ったんだ

川を眺めながらテヨンはスンチョンに話します。そして謝罪しました。

お前の人生を俺は盗んだ 本当に申し訳ない これからどうするかはお前が決めてくれ

テヨンはスンチョンにスプーンを渡しますが、スンチョンは言いました。

俺はテヨンに戻る気はない お前は今の人生を好きなように生きろ

スンチョンは去って行きました。

スンチョンの会社に来たヨジンは婚約解消を受け入れます。

私がおじさんに金のスプーンを渡したの 私のせいよ

ヨジン、お前のせいじゃない 自分を責めるな

スンチョンはヨジンに言い、手を差し出します。

今までありがとう 感謝してる

握手はしない 私が振ったことにして

ヨジンは社長室から出て行きます。そして歩きながら涙を流しました。

ジュヒのテレビ局ではワン作家がジュンテの死について話していました。

病院で死亡したことになってるけど自殺だという噂があるの

ワン作家は屋上でジュヒに言いました。そこへヨジンがやってきます。

私は演奏会にいたから詳しいわよ あれは自殺だった ファン会長がもみ消したのよ

ヨジンは明かします。そして続けました。

テヨンと破局したことを記事にしていいわ  彼とはもう関係ない それを言いに来たの

ヨジンはジュヒを一瞥すると去って行きました。

テヨンとしてこれからも生きることになったスンチョンはチョルが望んだような企業家を目指そうと決意します。しかしそれは父親のヒョンドの志向とは相容れないものでした。ヒョンドはテヨンが自分に従わないのは元の家族への未練を断ち切れないからだと考えます。

テヨンに元には戻れないということをわからせてやらなければ

ヒョンドはテヨンの金のスプーンの相手であるスンチョンを邪魔な存在だとみなして男達に襲わせました。

第26話

スンチョンが襲われたと知ったテヨンはヒョンドの関与を疑います。

でも何故お父さんが?

テヨンはハッとしてスンチョンを見ました。

スンチョン、お父さんにはクォン・ヨハンという友達がいたんだったな 友達なら同級生ってことか? ・・まさか

テヨンはスプーン売りの老婆の言葉を思い出します。

同級生の家に行き3回食事すればお前とその子は入れ替わる

クォン・ヨハンだ

何だって?

スンチョンが訊ねます。

お前を襲わせたのもナ会長を殺したのもヨハンだ ヒョンドと入れ替わってたんだ

テヨンは告げました。

テヨンにまで手を出すなんて許せない!

テヨンはヒョンドの裏金などの不正資金のリストアップを始めます。

テヨンの行動を報告されたヒョンドは眉を寄せました。

放っておけ

ヒョンドは電話を切ると夜の庭で木の枝を切っている庭師に訊ねました。

枝の剪定を?

若い庭師はキャタツから降りるとヒョンドにお辞儀して言いました。

はい 不要な枝を切るとよく実が育つんです

そうだな だが無駄だった

庭師は不思議そうにヒョンドを見ます。

もうこの木は必要ない 切ってしまえ

テヨンは朝がた家に戻ります。

遅かったですね 今まで何を?

ムンギが声をかけました。

知らない方がいい

テヨンは行こうとしますがムンギは話を続けました。

僕に秘密ですか?

テヨンはムンギの腕に触れました。

すまない 兄貴のことは信頼してる だけど話したら兄貴に危険が及ぶから 

テヨンは部屋に行こうとしますがムンギはテヨンの腕を掴みました。

水臭いぞ 兄のように慕ってるんだろ? 秘密は無しだ

兄貴・・

ムンギはテヨンのネクタイを直しました。

俺はお前の味方だ 協力するよ

兄貴 ありがとう

テヨンはムンギに見つめて言いました。

俺はお父さんを倒す

テヨンはヒョンドに呼び出されムンギの運転で廃ホテルに向かいます。

ここで待ってて

テヨンはムンギに言うと中に入ります。テヨンが通路を歩いていると突き当たりにヒョンドが姿を現しました。

なんでわざわざここに呼び出したの?

テヨンは訊ねます。

ちょうどそこが私の友人の死んだ場所だ

テヨンは足を止めますが、そのままヒョンドに近づきました。

クォン・ヨハンというとても親しい友人だった お前はそれを調べてただろ? 私に直接聞いてくれたら話してやったのに

・・実はファン・ヒョンドじゃないということも?

ヒョンドは顔を強張らせます。

はじめまして クォン・ヨハンさん

ヒョンドは笑いました。

ついにこの時が来たか イ・スンチョン

廃ホテルの前にパトカーがやってきました。ムンギは眉をひそめてそれをながめます。

いつから気づいてたの?

