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BSJapanextで放送の「スノードロップ」ではスホ達工作員と警察との激しい銃撃戦が始まる!その第8、9話のネタバレあらすじ、感想も!!

ドラマ

こんにちは。カナエです。今回もBSJapanextの韓国ドラマ「スノードロップ」(第8、9話)について書きたいと思います。

ヨンロはスホが”北”の工作員だと知ってその事実におののく・・

ドラマのキャストとこれまでの話

<第1、2話> <第3、4話> <第5~7話>

ドラマ(第8、9話)のあらすじ(ネタバレ)

第8話

寮長は207号室の4人を呼びます。

4階に匿ったの?

すみません 私の責任です 3人は悪くありません

ヨンロ(ジス)は謝ります。寮長は3人に言いました。

止めるべきだったでしょう?

警察に追われる学生を放っておけませんでした

ジョンミンが話しました。

スパイだったら?

それはありません! 合コンで・・

ヨンロは必死で釈明します。

下手をすれば4人ともスパイとみなされるわ それだけじゃない この寮全体がスパイの巣窟に仕立て上げられる

寮長の話に4人は沈黙しました。寮長は立ち上がります。

207号室 次は退寮だと忠告したはず

ヨンロは跪きました。

すみません 3人に反対されたのに私が”一晩だけ”と押し切ったんです! 4階にいたことも3人は知りません 罰するのは私だけにしてください!

ヨンロは叫びました。寮長はヨンロを見つめます。

いいでしょう 明日速やかに出ていきなさい

ジョンミンが止めようと前に出ますがヘリョンに腕を掴まれます。それでもジョンミンは言いました。

先生 ヨンロはまだ1年生です 私が出ていきます 私も手伝い・・

もちろんヨンロ一人では無理よ だとしてもヨンロが主導したはず 

寮長は泣いているヨンロを見下ろします。

パートナーですもの 違う?

寮長はヨンロを立ち上がらせました。

何故そんなことを? お父様が失望する

ヨンロは驚いて寮長を見ました。構わず寮長は続けます。

ヨ・ジョンミン、コ・ヘリョン、ユン・ソリは今度規則を破ったら退寮です そして今後は一切の電話に出られません

え? 電話まで?

ヘリョンが抗いますが寮長は指示棒で机を叩いて黙らせました。

***

ヘリョンはブノクの所へ行き問い詰めます。

あんたよね

ブノクは立ち上がります。

私だって証拠はあるの? たかが電話番だからって馬鹿にしてる? 親のお金がなきゃ何もできないくせに

何だって? 大学生のフリして合コンしてたのは誰よ!

ブノクは笑いました。

そんな誰かのせいで電話に出られなくなって残念よね おかげで私は楽できるわ

なんて言った?

ヘリョンはブノクの髪を引っ張り争い始めます。

このクソ女! あんたが告げ口したんでしょ

ヘリョンさん、やめて

ヨンロが止めますが二人は止めません。すると寮長がドアを乱暴に閉めて二人を睨みました。二人は凍りつき、ヘリョンはブノクを押しのけて部屋に戻ります。

***

スホ(チョン・ヘイン)北京にいる高官に連絡していました。

怪我は回復しました 任務に支障はありません

そうか 私がどれだけ気を揉んだことか 心配で夜も眠れなかった 平壌へ戻るに戻れずお前の連絡を北京で待っていたのだ

ご心配をおかけしました 父さん

スヒョク 今回の任務は必ずや完遂せねばならん

肝に銘じます

特権を維持したい連中が私の首を狙っている お前は奴らを潰すための最終兵器だ 忘れるな

忘れたことはありません 必ずや成功させます

スホは電話を切りました。

***

副部長同志、言ったろう 息子は絶対に生きていると

スホの父親は女性の部下に笑いました。

ともあれ無事で何よりです

副部長同志は話します。

この作戦は当初の計画通り息子が完遂する

しかし部長同志、すでに新たな工作組を・・

副部長同志が送った工作組は息子の応援に回って貰う

スホの父親は部屋を出て行こうとして振り返りました。

南との協議に同志はこれ以上関わるな

***

スホの父親の高官はテイルチャンスの2人と交渉を開始します。高官は要求する金額を書いたメモをテイルに渡しました。テイルはメモを見て笑い声を上げ、高官も笑います。

やっと話が通じましたね

テイルは言いながらメモをチャンスに渡します。チャンスはメモを見て呟きました。

・・4億ドル?

