こんにちは。カナエです。今回もBS11放送の韓国ドラマ「赤い風船 ~絡み合う糸~」(第6、7話)について書きたいと思います。
ナムチョルとウンサンは社長と社員の枠を超えて心を寄せていく
BS11で毎週金曜日 午前10時00分~正午まで※2話連続放送

<画像出典>kntv.jp/program/kn240303/
キャストとこれまでの話
ドラマ(第6、7話)のあらすじ(ネタバレ)
結婚は?
ウンサンは焼酎を飲みながらナムチョル(イ・ソンジェ)に訊ねました。
年上の奥様でしょ
2歳年上です なんでそれを?
なんとなく 人生の恩人の娘か どちらが好意を?
というよりは義父に勧められて
ウンサンは驚きます。
だからって結婚する? 彼女はいなかったんですか?
そんな余裕がなかった
ナムチョルは笑いました。
恋愛経験もないまま言われて結婚したと?
まあ・・
ナムチョルは麺を食べます。
社長って可哀想 顔も可哀想だし
ブホッ
ナムチョルは麺を喉に詰まらせて咳き込みました。
気の毒な人生ね
・・僕が可哀想ですか?
17歳の時から会長に人生を担保にされて・・ 賢い子を自分の思い通りにしたかっただけですよ
違いますよ
絶対そう 口答えもできずいつも謝ってばかり 頭に来るわ 今後は謝るのと気後れは禁止です 言いたいことは言うべきです
ウンサンはナムチョルに告げました。
言っても仕方ない
ナムチョルは箸で麺を泳がせながら言いました。
きっとスカッとしますよ
確かに・・ スカッとしそうだ ははは
ナムチョルは笑います。
まずはトラックを替えて貰う 一番仕事をしている社長がトラックで出勤なんて 車のせいで余計惨めに見える
乗る車もないしトラックが楽ですよ そう言えばキャンピングカーを羨ましがってたね
ウンサンは焼酎をもう一本頼んで笑みを浮かべました。
夢なんです 車で世界一周するのが そのために貯金してたんですが、仮想通貨のせいで借金を・・ 超不運
ウンサンの物言いにナムチョルは笑います。
息子もよく使う言葉だな 株もやってるでしょう 画面を見た
ウンサンは店員の持ってきた焼酎をコップに注ぎました。
早くお金を貯めて行くつもりです キャンピングカーに乗って・・考えただけで最高!
ウンサンは焼酎を飲みます。
カッコいいね
ウンサンはナムチョルの笑顔を見て聞きました。
社長って何歳?
麺をすすっていたナムチョルはまたむせます。
書類を見てないのか 49歳だけど150年くらい生きてる気がする
私より若いわ 私は200歳ですよ
ははは
笑顔が可愛い
え?
ナムチョルがびっくりしているとナムスンから電話が来ました。
失礼 電話だ
ナムチョルは店から出てナムスンと話します。
兄さん、この間頼んだお金はまだなの?
ああ・・数日以内に送るよ
もう待てないのよ 歯医者もツケはダメだって
全部でいくらだ? ・・1千万ウォン?
ナムチョルは驚きます。
父さんの歯茎が頑丈だからインプラントにするんだって 医者が
そうか それもいいな 歯がないと困るし どうにかするよ
ウンサンは店の戸口でナムチョルの話に聞き耳を立てます。
わかった すまないな ナムスン
ナムチョルは妹に謝るとため息をつきました。ウンサンはナムチョルのそんな様子をながめます。
♣
パダ(ホン・スヒョン)はお酒に酔って男性客の前でダンスを踊り囃されます。そこにチャウォン(イ・サンウ)が来ました。ウンガン(ソ・ジヘ)はチャウォンを見てパダを止めます。
パダ、しっかり チャウォンさんが来たわ
ウンガンとチャウォンはパダを椅子に座らせます。
たくさん飲んだ?
チャウォンはウンガンに訊ねました。
少しよ どうして来たの?
パダから電話があった しっかりしろ
・・チャウォン?
パダはトロンとした目でチャウォンを見ます。
離婚しろって? お義母さんの言う事には逆らえないでしょ 帰って
君が呼んだんだろ?
チャウォンはパダを背負い店を出ました。そして車に乗せます。ウンガンはパダの上着を後部座席に入れました。
一緒に行って手伝う?
ウンガンはチャウォンに訊ねました。
いや、大丈夫だ 気をつけて帰って
チャウォンは車を発進させます。ウンガンは2人を見送りました。そして肩を落として歩き出します。
40歳で友達の子分じゃ結婚もできないわ
母親の言葉がウンガンの心に響きます。
♣
ウンガンは早朝から店の前に並んでテギが欲しがっていた新発売の携帯を買いました。そしてカフェでテギに会います。
携帯を見ようとしてごめん
ウンガンはテギに新しい携帯を渡して謝りました。テギは携帯に夢中になります。
そういう関係じゃないと信じてるわ
誤解して当然だよ ずっと欲しかった携帯だ! よく買えたな
早朝から並んだの 嬉しい?