テヨンはヒョンドに問いました。

初めて家に来た時だ お前が金のスプーンで食事をしたからわかった

そうだよ あまりにも貧しくて金持ちになりたかった でもあなたはカネに困っていなかったはず もう十分に金持ちだったのでは?

私が金持ちだったと?

ヒョンドは皮肉に笑います。

聖書を読んだことは? ”神”という言葉を”カネ”に置き換えても少しも違和感がない 善と悪 生と死 永遠の命と復活 神の道さえもカネに支配されてる カネこそが信仰だ 私はその道を選んだ

ヒョンドは語りました。

だからナ会長が邪魔になって殺したと?

そうだ カネもかかるし強情だった

それだけで人殺しを?

人殺しというより私の進む道を邪魔する不確実性を排除したってことだ

テヨンはヒョンドを睨みます。

テヨンも邪魔になったから殺そうと?

あいつが金のスプーンを持っている限り安心できないからな 

クォン・ヨハン・・ あんたは悪魔だ

ヒョンドはテヨンの顔を覗き込みました。

お前も同じだろ 息子よ お前は私によく似てる

ヒョンドはテヨンの襟を直します。

まだ見捨ててはいない 俺の息子として生きろ

テヨンはヒョンドを見ました。

イヤだと言ったら? おばあさんが言ってた ”選択は常に代償を伴うものだ”と

それは心弱い者に限った話だろう

いや あんたもその代償を払うことになる

通路の向こうから男達がやってきました。

来たようだな 検察の捜査官達だ あんたから聞いたトシンの秘密が役に立ったよ

私達だけの秘密だ

僕を恨まないで 一緒に行くので 他人の人生を盗んだからその代償を払わないと 一緒に行こう お父さん

私に何の代償を払えと言うのかわからない

覚えてない? ペーパーカンパニーに横領と脱税 お父さんが教えてくれた数え切れない秘密は全部検察に伝えた

テヨンは明かしました。しかしヒョンドは余裕の笑みを浮かべます。

そうか 悪いがお前の行動は全てお見通しだ 罪は1人で償ってもらおう ナ会長殺しも

俺は殺してない

いやお前が殺した ナ会長の血がついたお前のジャケットを検察に渡した

ファン・テヨンさん

検察官がテヨンに声をかけました。

殺人容疑で逮捕します

過ちを犯したなら罰を受けないと 息子でもかばう気はない

ヒョンドはテヨンに告げると検察官達に頭を下げました。

お願いします

テヨンは手錠をかけようとする検察官を振り切って駆け出しました。

俺は殺してない!

ヒョンドがナ会長を殺した経緯はこうでした。10年前の夜ナ会長からヒョンドに動画が送られて来ました。それはヒョンドがクォン・ヨハン(本当のヒョンド)を殺す動画でした。

脅されたヒョンドはその夜にナ会長宅に出向きます。すると屋敷からテヨンが走り出てきました。

どうした・・?

ヒョンドはテヨンの後ろ姿をながめました。

ヒョンドは屋敷に入りナ会長と話しました。

ちっぽけだった放送局をここまで大きくして差し上げた これ以上私に何をお望みで?

ヒョンドはナ会長に問いました。

生きるためだ うちを助けると約束しろ そうすれば映像の元データを渡そう

ヒョンドはナ会長をながめた後で懐から封筒を出しました。

譲渡性預金の証書です この額ならUBSを再建出来る

ありがたい!

ナ会長は元データをヒョンドに渡し証書を受け取りました。

礼を言うよ この恩は決して忘れない

ナ会長はソファーに座り証書の枚数を確認します。

俺だってこんなマネはしたくなかったんだ だがUBSのためにはやむを得なかった

ヒョンドはナ会長のデスクに置かれた鉄の文鎮を取りました。

ところで聞きたかった クォン・ヨハンを殺した理由はなんだ?

ヒョンドは背後からナ会長の頭を殴りつけます。

わぁ!

ナ会長は床に倒れました。

あなたのように私をゆすったから 殺したんですよ

ヒョンドは会長を何度も殴りました。

ヒョンドが血だらけのナ会長の死体を見下ろしているとテヨンが戻ってきました。ヒョンドは隣の部屋に身を潜めます。

会長 どこですか?