高官はチャンスを見ます。テイルは声高に言いました。

さあ、乾杯しましょう

3人は乾杯します。チャンスは笑顔の高官に話しました。

今回だけでなく次々回もその次の大統領選でも協力し合いませんと そういった意味からひと言 

どうぞ

高官は機嫌良く促します。テイルは不安そうにチャンスを見ました。

選挙の時期は弾が十分ではありません 当初の4倍の金額を用意するのは難しい・・

うう・・

高官は唸って顔をしかめました。テイルが高官の機嫌を取ります。

ウン部長は心配性だから困る 戦争に勝てるというのに弾を惜しんでる場合か

しかし高官は言いました。

ちょっと失礼 衛生室に行ってきます

高官は立ち去りながらチャンスに言いました。

政権を維持するのは難しいものですな

高官が行ってしまうとテイルはチャンスに怒りました。

お前は何故いつも土壇場でぶち壊す? 

当初の4倍ですよ 政権を守れても金が底をついたら”コード1”が喜びますか?

テイルはテーブルを叩きます。

やってられん 馬鹿なのか? もうろくしたのか

チャンスは立ち上がります。

何だと?

まあいい だがな 選挙に負けたら”コード1”と2だけじゃなく俺達も一巻の終わりだ

どうせ勝つ選挙だろ? これはただの保険だ

蓋を開けるまではわからない もし負けでもしたらみんなお陀仏だ

テイルはチャンスを睨みました。

金庫を開けろ

金庫?

”コード1”も国会も正確な額を知らない金 領収書も要らない安企部の裏金

チャンスはテイルを見ます。テイルは頷きました。

***

ソンシムホン夫人達とアン局長の妻ミヘの店、「シャルマン」でマージャンを楽しみます。ソンシムは医師のチョンヤに笑いました。

来てくれて嬉しいわ マージャンで一番難しいのは4人集めることよ

また呼んでください いつでも駆けつけます

チョンヤは笑顔を返します。

次は棄権します

ホン夫人は話しました。

あら、今日は調子が悪いようですね 

ミヘが言います。

あの話が気になるせい? ”13人”?

ソンシムが訊ねました。

そうね それだわ  未婚女性が13人死なないと・・

ソンシムがミヘを止めました。

こら 縁起でもない

なんのお話ですか?

チョンヤが聞きます。ミヘがチョンヤの耳元で囁きました。

13人死なないとご主人に良くないことが起こるって・・

ご心配ありがとう でも私はデタラメだと気にしてません

ホン夫人は告げました。

でも導師様のお言葉ですよ

信じるかどうかは任せるけど戦争でも起きない限り13人は死なないわね でもあなたは再婚だからご主人が死んだらお気の毒だわ

ソンシムの言葉にホン夫人は顔を強ばらせます。

何事も心構え次第です イ・ソンゲもかつて王になると決めた時刀で切りつけ手相を変えたそうですし

チョンヤはホン夫人に話しました。

ええ ”一切唯心造” 心構え次第ですよね 

ホン夫人は嬉しそうにチョンヤに笑いました。

***

207号室の4人は別れの酒盛りをします。ヘリョンはヨンロに謝罪しました。

ごめんね ヨンロ みんなあなたに背負わせて

いいえ 私の方こそごめんなさい 電話にも出られず・・

行くところは決まっているの?

ソリが泣きながら訊ねました。

親戚の家?

ジョンミンの問いにヨンロは答えました。

父の家に・・

ソウルにいるの?