最高だよ ヤバいぜ 週末挨拶に行くよ
テギはウンガンに言いました。
♣
タクシー運転手のウンガンの父親デボンはムルサンにキャンプ用のストーブを持って行きます。
会長、熱々の新商品です どうです? 1度しか使ってません
デボンは家から出てきたムルサンに売りつけます。
車中泊に必要でしょう? 寒いと眠れません
ムルサンはストーブを点検します。
見る度に思いますが本当に素晴らしいおたくですね キャンプが趣味のお金持ちは初めてです
デボンはムルサンの屋敷を褒めてゴマをすりました。
本当に1度だけの使用か?
ムルサンは確認します。
もちろんですよ 会長のために持って来ました お安くしますよ
いくらだ?
ムルサンは訊ねます。
♣
ムルサンにストーブを売ってデボンは喜びます。そして札を数えると弟のデグンに何枚か渡しました。
山分けだ 俺たちは最高の2人組だ お前が買って俺が売る
6万ウォンか
2人は笑い合い、仲良く家の外の椅子に座りました。
デグン、食事を遠慮するな 母は違えど兄貴の家だろう 呼んだら一番に来てたくさん食べろ
義姉さんが飯代を出せと
無視していい ここでカネを貯めて結婚しないと タクシー運転手も楽しいぞ 俺には天職だ タクシーを運転しながらあちこちでストレスを発散してる
デボンは弟を見ました。
お前も数年後には個人タクシーにしろ 自由に働けるし小言を言う人もいなくて気楽だ
羨ましいよ 俺は運転が性に合わない 金持ちの年上女性と気楽に暮らしたい 苦労したくないんだ
最近管理してるお姉さん方は?
デボンは聞きました。
10人くらいかな
健康に気をつけろ 体を酷使したら年をとって病気になる 母親に愛されずに育ったから年上の女に惹かれるんだ
後悔はしてないよ
デグンは答えました。
あの女から連絡は?
ない
デグンの答えにデボンはため息をつきました。
♣
ウンサン、ストーブが売れたぞ
デグンはウンサンの部屋に行きお金を渡しました。
兄さんと俺で山分けしてその後で君と山分けだ
サンキュー
ウンサンはお金を受け取って笑います。
また頼むよ 兄さんには秘密だぞ
わかってる
2人は手を叩き合います。
♣
朝食の時間にウンガンは家族に告げました。
今日挨拶にくるわ
いきなり? 料理を作る時間がないわ
バンスクが驚きます。ウンガンは母親にお金を渡しました。
材料費に使って
あら〜 お金って最高! あちこち痛かったのに一瞬で治ったわ
バンスクは嬉しがります。
お小遣いじゃないんですよ
デグンがバンスクを諌めました。
残りは自分の懐に入るからご満悦なんだ
デボンが皮肉を言います。
うるさい なんの料理がいいの?
バンスクは娘に訊ねました。
得意な料理でいいの 果物とお酒は私が
初恋の相手と結婚か おめでとう
デグンがウンガンを祝います。
初恋ではないだろう 結婚話は初めてだが
デボンがウンガンを見て言いました。
♣
ウンガンは家の周りの掃除をします。会社に行こうとして玄関から出てきたウンサンが姉に訊ねました。
結婚するの? 誰も恨まないでよ
ウンサンが門から出ていくとウンガンは掃除の手を止めてぼんやりします。
♣
バンスクは食堂で料理の残りの麺を袋に入れました。
捨てようかと思ったのに
帰り支度をした店員がバンスクに言いました。
まだ食べられますよ 今後は私が持ち帰ります 生ごみを捨てるのも大変だわ
バンスクは肉屋に行くとテギのための肉を選びます。
蒸し煮用の韓牛はいくら?
1塊7万ウォンです
高いわね 外国産は?
2万ウォン
じゃあ外国産を3つ 蒸せばどこの肉かわからないし・・
バンスクは外国産の肉を買います。
♣
デグンはリビングを片付けます。ウンガンはテーブルに花を飾りました。
俺たちは何を着ようか
デボンがバンスクとウンガンを見ました。
普段着でいいわ 変なことは言わないでね お願いよ
ウンガンは念を押します。
わかってる 言わない
両親は答えます。
♣
テギはスーツを着て果物籠を持ちウンガンに家に案内されます。
ここよ

<画像出典>bs11.jp/drama/akaifusen/
テギは古びた家に顔をしかめながら門に入ります。門を閉めると戸が外れてしまい、テギは思わず声を上げました。するとデグンが駆け寄り戸を直しました。
強く閉めると外れるんだ
デグンは愛想笑いをし、2人は家に入ります。
♣
玄関では白いスーツを着たデボンと黒いワンピース姿のバンスクが2人を迎えました。テギは派手な両親の格好に仰天します。
ようこそ クォン君
あ・・ はじめまして
その服は何?