テヨンは会長の遺体を見てアメリカでの事件を思い出し発作を起こします。テヨンが気を失うとヒョンドはテヨンの様子を見ながらコ弁護士に電話しました。

テヨンが事件を起こした 処理を頼む

ヒョンドはテヨンに殺人の罪をなすりつけたのでした。

ジュヒ達テレビ局の職員はテヨンの逮捕ついての警察の発表をテレビで見て驚きます。

ファン・テヨンを資本市場法違反およびUBS、ナ前会長の殺人容疑で全国指名手配します

まさか テヨンが・・!

ジュヒは顔色を変えました。

スプーン売りの老婆は10年の期限が来てスンチョンを待っていました。けれど代わりにテヨン(現在のスンチョン)が来ます。

以後この場面だけスンチョン→テヨンで進みます

呼んだ男が来ず用もない男が来たな 金のスプーンを2回しか使ってないだろ? 何故来た?

返品します もう使わないので3万ウォン返してください

返品?

老婆は声を上げて笑いました。

返品しに来た人は初めて見たよ 後悔しないのかい?

テヨンは笑ってスプーンを老婆の前に置きました。

しません こんなのは悪趣味ですよ 何故売るんですか?

決まってるだろ 世の中が不公平だと皆が文句を言うからだよ こんな機会でもあれば悔しさも減るってもんだろ

そんな機会は要らないからお金を返してください 早く

わかったよ

老婆はお金を渡しました。

待っていてもスンチョンは来ませんよ

テヨンは老婆に言いました。老婆は舌打ちします。

あの子も同じか 自分の用がすんだら顔も見せやしない 最後に教えてやりたい話があったのに

テヨンは眉を上げました。

あれですね 人のスプーンで食事すると持ち主の記憶が全て見える

老婆はびっくりしました。

誰に聞いた? さてはヨジンだな べらべら喋ったのは・・

テヨンはスンチョンからスプーンの秘密を聞いていました。テヨンの携帯が鳴ると老婆は携帯を指さします。

おや、噂をしたらそのヨジンから電話が来た

テヨンが携帯を見ると確かにヨジンからでした。テヨンは驚いて老婆を見ますが、ヨジンからの電話に出ます。

何の用だ

テヨンはヨジンの話に顔色を変えます。

スンチョンが?

以後テヨン→スンチョンに戻ります。

スンチョン(現在)はヒョンドの屋敷に押しかけます。

全部あんたの罪なのに何故テヨンに着せるんだ?

”テヨン”だと? お前は骨の髄までスンチョンなんだな だからスンチョンの人生を選んだわけか 愚かなヤツめ

なんだと? クォン・ヨハン、何がそんなに偉いんだ 俺の父の全てを奪って得た地位なのに!

ヒョンドは嘲笑いました。

勘違いにも程がある トシンを大きくしたのは私の努力と才能だ お前の父親なら倒産してた それにお前も父親も親に恵まれただけだろ

でも誰かの人生を奪うのは間違いだ

では裕福な親のおかげで豊かに暮らすのはいいのか 自分の才能と努力で全てを手に出来る世の中、それこそが”公平”というものだ!

いや! そうは思わない 家柄で人生が決まるのも、才能が全てだと信じる社会も間違ってる 親のカネと才能のあるなしに関わらず人間は皆同じだ!

人間は決して同じではない!

2人は激しく言い争います。

そんな道德感だと一生貧しく生きることになるぞ

構わない あんたのように人は殺さないから

ヒョンドは笑いました。

果たして証拠が出てくるだろうか またテヨンに戻るなら思い出すかもしれないが手遅れだな スンチョンはおばあさんには会いに行かない 私と同じく

ヒョンドは勝ち誇ります。

”おばあさんに会いに行かない”か・・

スンチョンはヒョンドの屋敷を出ながら呟きました。

”私と同じく”・・

スンチョンは閃きます。

ファン・ヒョンドはおばあさんに会っていない!

パトカーがテヨンの車を見つけて署に連絡します。

容疑者の車を発見 容疑者は逃げました

テヨンとムンギは植え込みの陰から警察の様子を見ていました。

社長、どうします?

ここで別れよう 一緒にいると危険だ

バカを言うな

ムンギは拒みました。

あのさ 

はい 社長

敬語かタメ口どっちかにしろ

こんな時によく冗談が言えるな

2人は笑います。その時スンチョンから電話がきました。

電源を切れ 位置がバレる

でも出ないと・・ スンチョン、何だ?

ヒョンドはスプーンの最後の規則を知らない!

スンチョンはテヨンに伝えました。

テヨンとムンギはヒョンドのスプーンを探しにトシンタワーの会長室に向かいます。

見つかるとマズイのに何故会社に?

会長室で探すものがあるんだ

2人は人目を避けながら会長室を目指します。テヨンは美術館のポスターを見てハッとしました。

まさかプ・ヨンスの美術館に?