10年前に母が亡くなってものすごく性格の悪い女と再婚したんです それ以来田舎で祖母と暮らしていました

ヨンロ・・ 可哀想に

ソリがヨンロに抱きつきます。

ヨンロ〜

ヘリョンも抱きつきジョンミンは横をを向いて涙を拭きました。

寮に入って仲間が出来て本当に幸せでした みんな大好きです

4人は大泣きします。

***

出ていく前に一度だけでもスホさんと話したい 電話が欲しい・・

ヨンロは願いますがスホはヨンロを気にかけながらも任務の遂行に動いていました。

***

ハン教授は教会に行きますがハンナが尾行していました。教授は懺悔室で神父に告解しようとしますが、いたのは神父に化けたスホでした。スホは教授に銃を向けます。

半年前に失踪したご子息の行方は確認を?

・・本当に平壌にいるのか?

彼がアメリカ留学中に交際していた女性は我らの同胞です 半年前ご子息はその恋人とオーストリアに渡った その二人を平壌まで案内したのは私です

スホは聖書を教授に渡します。教授が本を開くと息子の写真がありました。

息子さんから手紙を預かっています

ミンジェが手紙を?

ご子息は会いたがっていますよ

***

ハン教授は教会を出るとタクシーに乗り込みます。しかしその運転手はスホの部下でした

出してくれ

ハンナは教授のタクシーを追いかけます。タクシーは狭い路地に入りハン教授は慌てました。

おい、運転手さん、道が違うぞ

路地では工作員達がタクシーを待ち構えていました。タクシーが通った後で工作員達は林檎を乗せた台車を路地に突っ込ませます。林檎が道に転がりました。

わー!

工作員達はわざとらしく叫びます。ハンナはブレーキをかけました。

どいて!

「どいて」だと? 売り物が台無しなんだぞ! どうしてくれる?

工作員達が騒いでいる間にタクシーは走り去りました。

逃した・・

その時”無線を傍受した”と連絡が入ります。ハンナは安企部に戻りました。

***

グァンテはまだ安企部に拘束されていました。ガンムが来たのでグァンテは自分の顔を指します。

誰が殴れと言った?

ガンムは部下を叱りました。

同じ話を繰り返すばかりで・・

本当に見間違えただけなんです 女手一つで育ててくれた故郷の母のためにも出世したいんです アカを助けるわけが・・

グァンテは涙声で話します。ガンムは椅子を蹴り壁に当て、グァンテの襟首を掴みました。

・・わかっているよな?

もちろんです 慎重に任務をまっとう致します

ガンムはグァンテを突き放しました。

帰せ

***

ハンナはガンムに「無線交信を傍受出来た」と知らせ、メモを渡しました。ガンムは早速解読にとりかかります。

ハン教授を拉致したスホ達は教授に写真と手紙を見せました。教授は手紙を読んで涙を流します。

”静かな郊外に移った”とはどういうことだ?

教授はスホに訊ねます。

教授 ニューヨークに比べると過酷な環境です ご子息が平壌からの脱出を企てるほど・・

教授はスホに詰め寄りました。

どうすれば息子を救いだせる?

共和国に入り連れ戻せばいいのです

・・何だと?

CIAが察知する前に安全に連れ戻せるよう我々がお助けします

・・見返りに望むことは?

私は知りませんがこれだけは確かです 共和国の望みを聞いてくだされば無事に戻って来られます お約束します

教授は仕方なく”北”に行くことを了承しました。

***

スホは部下達にこれからの計画を説明します。

教授を連れて先に発て

組長同志は?

オゴン山へ武器と工作金を取りに行く 今夜22時工作船と合流する前に私も到着する

スホの暗殺を命じられた部下はスホを見つめます。

成功しなければグ厶チョル同志の死が無駄に 必ず完遂する

スホは言いました。

***

ガンムは無線の解読に取り組みます。夢中で解読するガンムをハンナ達は見守りました。

”ホス女子大学生寮” ”捜索が入った” ”見つかる恐れ” ”大至急” ”越北希望”

解読したガンムは言いました。

やはり寮にいた 行くぞ!