ウンガンは両親に聞きました。
別にいいでしょ
両親はテギをリビングに案内します。しかし床がきしんでテギは慌てました。
古いだけで座っても大丈夫だよ
デボンが笑いますがテギは座っても落ち着きません。
まあ酒を
デボンがテギに注ごうとしてテギはコップを持ちますが床がきしみます。
今日はやけに鳴るわね
バンスクが笑いました。
ウンガン、席を変われ
デボンが言いますが、バンスクが反対します。
クォン君の前に肉を置いたのよ
だったら食卓を回そう 兄さん、持って
デボンとデグンは2人でテーブルを回しました。テギはウンガンの家のやり方に呆気に取られます。
♣
さあ食べましょう 料理が冷めますよ
皆が席に落ち着いたのを見てバンスクが言いました。テギは両親やデグンにお酒を注ぎます。
それでいつ結婚を?
デボンはテギとウンガンに訊ねました。
2人で話し合うわ
ウンガンは答えます。
ウンガンはすぐに40歳よ 女は早く結婚しないと何かと大変なの
バンスクがテギに釘を刺します。
年の話をするのは・・
デグンが義姉を諌めました。
家はあるの?
バンスクは話を変えます。
就職したばかりよ
ウンガンが反発しました。
まずは食べましょうよ
そうだな 食べよう
皆は箸を取ります。
結婚したらお小遣いはいくらくれる?
バンスクは楽しそうにテギに聞きました。テギはギョッとします。
やめろ 会ってすぐにカネの話か?
デボンが止めます。
今からちゃんと言っておかなきゃ 結婚したら終わりじゃないのよ
テギはウンガンの顔を見ました。
ウンガンを早く貰ってやってくれ
デボンまで暴言を吐き始めます。
この家もいつ追い出されるかわからん 撤去寸前なんだ いつ崩れるかもわからん家だし
昨日も家が崩れる夢を見た
バンスクも話します。ウンガンは両親の物言いに目を丸くします。
あ! 俺もだ
デグンも言い出しました。テギは不安そうに天井を見上げます。
心配しないで
ウンガンはテギを安心させます。けれど空気を読まないバンスクがさらに追い打ちをかけました。
ウンガンはうちの長男同然なの 私達の老後のお世話をお願いね
テギは顔を引きつらせました。
♣
じゃあな
帰り道テギはウンガンの顔も見ずに去って行きました。ウンガンは何も言えずにテギの後ろ姿を見送ります。ウンガンが肩を落としていると前を歩いていた女の子の手から赤い風船が離れて空に上がって行きました。
風船が・・
女の子は泣き出し母親になだめられます。ウンガンが風船を見上ていると電話が鳴りました。
はい・・ 奥様?
話があるの 会えない?
コンジュは言いました。
♣
ナムチョルが仕事をしているとナムスンから電話が来ます。
兄さん、ありがとう 昨日歯医者に行ってきたわ インプラントにして父さんも喜んでる 兄さんに感謝してるわ
え?
ナムチョルは驚きます。そして電話を切ると事務所に走りました。
♣
ナムチョルは経理のデスクに行くとウンサンに訊ねます。
うちにお金を?
はい 送りました
勝手にそんな大金を・・
誰にもバレてません お父さんが食事も出来ずに亡くなったら?
これは横領ですよ! 横領・・
お父さんの歯の方が大事だと思ったからです
ウンサンはパソコンを見ながらクールに答えました。
ウンサンさん、よくわかっていないようだが、絶対にダメだ!
ウンサンはため息をついてナムチョルを見ました。
じゃあ誰がお金を? 社長しかいないんでしょ? なんのために苦労して働いているんですか
会長がこのことを知ったら僕もクビだしウンサンさんもクビだ
怖いですか?
これまで死ぬほど苦労したのが水の泡になるからですよ! 泥棒扱いされるのは死んでも嫌だ こんな形でクビになるのは絶対に嫌なんです!
社長はクビになりません 私がクビになります
困った人だな
ナムチョルは胃を押さえます。そしてウンサンに頼みました。
瀉血してくれ
♣
ナムチョルは瀉血して貰いながらウンサンに話しました。
月末の帳簿検査までに戻しておくから知らんぷりを
ウンサンが針をナムチョルの指に刺そうとするとストーブを持ってムルサンが事務所に入って来ました。2人は思わず立ち上がります。
何をしてる?
胃がもたれて瀉血を・・
ウンサンは糸と針を見せます。
♣
ナムチョルはキャンピングカーにストーブを設置しました。
ピカピカだな
ムルサンは満足げにキャンピングカーを眺めました。
泊まりですか?
ナムチョルは義父に聞きます。
行こうと思ってる ストーブも使ってみないとな 家には話の通じる人も理解してくれる人もいないから遠い所に行きたいんだが ああ寂しい
ナムチョルはキャンピングカーをロックしました。
経理はどうだ?
ムルサンが訊ねます。
ええ 問題ありません
来たついでに帳簿検査をしておこう
は?