テヨンは以前ヨンスの運営する美術館で聞いた話を思い出しました。ヨンスはテヨンに話しました。

財閥の友人の物も置いてある 管理は面倒だが手放すのは惜しいようだ 君のお父さんの物もあるぞ

テヨン達はヨンスの美術館に向かいます。

ジュヒは電話しても出ないテヨンを心配します。

ちょっと出てきます

ああ、行きなさい

ピョンプロデューサーが優しく言いました。

可哀想なナ作家

ジュヒの後ろ姿を見ながらピョンプロデューサーは嘆きました。

ファン・テヨンを口説こうと頑張ってたのに 

全くなんて人なの!

ワン作家がピョンを睨みました。

わかりもしないで余計なことは言わないの!

ごめん 口を縫っておくよ

ピョンは素直に謝ります。そして慌てました。

そう言えばナ作家に”ナ・サングクの成功秘話”のビデオのコピーを頼まれてた!

ジュヒが階段を下りるとちょうどヨジンが来ました。

ジュヒ、スンチョンの居場所を知ってるの?

ヨジンは訊ねました。

知らない 携帯も切ってるみたい

ファン・ヒョンドも金のスプーンを持っるって スンチョンを見つけないと殺されるかも

なんとかしないと・・ 方法を探すわ

ないってば! この国でファン・ヒョンドに勝つ方法なんてないの でもスンチョンを救う方法が1つだけある

ヨジンは言いました。ジュヒは目を見開きます。

それってなに?

スンチョンに戻るの 今日はおばあさんに会う日だわ スンチョンに戻れば助かる ジュヒ、スンチョンを説得して!

ヨジンは必死でジュヒに請いました。

彼を救うためよ!

ヨジンはジュヒの手を取ります。ジュヒは頷きました。

だけど・・そしたらテヨンはどうなるの?

ヨジンは手を離します。

私はスンチョンさえ助かればいい 他の人のことなんて関係ない

ヨジン、私もスンチョンを助けたい でもそれは違う それに私の知るスンチョンはその道は選ばない

ヨジンは薄笑いを浮かべました。

わかった そうやっていい人ぶってなさい

ヨジンは歩き去ります。

何か方法があるはずよ

ジュヒが呟いていると知らない番号の電話が来ます。

もしもし・・どなた?

ジュヒ 俺だ

スンチョン!

惣菜店でアン社長はソネに話します。

人は見かけによらないよな 信じられないよ ファン社長は殺人なんかしないよ 少し生意気だけど情に厚くいい人だ

ソネは不思議そうにアン社長を見ます。

アン社長はテヨンをよくご存知なんですか?

もちろんよく知ってますよ ファン社長に・・

アンは口ごもりながら続けました。

ファン社長に口止めされてたけど・・実は店や家の家賃は俺が安くしてるわけじゃなくてファン社長の厚意なんです

え?

ソネは驚きます。

ジュヒは周りを警戒しながらテレビ局を出ます。私服の警官がジュヒの後を追いますが、ジュヒは教会に向かいました。ジュヒが教会に入るとたくさんのパトカーが教会に集まります。警官達は銃を携えて教会に入るとテヨンを探しました。そして懺悔室のドアを一斉に開きました。

動くな!

けれどいたのは懺悔中のジュヒと神父の2人きりでした。

なんですか?

神父は警官の非礼を怒ります。

♣ 

ソネはカーテンを開けて外を覗きます。

誰もいないわよ

ソネは台所のテーブルについているテヨンに言いました。

食事した? テヨン、まだよね すぐ支度する

食事の支度を始めたソネにテヨンは聞きました。

何故何も聞かないんです?

あなたを信じているから

テヨンはソネを見つめます。

とにかく信じてる

ジュヒは警察に怒ります。

教会まで入ってきて失礼です

すみません てっきりファン・テヨンといるかと

警官達は謝罪します。

今度こっそり尾行したら黙ってませんよ  

申し訳ありません

ジュヒは怒ったフリをしながら教会を去ります。

テヨンは大丈夫かしら・・

ソネは餃子スープをテヨンの前に置きます。

早く食べて

うまそうだ この前は食べられなくて残念でした いただきます

ちょうど餃子があって良かった 好物よね

ソネは笑いました。

おばさんは何が好きですか?

ん?