ガンム達は寮に向かいます。

***

ヨンロは荷造りをしていました。同室の3人も手伝ってくれます。

どうやって運ぼうか?

ジョンミンが聞きました。

ビョンテさんを呼んだ 車で運んでくれるよ

ヘリョンがヨンロに笑いました。

ありがとうございます 助かります

彼氏もたまには役に立つね

ジョンミンは言います。ヨンロはスホから貰ったカセットテープを見つめました。

それは何のテープ?

ソリが訊ねます。

スホさんがくれたやつ? 退寮になるのに電話もくれないなんて

・・追われているから無理よ

その時ブノクから連絡が入りました。

ウン・ヨンロさんに電話です

***

ヨンロはスホからだと期待して電話に出ますがそれは大嫌いな義母のホンからでした。

寮長から知らせがあったわ 安企部長の娘がなんてことを 迎えをやるから帰って来なさい 問題児は兄だけでいい

ホンは電話を切ります。ヨンロはがっかりしてスホに手紙を書き憤りをぶつけました。

電話してと言ったのに無視しないでよ 今日寮から追い出されるのに・・ 別に会いたくないし・・

ヨンロは手紙を紙飛行機にして飛ばします。

***

スホは武器と工作金を取りに山に向かっていました。方位磁針と地図を見て見当をつけるとスコップで土を掘ります。埋めてあった袋はすぐに見つかり、中身を確認するとリュックに入れて背負いました。仕事が終わるとスホは走り出します。

ガンムはトランシーバーで部下に指示を出しました。

お前達は山側から寮に接近しろ 生け捕りが望ましいがやむを得ない場合は射殺してもいい

わかりました

スホは寮の裏側を走っていましたが、柵に刺さった紙飛行機を見つけます。スホは紙飛行機を取り柵の向こうの寮を眺めました。

***

寮ではヨンロのお別れ会が開かれていました。

ヨンロの未来に乾杯!

寮生達はコップをぶつけ合います。

もう門限がないから羨ましいな

自由の身だね

元気でね

寮生達は口々にヨンロに言います。

この間喫茶「ローマ」で合コンしたの

いいな

相手がカッコよくて・・

ヨンロは寮生達のお喋りを遠く懐かしく感じます。ソリがそんなヨンロの気持ちを察して泣き出しました。

ヨンロ〜!

永遠の別れじゃあるまいし・・

ヘリョンがソリをなだめます。

泣かないで

***

スホは紙飛行機を開きます。それはスホに宛てたヨンロの手紙でした。

別に会いたくないし、好きじゃないし・・ でももう一度だけ会えたらいいな

スホが手紙を読んで寮をながめていると見知らぬ男がスホに叫びました。

おい!変態野郎め どこを覗いてるんだ 女子寮を覗くとはけしからんな

スホは手紙を懐に入れます。酒に酔った男はしつこくスホに話しかけてきました。

おい、無視するなよ どこを覗いてた?

その時トランシーバーの声がしました。スホは警察に気づいて走り出します。

なんだよ? 逃げる気か

男は警察を見てビビります。

なんで警察がいるんだ? 勘弁してくれよ

男も駆け出してスホを追いかける形になりました。

こんなことなら運動しておくんだった

男は斜面を滑り落ちながら小屋に行き着きます。

早く隠れないと

男が小屋の鍵を開けようとしているのをスホが突き飛ばし、鍵を開けて中にはいりました。男も続いて入り扉を閉めました。

オゴン山の中腹で小屋を発見

警察は小屋を取り囲みます。ハンナが銃を持ち中に入りました。しかし見たところ中は空です。

近くにいるはず 応援を要請して待機を

ハンナは後輩に言いました。

***

スホと男は藁に隠れた扉を開け、先の部屋に隠れていました。

あいつらはなんだ? まさか俺の臓器を取りに? 期限までまだあるのに

男は外を覗きます。

しかし多すぎるな 変態を捕まえに?

男はスホを指差しました。

お前は何者だ? なんで一緒に入ってきた? 勝手についてきやがって!