ナムチョルは戸惑います。
♣
2人は事務所に戻ります。ナムチョルはウンサンの所へ行き帳簿を見せるように指示しました。
会長にお見せする帳簿を
ウンサンは驚いてナムチョルを見ます。それから帳簿をナムチョルに渡しました。ナムチョルはテーブルに着いたムルサンに帳簿を持って行きます。そして検査を始めたムルサンをナムチョルとウンサンはじっと見つめました。
入出金通帳も見せろ
ナムチョルとウンサンは顔を見合わせます。ウンサンは引き出しから通帳を出すとムルサンのそばに立つナムチョルに持っていきました。ナムチョルは震える手で通帳をテーブルに置きました。ムルサンは注意深く帳簿を見ていきますが突然怒鳴りました。
これはなんだ?
ムルサンのそばに立った2人は青ざめます。
・・申し訳ありません
ナムチョルは謝りました。
どういうことだ 何が申し訳ないか言ってみろ!
僕が仕方なく・・
ナムチョルは白状しようとします。隣に立つウンサンの足がナムチョルの足を踏みました。ナムチョルはウンサンを睨みますが、ウンサンは”やめろ”と言う顔でナムチョルを見ました。
大型スーパーの業務用が安いと言ってるだろ!
ムルサンはナムチョルを叱りました。
おやつ代が17400ウォンもオーバーしてるぞ
ウンサンがホッとしながら話しました。
急だったので仕方なくコンビニで買いました
ムルサンは立ち上がります。
今後は大型スーパーで業務用を買いますから
ナムチョルがなだめました。
1ウォンでも無駄にするなよ 小さな差が大きな差を生むものだ
はい
あとは問題なし
ムルサンは事務所を出ていきました。ナムチョルとウンサンは互いに見合います。ウンサンは帳簿を持ってデスクに戻りました。
気づかなくて良かった
今後はダメですよ バレたら2人とも・・
ナムチョルの言葉にウンサンは笑います。
手がブルブル震えてましたよ ソウル大卒なのに小心者ですね
はあ・・
ナムチョルは息を吐きました。
♣
コンジュはウンガンとカフェで会いパダについていろいろ訊ねます。
パダの母親は済州島にいるの? 別荘暮らしでゴルフ三昧だとか
ええ・・まあ・・
ウンガンは曖昧に答えます。
父親の会社が倒産したのに何故お金があるの? 本当に昔からお金持ち?
そう聞いています
どう考えてもおかしい そんなお金持ちだった家が結婚式直前に倒産だなんて 運がないにも程があるわ
コンジュはコーヒーを飲みます。
稼ぎはどれくらい?
それは私にも・・
ウンガンは薄笑いを浮かべました。
事業を拡大するとか宝石を買うとか言ってるけど、実家に渡してるんでしょ お金がないはずなのにどうしてゴルフ三昧できるのよ?
コンジュは黙って笑っているウンガンをながめました。
チョンが幼稚園児の時から家庭教師に来てるからもう10年よね グムアとも話してるのよ あなたみたいな人が嫁だったら良かったって
奥様・・ そんな・・
コンジュは周りを見回してからウンガンに問いました。
パダさんて息子と付き合う前に男がいたでしょ? 正直に教えて
高校生の時からモテたので・・
コンジュははっきりしない答えにがっかりします。
チャウォンが可哀想だわ 留学経験があるって? きっとそこにも男がいたわね 同棲してたかも
そんなことはないかと・・
実際に見てないから断言はできないでしょ どうしてイタリアなんかに・・
コンジュは意地悪くウンガンに笑いました。
仲良くないんでしょ あなたはパダさんを友達だと思ってるけどパダさんはそう見えない まあとにかくわかったわ
コンジュはバッグを取ります。
このことは秘密よ
わかりました
ウンガンは応じます。
♣
テギはウンガンの家で食事した後酷い下痢に苦しみます。
ずっと下痢だ 悪縁だというご先祖様のメッセージだ
テギは電話で友達に話しました。そして何度もトイレに行くうちに腕を痛めてしまいます。病院に行ったテギはウンガンと別れる決意をしました。
チャウォンはコンジュとの喧嘩以来自分と話さなくなったパダに悩まされていました。
70歳のばあさんに勝ちたいのか? 君が愛する僕の母親だぞ 年寄りなんだから負けてやれよ 酒に酔って男の前で踊るなんて・・ おぶって帰ったのに感謝の一言もないのか?
チャウォンは車を運転しながら1人で不満を並べ立てます。
パダ・・
チャウォンは車から降りて川の風に吹かれます。
♣
ウンサンはお昼時になっても食事に帰らないナムチョルを心配します。従業員達と並んでウンサンはナムチョルの昼食をトレーによそうと社長のデスクに置きました。けれどいつのまにかナムチョルのお昼がデスクから消えていてウンガンは驚きます。
ウソでしょ 誰がとったのよ
ウンサンは仕方なくラーメンを作ります。
♣
腹が減った
ナムチョルが仕事を終えて事務所に戻るとウンサンがカセットコンロでラーメンを作っていました。
食事をとってもおいたのに持っていかれました 代わりにラーメンを
ナムチョルは笑います。
軽く済まそうと思ったのに
しっかり食べないと 麺も卵も2つですね? 卵を入れてタンパク質を補わないと 味は保証します 得意なので
ナムチョルは微笑みました。
ありがとう 美味しそうだ
♣
ウンガンがムルサンの家でナムチョルの息子の勉強をみているとテギからメールが来ました。
”別れよう”
ウンガンはメールに驚きます。
急用ができた 来週補習でいい?