考えてみたら僕は両親をよく知りません 何が好きで何が嫌いか どんな学生時代を送ったか 母と父はどこで出会ってどうして好きになったのか・・ 全く知りません 興味がなかったから

もともと当たり前にあるものには興味を抱かないの 当たり前のものがなくなってから大切さがわかるのよ

テヨンはソネがチョルの笑う家族写真を寂しそうに見ているのに気づきました。

冷めちゃうから食べて

ソネは台所を出ていきました。

テヨンは1人になるとヨンスの美術館から貰ってきたヒョンドの金のスプーンを取り出します。

これで無実を証明できるなら、君にあげるよ 君とは長く付き合いたいからね

ヨンスはそう言ってくれたのでした。

テヨンはヒョンドのスプーンで餃子スープを食べます。するとヒョンドの記憶がテヨンの中に流れこんできました。

若いヒョンドとヨハン、金のスプーンを買ったヨハン、ヒョンドとの仲違い、スンチョンが金のスプーンで食事するのを見る現在のヒョンド、高価な画材をチョルに与えたヒョンド、ジュンテを破滅に追いやったヒョンド、ナ会長を殺害したヒョンド・・

この男はやはり悪魔だ・・

テヨンはスプーンをしまうと外にでます。

テヨン

ソネがテヨンをよびました。

行く当てはあるの?

はい ご心配なく

心配して当然でしょ

ソネはため息をつきました。

あの・・ お母さん

テヨンはおずおずと訊ねました。

一度だけ抱きしめても?

ソネは頷きます。テヨンはソネを抱きしめました。

母さん

ソネは目を丸くします。

お元気で

テヨンは通りに出ていきました。

テヨン?

ソネはテヨンを追います。テヨンは泣きながら走って行きました。

テヨン・・!

ソネの目に涙が溢れました。

ジュヒとスンチョンはナ会長の遺品を調べていました。

ヨハンがヒョンドを殺した証拠映像の元データが残っているかも 

そうテヨンから連絡を受けたのです。

まだあるかな? もう処分したのかも

探しながらスンチョンが話しました。

探せるだけ探してみよう

ジュヒはスンチョンを励まします。するとジュヒにワン作家から電話が来ました。

先輩、今日は欠勤すると伝えましたが

うん、わかってる でも来て貰う用事が出来たの

え?

テヨンはヒョンドの屋敷に侵入しますがヨンシンと鉢合わせします。

何故ここに?

お父さんに会いに 見逃してください

私が従うとでも?

ええ

ヨンシンは呆れます。

そういう生意気な態度にいつもムカついてた でもあなたの父親の方がムカつくから協力するわ 何をすればいい?

ヨンシンはテヨンを見つめました。

ヒョンドが家に帰ってくるとテヨンが食堂でコーヒーを飲んでいました。

お帰りなさい お父さん

コーヒーの香りだな 自首を決意したか

まさか スイスの秘密口座にあるお父さんの裏金をいいことに使ったと報告しに来たんだ 

お前に引き出せるものか

ヒョンドはあざ笑いますが、コ弁護士から電話がきました。

私がNGOに2兆5000億ウォン寄付したと? どういうことだ?

ほらね

テヨンはカップを置いて笑いました。

本当でしょ?

お前が? 誰に聞いたんだ

テヨンはヒョンドの金のスプーンをポケットから出して言いました。

あんたの金のスプーンだよ おばあさんに会って礼でもしていれば最後の規則を聞けたのに

最後の規則?

これで食事したら全てが見えた あんたのカネやあんたの過去 あんたの犯した罪まで あんたが父を侮辱しジュンテをそそのかして死なせた場面 クォン・ヨハンとナ会長を殺した恐ろしい瞬間

テヨンはジュンテを見据えます。

その全てのシーンが見えたんだ

ドラマ(第25、26話)の感想

それまで親子だったのに完全な敵同士になったヒョンドとテヨン。ヒョンドは自分の進む道を邪魔する者は排除すると言いますが本当に悪魔のような男ですね。

ヒョンドのせいで警察に追われる身となったテヨンは最後にソネに別れの挨拶に行きます。ヒョンドの金のスプーンで食事する必要もありましたが、いつ殺されるともわからない身となったので母親の顔を見ておきたいという思いもあったでしょう。テヨンがソネを抱きしめて「母さん」と呟くシーンは涙を誘います。ソネも母親の直感でテヨンが息子だと感じたことでしょう。このドラマの親子の絆を描いたシーンは胸に迫るものがありました。

ヒョンドは「カネは神」だと言いましたが、貧しくても暖かい親子であるスンチョンの一家に対してヒョンドの家は大富豪でも死の匂いに満ちた恐ろしい場所でした。テヨンがスンチョンのままでいいといったのも納得できますね!

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