スホは男が掴もうとしたのを振り払います。

なんだ? なめんなよ お前

男はナイフを出しました。

来いよ 思い知らせてやる

男がナイフを振り上げたのでスホはナイフを飛ばし男を組み伏せました。スホと男が争っているところにマンドンがやってきます。マンドンと男は親子で男はマンドンに金をせびりに来たのですが、スホに小屋の柱に縛り付けられてしまいました。

第9話

ソリが寮の前で連絡を受けたグァンテを待っていると、車が止まりヘリョンの彼氏のビョンテが降りてきます。軍服姿のビョンテはソリに挨拶すると車を拭き始めました。その横にタクシーが止まり今度はグァンテが降りてきます。ソリはグァンテのアザだらけの顔を見て慌てて駆け寄りました。

グァンテさん、大丈夫?

ソリさん、僕は口を開きませんでした 拷問されてもソリさんを守るために耐えました

ソリは何度も頷きます。グァンテは泣きながら言いました。

僕は裏切り者じゃない

グァンテさん、泣かないで

ソリはティッシュで涙を拭きます。

ソリさん

グァンテはソリを抱きしめました。その時今度はガンムと部下の乗った車が来ました。

大変だ

グァンテはソリの手を引いて寮に逃げ込みます。

おい!

ティッシュを車に投げられたビョンテはグァンテを追いました。

***

ビョンテは小部屋でソリと話しているグァンテに声をかけます。

オ・グァンテか

誰だよ

グァンテが訊ねているとスホを探すガンム達が寮に入ってきました。ガンムが銃を出したので寮生達は悲鳴を上げます。

あなた方 なんのマネですか?

寮長がガンムに叫びました。

上へ

ガンムは寮長を無視して部下を階上へ行かせ自分は階下に降ります。

***

ガンムはマンドンの部屋まで降りますがそこには小屋から来たスホが潜んでいて格闘になります。しかしガンムはスホの蹴りを受けて床に倒されました。スホはリュックをしょって階段を上がります。

キャップを被り銃を持ったスホが一階まで来ると寮生達は逃げ惑います。スホはそのまま寮を出ようとしますが大勢の狙撃手とハンナが向かって来ました。スホは向きを変えて走りますが今度はヨンロと対面します。

***

・・スホさん?

スホは顔を逸らせますが、ヨンロは顔を覗き込みます。そこへガンムが追いかけて来ました。スホはガンムに銃を構えます。しかしハンナ達が迫ってきて階上にいるガンムの部下もスホを銃で狙いました。

わけがわからずスホを見つめるヨンロ…。

追い詰められたスホはヨンロの手を掴み抱え込むと頭に銃を突きつけました

イム・スホ!

ガンムはスホを止めようとします。

銃を捨てろ!

スホは叫びました。そして天井に向かって発砲します。寮生達は悲鳴を上げました。

下がれ!

ガンムは部下達を下がらせます。

イム・スホ お前は包囲されてる

この人を撃つぞ

ガンムは階上にいる部下を呼びました。

降りてこい

部下は階段を降ります。

学生が危ない 下がるんだ

部下はガンムの後ろに下がりました。

怖がらなくていい 大丈夫だから

ガンムはヨンロに向かって話します。

スホは銃をガンム達に向けながら進みます。

3つ数える 銃を捨てろ

スホはガンム達に命じました。

1・・

きゃあぁ

緊張に耐えられなくなったシン・ギョンジャが二階に走りました。

2・・

スホの背後の柱の陰から狙撃手が2人現れました。ガンムは狙撃手を見てスホに声をかけます。

イム・スホ!

しかし狙撃手が狙ったのはガンム達でした。2人は狙撃手に紛れ込んだスホの部下だったのです。

危ない!

ハンナを庇ったガンムは銃で撃たれます。寮生達はパニック状態になりました。

組長同志!

二人は銃を乱射します。警察は後退していきました。生徒達は階上へ逃げて行きます。

***

ハンナは高い胸像の陰に肩を撃たれたガンムを引っ張ります。

チーム長、しっかりして!