いいよ
お願いね
ウンガンはテギに会いに行きます。
♣
テギは勤め先を休んでいました。ウンガンはテギのアパートに行きますが暗証番号が変えられていました。ウンガンはテギに電話しますがテギはでません。
”会って話しましょう”
テギにメールしても返信がありませんでした。ウンガンは夜になってもアパートの前でテギを待ちます。けれどテギは帰らず、ウンガンは朝方まで階段に座ってテギを待ちました。
♣
テギと連絡のついたウンガンは病院から出てきたテギと話します。
いったい何を食わせた?
腕に包帯を巻いたテギは怒ります。
夜通し腹を下した トイレで転んでこんなザマに
うちの料理のせい? みんな平気だった
いつも食べてるからだろ 韓牛だとウソついて 親戚が畜産業だからわかるよ 結婚できると思うか?
だからってメールだけで・・
会って話しても同じだろ メールで別れを告げる気持ちがわかった それくらい嫌なんだ
ちゃんとカフェかどこかに落ち着いて話そう
ウンガンは懇願します。
嫌だよ お前の親は何を考えてる? 「家が崩れそうだから早く娘を貰ってくれ」だと? 呆れたもんだな
テギは軽蔑の眼差しをウンガンに向けました。
お前は父親は元社長で今はタクシーの運転手、母親はレストランを閉じて食堂経営だと言ってたな それなのに俺に老後の世話をしろだと? 両親の話はウソだな?
ウンガンは俯いて泣き出します。
恥ずかしかったの
親のことはいいにしても・・
テギは顔をしかめました。
知ってるだろうが俺の実家は貧乏だ お前の稼ぎがいいなら問題ないかもしれないが、37歳でバイトしている女なんて無理だ 希望が見えないよ やっと就職したのに
教員試験の勉強をする すぐに受かるわ
ずっとダメだったろ
あなたも受かったじゃない 別れたくない だって4年よ
悪い お互いのためだ 今にも床が抜けそうな台所に座った瞬間に気づいた
リビングよ
ウンガンは泣きながら指摘します。
最低だと思われるのは覚悟の上だ 頼む 別れてくれ
テギはウンガンに請いました。
♣
ウンガンは家に帰ると冷蔵庫のおかずのパックを流しに投げました。そして匂いを嗅ぎます。
何してるの?
バンスクが台所に来て聞きました。ウンガンはパックをバンスクに差し出します。
これ傷んでるわ
食べても死なないわよ なんで冷蔵庫を探ってるの
カルビの蒸し煮は?
食べきってもうないわよ
ご飯と混ぜて食べた
帰ってきたデグンがウンガンに教えました。
韓牛じゃないわね
聞いてどうするのよ もう跡形もない
バンスクは開き直ります。ウンガンは別のパックを母親に見せました。
これは食堂の残りものでしょ
違うわ 手作りよ
バンスクは匂いを嗅ぎます。
傷むのが早いわね
ウンガンはバンスクの手からパックを取り上げると床に投げつけました。
店から持ってきたんでしょ!
おい!
デグンが床に散らばったおかずを拭きながら言いました。
まさかクォン君が腹を壊したか?
・・そうなの?
バンスクは娘に訊ねます。
夜通し下痢で苦しんだって トイレで転んだせいで腕にギプスを
ウンガンは泣きながら訴えました。
運が悪いな
デグンが同情します。
若いのに胃腸が弱いわね 転んだのは自分のせいでしょ
バンスクは反省しません。
母さん、ひどいわ 初めて挨拶にきたのにあんまりよ 人をなんだと思ってるの? 何を考えて生きてるのよ!
ウンガンは家を出ていきます。
おい! ウンガン
デグンはウンガンを呼び止めようとします。それから義姉を振り向きました。
客にそんな物を食べさせるなんて! だから娘達に嫌われるんだ
デグンはバンスクに怒りました。
偉そうにするなら食費を出して
たかが残り物でしょう? 全く
デグンはウンガンを追いかけます。
ウンガン!
♣
チャウォンは姉のグムアを病院に呼びます。
なんの用なの?
グムアは診察を終えて自室に戻ってきたチャウォンに聞きました。
大した用じゃないけど・・
パダさんとケンカでもした?
チャウォンは頷きます。
母さんに言ってくれ パダにズケズケ言い過ぎだって そういう姑は嫌われる パダは僕と口を利かなくなった
板挟みで大変ね 私も父さんと夫に何かあると嫌になるもの
姉さんは気楽に生きてるだろ
まさか! 私だって大変よ 実家で暮らして幸せだと言われてるけどみんなわからないから言ってるの 結婚したら別居するのが一番よ
グムアは弟に話します。
♣
グムアはケーキを持ってパダのオフィスを訪ねます。
母さんのことで大変ね でも世間知らずなだけで根に持つ人じゃない 甘やかされて育って名前も「姫(コンジュ)」でしょ?
根に持たないというのは初耳です
パダは反発しました。
3年前うちで大騒ぎして母と私が倒れた時、義母に会わなくていいと言われました 正直に言うとあの時が一番気楽でした
その気持ちはわかるわ
グムアは笑います。
お義母さんに会う度動悸がします うちは代々心臓が弱いんです 会うのも命懸けなんです 満足なお話が出来ずすみません 調子が悪いので今日は早めに帰ります
パダはそう言うと帰り支度を始めました。
♣
グムアは家でチャウォンに電話します。
かなり怒ってるようだったわ パダさんが何かしたなら別だけど、これまで十分頑張ったもの 私は母さんの毒舌に慣れてるから平気だけど・・頑張って仲直りして
グムアは弟を励ましました。
妻の一番の味方は夫なんだから
わかったよ
チャウォンは電話を切り息を吐きます。
♣
義理の兄になるテギと仲良くしようと役所に会いに来たウンサン。しかし仕事を終え出てきたテギに前に見た女性が走りよりました。
テギさん!
テギは女性の肩を抱きながら歩き出します。
何を食べに行こうか?
ウンサンは2人を見ながら拳を握りしめました。
別れてないじゃない・・
♣
ウンサンは家の前でウンガンを待ちます。そして夜の公園で帰ってきたウンガンと話しました。
姉さんはあいつが浮気してると知ってて結婚する気だったの? どうしてよ
ウンサンは姉に問います。
なんであんなヤツと結婚したいわけ?
ウンガンは涙ぐみました。
私は何の結果も出したことがない 母さんの言う通り教員試験も投げ出したし・・結婚もやめたら人生の脱落者になるわ
結婚は勉強とは違う 親を見ればわかるじゃない 愛し合って結婚してもあの有様よ 離婚よりは婚約破棄、それよりは別れがマシ
離婚するのは怖くない 今の状況より悪くなることなんてない いっそバツイチに・・
いい加減にして!
ウンサンは叫びました。
姉さん、自信を持ってよ!
私には何もない ウンサン、私は37歳よ 仕事もない
37歳だから何? 仕事は探せばいい 姉さんは好きでもあいつは違うでしょ 最初から好きじゃなかったのよ 交際3ヵ月で浮気するクソ男よ
ウンサンは姉の結婚を止めようと頑張ります。
仕方なく挨拶に来ただけでしょ 未練を断ち切って!
まだ子供なのよ 今までも結局は戻ってきた 今度もそうよ 結婚すれば落ち着くわ・・
姉さん、目を覚まして 世間体を気にしてるでしょ 37歳でも公務員と結婚したと言われたいから あいつの両親に会った? 会うわけない 結婚する気がないんだもの
ウンガンは何も言えず涙を拭います。
通り過ぎる停留所 コスパのいい彼女 そこまでの関係よ 就職前は仕方なく戻ってきた でもおしまい 戻ってこないわ
ウンサンも目を潤ませます。
姉さんは母さんが言うみたいな普通の人じゃない すごく賢いのよ! 自分を見直してアイツと別れて!
ウンガンは肩を震わせて顔に手を当てました。
結婚は宿題じゃないの
ウンサンは歩き去ります。ウンガンはその場で泣き続けました。
♣
気持ちの沈むパダは仕事を休んで床についていました。パダはベッドから体を起こすとスタンドの下に置かれた封筒に気づきました。封筒にはチャウォンのメモが添えられていました。
”頼まれたお金だ 新しいレーザーが入った 試しに来い 悪いと思ってる 体調に気をつけろ”
メモにはそう書かれていました。封筒の中には1千万ウォンの小切手が入っていました。 パダはウンガンに電話します。
ウンガン、家に寄ってくれる? 今日は休むわ
♣
ウンガンはパダ達の部屋の暗証番号を押して中に入ります。そして広々とした室内や高価なインテリアを見て感嘆のため息をつきました。ウンガンは壁に飾ったパダとチャウォンの結婚写真をながめます。
ウンガン
寝室からパダが出てきて笑いました。そしてウンガンに小切手を渡します。
準備金の足しにして
そんな・・ 要らないわ
もっと包みたいけど最近入り用が多くて
パダはウンガンの手に封筒を押し付けました。
ありがとう いつも申し訳ないわ 必ず返す
お金持ちだから気にしないで
パダは笑顔で言います。
どこか悪いの? 休むなんて珍しい
頭も痛いし風邪みたい
ウンガンはパダをソファーに座らせます。そして肩を揉み始めました。
だいぶ凝ってるわ ストレスね
私も溜めたくないんだけど姑の嫌みで夫まで嫌いになりそう ああいい気持 あなたの手はすごいわ 触るだけですぐ治りそう
パダに褒められてウンガンは笑顔になります。
挙式日は決めた?