ハンナはガンムの肩を押さえて叫びます。スホは銃を撃ちながらヨンロを部屋の角に押し込みます。ガンムは肩を撃たれながらもスホの部下に銃を撃ち込みました。

チクショウ!

もう一人のスホの部下が荒れて銃を乱れ撃ちします。

みんな死ね!

ソリは小部屋から逃げ出そうとしますがビョンテとグァンテに止められました。スホは怯えて頭を抱えているヨンロを見つめますが戦いをやめるわけにはいきません。

***

みんな撃つのをやめろ!

ガンムが叫びました。そして部下に目で合図します。すると盾を持った部隊が寮に入って来ました。スホの部下が銃を撃っても盾で弾かれます。

射撃準備

部隊は盾の間からスホ達に銃を向けました。

全隊員前進

形勢不利なスホは豪華なシャンデリアに向かって発砲します

逃げろ!

ガンムは叫びました。大きなシャンデリアは胸像の上に落ちてその頭を飛ばしました。

***

敵が怯んだ間にスホはリュックから手榴弾を出して体につけます。そしてヨンロの手を引っ張りました。

手榴弾だ

スホはヨンロと並んでガンム達の前に立ち、手にした手榴弾の安全ピンを引き抜きます。ガンム達はスホが体につけた手榴弾を見て動揺しました。

銃を捨てろ みな吹っ飛ぶぞ

銃を下ろせ

ガンムは部下に命じました。

イム・スホ その人は学生だ

全員ここから出ていけ

ガンムはスホに従います。

全隊員撤退

隊員達は寮を出ていきます。

待て

スホはガンムを指差しました。

責任者だな お前が残れ

ハンナは驚きます。

怪我人を人質に取るつもり?

よく聞け 我々を攻撃したらまず責任者を殺す

わかった 俺が残る 学生を開放しろ

ハンナはガンムを止めます。

銃で撃たれたのよ!

偽善者どもめ 出ていけ

スホは命じました。

置いて行けません

ヤツはどうせ逃げられない 行け

ガンムはハンナに告げます。

チーム長

出ていけ

ハンナは部下に連れられて出ていきます。

絶対に駄目! 放して!

全隊員撤退

警察は出ていきます。

***

人質になったガンムは銃をスホに取られスホの部下に頭を殴られました。ヨンロ達学生は食堂に集められます。スホはガンムに撃たれた部下の腕にハンカチを巻きました。

ハン教授はどうした?

仲間が護送中です

22時までに指定場所に行かないと

部下の一人が言いました。

必ずここを脱出して合流する 出口は塞げ

了解

***

スホは寮のあちこちに爆弾を仕掛けます。部屋にいた寮長は武器を隠し持つと自ら食堂ヘ行き人質に加わりました。

警察に電話しようとしていたビョンテや゙グァンテも捕らえられガンムとともに縛られます。電話は切られ食堂に集められた寮生達の何人かは窓辺に立たされました。

攻撃されないように学生を盾にするつもりだな

ガンムは言いました。

それで安全だと?

ガンムに撃たれたスホの部下がガンムの前に立ちます。

スパイ作戦には軍隊が投入される 最精鋭の兵士数百人だ 君達はたった3人でケガまでしてる 勝算はないぞ 投降すべきじゃ・・

スホの部下はガンムを銃で殴りつけました。寮生達は悲鳴を上げます。

俺を撃ったな? 何かあればお前から殺してやる

スホの部下は冷たい目で告げました。

***

ハンナはアン局長に助けを求めます。

チーム長が撃たれ学生達と人質になっています 今すぐ現場に応援を

なんだと? ヤツラが人質をとって立てこもっていると?

アン局長は驚きます。

手榴弾を持っていたんです ですが3人しかいません 十分に制圧できます

アン局長は目をつぶります。

待機してろ 私が命令するまで動くな 以上

もう!

ハンナはガンムが心配で苛立ちます。

***

ソウルのど真ん中で人質を取って立てこもるとは

アン局長は応援を要請しようとして立ち止まります。

しかし会長にバレたら・・

アン局長は妻のミヘに電話します。

***

ファッションデザイナーのミヘはホン夫人に服を試着させながら歓談していました。

すみません 電話です

奥様の前で何なの?