まだ挨拶に来ただけ
ご両親も喜んだでしょう 大人受けが良さそうだもの
家具を揃えるのも結構かかる?
イタリアで家に招待された時に部屋の写真を撮っておいたの 家具を買う時役にたった 新居が決まったら手伝うわ
手伝うも何もワンルームだもの
あのね 結婚する時に確認すべきは姑よ
パダは真顔になります。
最初から無理はしないこと
そうね
パダは椅子から立ち上がりウンガンを促しました。
ウンガン、ちょっと来て
♣
パダはウンガンを連れて部屋に行きジュエリーボックスからリングケースを出しました。そしてウンガンに渡します。
結婚の贈り物よ
ケースには1対の結婚指輪が並んでいました。
ステキ・・
本物のダイヤよ 気に入った?
当たり前じゃない
世界に1つだけの指輪よ
ウンガンはパダに抱きつきます。
ありがとう パダ
幸せになってね ウンガン
うん・・
♣
テギはつきあっている若い彼女から妊娠を告げられます。
最高だ 俺の知人にも妊娠を機に結婚した人がいる 幸せに暮らしてるよ
テギは大喜びで電話口でキスの真似をします。
嬉しいよ ありがとう
♣
ウンガンはテギに連絡してアパートに行きます。そしてパダから貰った指輪を見せました。
パダからよ ステキでしょ はめてみよう
けれどテギはウンガンを止めました。
ウンガン・・
テギ 心が揺れてるのはわかってる 待つわ
関係も持ってないのに結婚を?
勉強が大変だったから
違う もう何も感じないんだ
努力するわ
もう何もしたくない わからないのか
テギ・・
テギはウンガンを真剣に見つめます。
なあ もう認めようぜ もっと年を取る前にいい人を見つけた方がいい お前を受け止めてくれる人は大勢いるよ 俺なんか捨てろ
嫌よ 4年がもったいない あなたに投資したのよ 私の青春 時間 お金 私の努力 体と心はタダじゃない
ウンガンは訴えます。テギはため息をつきました。
返すよ いくらだ
結婚して返せばいいわ
いい加減にしろよ!!
テギは声を上げました。
4年間肩身が狭かった 「勉強しろ」 「友達に会うな」 「ゲームするな」 小言ばかり 何度ここで予想問題を解いたと?
テギは指でテーブルを叩きました。
母親か? 俺は囚人でお前は看守だった あの日々を後悔してる 鷺梁津の店でおごってもらうんじゃなかった 若い男を飼育したのさ
そんな言い方しないで あなたが好きだったし他の人を想ったこともない
正直になれよ
テギは言いました。
この話はしたくないが・・好きな男がいるだろ
・・何て?
だから別荘でウソ発見器を嫌がった
テギ・・ やめてよ
俺は代役に過ぎない アイツを見る目が違うのは分かってる パダも気付いてないよな だから”永遠の友情”なんて言ってる
ウンガンは狼狽えます。
まさかアイツも? 知らないフリを?
もうやめて
テギはウンガンの肩を掴みました。
恥ずかしいか?
そうじゃない
認めろよ
違う
友達の夫が好きなんだろ!
テギは指輪を投げつけました。ウンガンはテギの頬を打ちます。
♣
チャウォンが家に帰るとパダが食事の支度をして待っていました。チャウォンは後ろからパダの肩を抱きます。
可愛い奥さん 僕がもっと尽くすよ
その”薬”はもう効かないわ
チャウォンは舌打ちしてテーブルにつきました。
役所の許可を得た 新しい薬だぞ
ウンガンにお金と指輪を渡したわ ありがとう
友達のおかげで仲直りか
チャウォンはパダのグラスにワインを注ぎます。
また氷姫になるところだった
”姫”はやめて ある人を思い出すから
母さんの名前だもんな
2人は笑います。
ウンガンさんとの友情は本物だな
感謝してるもの もっとあげたかった
分かってる 彼女がいて頼もしいよ 僕が死んだら2人で暮らせ
チャウォンはグラスにワインを注ぎます。
♣
ナムチョルはスーツを着てグムアと階下に降ります。そしてムルサンに挨拶しました。
いってきます
今日は日曜日だぞ 君の好きなすいとんを作ってる
頬に粉をつけてムルサンは言いました。
取引先の結婚式なの
グムアがムルサンに教えました。
どこの?
チョロン企業のチェ常務の妹さんの結婚式です
それは行くべきだな
ムルサンは頷きました。
はい
ナムチョルはグムアに声をかけて玄関に向かいます。
それじゃ行ってくる
ええ
行ってらっしゃい
子供達がナムチョルに呼びかけました。
♣
ウンサンが家で投資状況をスマホで見ているとナムチョルから電話がきます。
社長、どうかしましたか? ・・今ですか? わかりました
ウンサンは上着を着て家を出ます。
♣
ウンサンがナムチョルに呼ばれた場所に行くとキャンピングカーのそばでナムチョルが笑っていました。
ウンサンさん
どうしたんですか?