局長がどうしても話したいと

構わずどうぞ

ホン夫人は言います。

すみません

ミヘは出ていきました。

***

ホン夫人はミヘが電話に出ると受話器を取り夫婦の話を盗み聞きします

ホス女子大の寮でスパイが立てこもってる

なんですって?

ミヘは導師の話を思い出しました。

それじゃウン・チャンスが大統領に?

ああ? 何を言ってるんだ? 部隊を派遣したことで会長から雷を落とされる!!

あなた、落ちついてよ 私の話を聞いて いずれ大統領になるのはウン・チャンスかも

何だと? 何故わかるんだ

この前導師様が・・ ああ! 話が長くなる とにかくウン・チャンスに睨まれたら駄目よ

それじゃあイ・ガンムが勝手に現場に行ったことに

そうよ あの人はいつもあなたの命令を聞きやしない

そのとおりだ 見てろ イ・ガンムの首を完全に飛ばしてやる

アン局長は電話を切りました。話を聞いていたホン夫人はほくそ笑みます。

***

スホの部下は背中合わせに縛ったビョンテとグァンテの背中に安全ピンを抜いた手榴弾を差し込みました。

わぁあ

2人は叫び声を上げます。

動くと爆発するぞ

2人に目隠しをしてスホと部下は部屋を出ます。

***

ミヘはソンシムに電話します。

立てこもりですって?

戦争が起きない限り無理だと思っていましたが、本当に13人も死んだらどうしましょう

縁起でもない! 人質の学生を心配すべきでしょ 局長夫人ともあろう人が!

し・・失礼致しました 品格があり高貴であられる方こそ大統領夫人にふさわしいんです 私はチョ・ソンシム奥様であるべきだと・・

そうじゃないでしょ 私が大統領夫人になることより夫が大統領になることが大切なの 軽率なマネをしたら店には行かないわよ

ソンシムは電話を切りました。

まあ 頭に来る 2人とも私を馬鹿にして

ミヘは怒ります。

***

アン局長はウン・チャンスに会いに行きますが車中でハンナに連絡します。

人質の中に英文科1年のウン・ヨンロがいるか確認しろ

それより現場を制圧すべきでしょう?

ハンナは憤慨します。

会長の娘なんだ すぐ調べろ そして待機するんだ

ああ もう・・

ハンナは寮の建物を見上げ自分をかばって撃たれたガンムを思い目をつぶります。

早くケガをしたチーム長を救出しないと

ガンムの部下が来て訴えました。

人質の中にウン・ヨンロがいるか確認を

ウン・ヨンロって誰ですか

ウン・チャンスの娘らしい

部下は舌打ちします。

ヤツらにバレたら終わりですよ

その前に助ける 通信保全を徹底して寮と本部に通じるラインの確保を 寮全体の盗聴もね

わかりました

***

狙撃手が寮を取り囲みました。

窓辺に人質が3人 罠があるため突入は困難です 

待機しろ 爆発の恐れあり

警察は交信します。

***

北京から戻ったウン・チャンスは北の高官と電話で話していました。

ハン教授と仁川港を発ったんですね? それでは教授が北に着いたら1億ドルを積んだ船が出発を ”ウイスキーノーベンバー” ”20231481” そこで落ち合います

”偉大なる首領様の資金で野党は選挙を行っている”と契約金を受け取り次第ハン教授に会見をさせますよ

高官は笑いました。

当初の4倍の金額をご希望でしたね すでに渡した1億ドルと船に積んだ1億ドルに加え、残りの2億ドルは記者会見後にお渡しします

高官は愉快そうに言いました。

選挙が終わったら遊びに来てください

ではいい知らせをお待ちします

チャンスが電話を切ると話を聞いていたテイルが誘いました。

もう少しだ ハン教授がテレビに出れば終わる これまで苦労して来たし今夜はシャンパンでも飲もう

二人が出かけようとするとアン局長がやってきました。

***

アン局長は2人にお辞儀してから告げました。

会長 ホス女子大の寮にスパイが立てこもっています

立てこもりだと?

2人は驚きます。

イ・ガンムが会長の命令に背いて部隊の動員を

こんな時に騒ぎを起こすとは 本当にスパイなのか?

テイルが怒りました。

米韓連合司令部に連絡して兵力を送るんだ 徹底的に踏み潰せ

イ・ガンムには理由があったはずだ

チャンスは話します。アン局長は2人を見てから言いました。

大同江1号を捕まえるためかと

ヤツは仁川港に・・

テイルは言いかけて3人は互いの顔を窺います。

学生達が人質に?

チャンスがアン局長に訊ねました。

質問ばかりだな このことが報道されたら大騒ぎになるぞ これまでの苦労がすべて水の泡だ! 我々が報われない!

テイルは憤ります。チャンスは立ち上がりました。

武力行使をして学生に何かあれば責任を?

わからないのか? ハン教授の会見が報じられるべきだ

これは私の管轄です シャンパンはお一人で

テイルは顔色を変えました。

お前の悪いところだ! いつもグズグズしやがって!

テイルは声を落としました。

もしも計画が失敗すればあんたの責任だぞ

テイルはチャンスを指差します。チャンスは何度も頷きました。

ええ

テイルは出ていきました。

***

テイルがいなくなるとチャンスは家に電話しました。

私だ ヨンロは家に?

ホン夫人はうそ泣きしながら話します。

運転手を迎えに行かせたけど寮には近づけないらしいの ヨンロは大丈夫かしら

何とかするから安心しろ

チャンスが電話を切るとアン局長が言いました。

会長 お嬢様も人質になっています

確かか?

お嬢様が入学されてからずっと見守ってきたんです 事件が発生してすぐに確認しました 命を懸けてお嬢様を助けます

軍隊が動けばマスコミにばれてしまう 学生達を救出して必要ならヤツらを殺せ

わかりました

アン局長はお辞儀します。

慎重に内密に対処します

チャンスは頷きます。

・・それと 会長の命令に背いて勝手に動いたイ・ガンムは撃たれて人質になっています 私の見る限り今回の責任はイ・ガンムに・・

責任を問うてる場合か 急ぐんだ

チャンスは命じました。

そのとおりです

アン局長は出ていこうとします。

私にお任せを!

早く行け

チャンスは子ども達の写真を見つめます。

***

寮は静まり返っていました。寮生達は集まって寝かされスホの部下が見張っていました。

目を閉じていろ

皆は目をつぶります。

カーテンから出るな

窓に立たされたソリ達は脅されます。

***

ブノクが横にいるヨンロを小突きました。

こうなったのはあなたがスパイを匿ったせいよ

寮長は眉を潜めます。

スパイの男はヨンロのパートナーよね

誰かが囁きました。

ヨンロは知ってたの?

当然でしょ

離れて柱にもたれているガンムが話を聞いていました。

静かに 無駄話はやめなさい  

寮長が止めました。

誰かを責めるより助かる方法を考えるのよ

助かる? みんな死んでしまうかも

ブノクが反発します。するとギョンジャが大声で泣き出しました。

誰だ?

スホの部下が銃を構えます。隣の寮生がギョンジャの口を塞ぎました。

静かにしろ!

ドラマ(第8、9話)の感想

まさかの女子寮での銃撃戦が始まってしまいましたね!その数日前にオープンハウスで平和に賑わっていた場所が銃弾で吹き飛ばされた破片や流血の残る人の戦慄する場所へと変わってしまいました。スホに恋していたヨンロはこの残酷な現実をどう受け止めるのでしょうか・・。

そしてヨンロの父ウン・チャンス達はスホ達工作員をどうするつもりなのでしょうか? ”北”との取引ではスホ達の身柄の安全は必要でしょうし、スホ達が出て行けば寮の女子達も助かりますが、簡単なことではなさそうです。次の展開が気になります!

ドラマ
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