乗って
ウンサンはキャンピングカーを見て舞い上がります。
信じられない
♣
ナムチョルはウンサンを乗せてキャンピングカーを走らせます。
最高すぎる
ウンサンはキャンピングカーを見回してはしゃぎました。
そんなに?

<画像出典>bs11.jp/drama/akaifusen/
はい! 私を乗せるために?
ウンサンは目を輝かせます。ナムチョルはウンサンを見て目を細めました。
どこに行こうか 4時間は自由だ
やった!
免許は?
一種を持ってます 運転歴は5年
ナムチョルは車を停めるとウンサンと運転を替わります。
わあ! ドキドキする
ウンサンは上機嫌でキャンピングカーを運転しました。
♣
2人は紅葉した木々に囲まれた湖畔に来ました。
久しぶりに来たけどいい景色だ
ウンサンはスーツ姿のナムチョルをながめます。
スーツで現れた時は別人かと思いました
はは・・ 結婚式を言い訳に・・ 変だろう
いえ すごく似合ってます コーヒーでも?
そうだな
2人はキャンピングカーからテーブルと椅子を出してコーヒーの道具を置きました。ウンサンは手際よくコーヒー用具をセットします。
上手だね
マッチなしで火もつけられますよ
本当?
ライダーがある
ウンサンの言葉にナムチョルは笑います。
♣
2人は湖を眺めながらコーヒーを飲みます。
気持ちいい たまに来ようかな
ナムチョルは言いました。そしてウンサンに訊ねます。
彼氏はどんな人?
いませんけど
本当?
数人いそうに見えます? くだらないので彼氏は作りません
ナムチョルは笑いました。
何か?
カッコいい
え?
君の行動は全部カッコいい まだ28歳なのに本当に200歳みたいだ
褒めてます?
うん
ウンサンは可笑しそうに笑いました。
”草”すぎる
え?
言葉が出ないという意味です
ああ 息子もよく使う ”ぴえん”なら知ってる
ウンサンは笑いました。
社長にぴったり
本当に僕って可哀想な顔? あの日・・
ウンサンは頷きます。
はい
即答だな 家ではムードメーカーだろう
家では話しません
ウンサンは答えました。そのまま黙っているのでナムチョルも湖を見つめます。
あの日は怒って悪かった
ふいにナムチョルはウンサンに謝ります。
感謝してる お金のこと
お父さんが喜んだでしょう
インプラントにしたと 町中で息子の自慢を・・
涙が溢れナムチョルは慌てて立ち上がりました。ウンサンは湖を眺めるナムチョルの後ろ姿を見つめます。それから水をナムチョルにかけました。
冷たいな
ナムチョルはウンサンに仕返しします。2人は水をかけあい子供のようにはしゃぎました。
♣
パダはチャウォンと母親の療養院を訪れます。チャウォンは医師と話しに部屋を出ていきました。2人きりになると母親のヨ・ジョンヒはパダに言いました。
ウンガンとチャウォンを2人にしないで
浮気を心配してるの?
2人で車に乗るなんてあり得ないわ
やめてよ
そういう状況になれば誰でもそうなるものよ 知り合ったのもウンガンが先だったでしょ ウンガンに会いに行った時彼があなたに一目惚れした
そのとおりよ 全くもう・・ 余計な心配しないで 友達に夫を奪われるとでも?
よく聞いて チャウォンさんなら誰でも惹かれるわ ウンガンも言わないだけで好意を持ってたはず
ジョンヒは語りました。
ドラマ(第6、7話)の感想
う~~ん、ウンガンもテギにここまで粘らなくちゃいけないんですかねえ。テギはもうウンガンと離れたくてたまらないのがウンガンにも十分わかっているんですが、37歳という年齢がウンガンを不安にさせているんでしょうか。仕事をちゃんとしていないというのも大きいですかねえ・・。
でもこのドラマでわからないのは、パダの仕事の手伝いをしているのならウンガンを正規の社員にしてあげればウンガンのコンプレックスも解消されたんじゃないかなと思います。パダも母親や借金の返済での苦労はあるようですが、仕事は順調で多忙なんだから親友のウンガンを仕事のパートナーにすれば良かったのに。カナエはドラマの始めで高校時代の親友がそのまま仕事を一緒にしてるんだな、と思って観てたんですが・・。

<画像出典>hikeyblog.com/benri-item/akai-huusen-cast/
でもそうなるとこのドラマでのテギにすがるウンガンという展開が出来なくなってきちゃうかな。ウンガンがあくまでも教員試験を受けて先生になるのを目指しているならパダがバイトにしてるのもわかりますが、ウンガンも試験を受けるのをやめてテギとの結婚を進めることに執着するからテギに邪魔にされることにもなったんですよね。
このウンガンという主人公もずうっと暗い顔で別れたがってるテギを追いかけていて観ていてこちらの気分も沈んできちゃう・・テギに会った親の対応も最悪だけど・・このまま底なし沼のように沈まずに、ウンサンのようにどこかでパリッとした面も見せて欲しいです。
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