韓国ドラマ「青春ウォルダム呪われた王宮」でジェイは都で起きた連続殺人事件の謎を解き明かす!その第5話のネタバレあらすじ、感想も!!

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ドラマ

こんにちは、カナエです。今回もNHKBSで放送の「青春ウォルダム呪われた王宮」(第5話)について書きたいと思います。

ファンはジェイに信頼以上の感情を抱き始める・・

NHKでBSP4K(日)夜9時/BS(金)午前0時25分に放送

キャストとこれまでの物語

<第1話>  <第2話>  <第3話>

<第4話>

ドラマのネタバレあらすじ(第5話)

第5話

ミョンジンガラムは町に貼られた三件目の殺人事件の手配書をながめます。

三件めか

ミョンジンが手配書を剥がしたのでガラムは驚きます。

剥がしちゃだめですよ! お師匠様!

けれどミョンジンは笑ってガラムの頭を撫でました。

全く・・心配するな これくらいのことでびっくりするのはこの町でお前だけだぞ

ミョンジンは涼しい顔で歩いていきます。

なんで頭を撫でるんだよ・・

ミョンジンはガラムを振り向いて言いました。

なんでついてこないんだ さては可愛い顔で私を睨んでいたな

ガラムは急いで追いついてミョンジンに怒りました。

男に可愛いなんて聞きたくありません!

可愛いから褒めてやったのに聞きたくないだと? じゃあ耳を塞いじゃえ!

ああもう! 触らないで下さい!

ガラムは逃げ出します。

本当にかわいいな

ミョンジンはご機嫌です。

***

ジェイ(チョン・ソニ)はミョンジンの「萬研堂」を訪れました。

ごめんください

誰もいないようなのでジェイは扉を開けて中に入ります。そして自分の人相書きを見つめました。するとミョンジンたちが帰ってきます。

コ・スンドル内官?

声をかけましたが返事がなくどなたかいるのではと中に・・ ちょっと気になることがありまして

なんですか

ミョンジンは訊ねます。ジェイは人相書きに目をやって話しました。

どうして様々な事件をあの罪人が解決したと思われるのですか

ジェイの問いにミョンジンは説明します。

五年前あの方の兄が初めて事件を解決したがそれは不可能なのです 当時あの方の兄はすでに役人となって都で働いていましたから開城の事件など解決出来ません だから当然他の事件も違うんです

ミョンジンは得意げに言いました。

私の願いはミン・ジェイさんに会って国中のあらゆる事件を解決することなんです!

死んだそうじゃないですか! 未練がましいですよ!

ガラムがジェイを横目で見ながら訴えます。

決して死んでなどいない 断言するが必ずどこかで生きている

絶対に死んでます!

絶対に生きている!

二人の言い合いにジェイは困惑し口を挟みました。

私はあなたが慕う女性ではありませんが共に捜査をさせて頂きたく思います

ミョンジンはジェイの言葉に笑います。

どうしていらしたかわかっていますよ

ガラムは苛立ってミョンジンの持っていた手配書をジェイに見せました。

また手配書を剥がして持ってきたんです! このままじゃ大変なことになりますよ そんなに牢に入りたいならお連れしますから

ガラムの怒りをよそにジェイはミョンジンに聞きました。

今回の事件の手配書ですか?

兵士長が三つの事件を”四方位事件”と名付けたそうですね

ジェイは頷きます。

あのお方は四件目の殺人が起こると 私もそう思います 

そうですね

暦によると四件目の殺人は四日後に起こると 二件目の亡骸を調べて文字を見つけたいのです この分野に詳しいあなたに協力をお願いしたいのですが・・

ということは”あれ”ですか?

そうです ”あれ”です

”あれ”? ・・それってなんですか?

ガラムはキョトンとします。二人は同時にガラムを見ました。

我らは墓を掘り起こすのだ!

***

ソンオンは都の東側の老人たちの保護に乗り出します。

一方ジェイはファン(パク・ヒョンシク)にミョンジンのことを報告しました。

萬研堂の主は私が来ることを予測していたようです

どんな人物だ?

軽薄そうに見えますが実は天才です 弟子という者も機転が利いて役に立ちそうです 世子様はミョンジン様に会われたことがないのですか?

噂に聞いて調べただけだ 一年前に私の肩に刺さった矢をテガンに持たせたところ、すぐ私からの依頼であると気づいたと

すごい・・

ジェイは感心したあとで言いました。

二件目の亡骸ですが明日の日暮れに掘り起こしに行きます

ああ それはもう一人同行させるつもりだ

え? それはどなたですか?

そうだな・・ どう説明をすればよいか 

ファンはその人物の特徴について語りました。

背がすらっと高く誰もが振り返るかなりの男前だ 光輝いている姿をしているからどこにいてもすぐわかる

そんな方が・・墓掘りに?

ジェイは首を傾げます。

***

ジェイたち三人はファンの話した”南山谷のパク”という人物を待っていました。

もうすぐ日が暮れるというのに現れないな

ミョンジンはイライラし始めます。

どんな男だって?

顔が光り輝いていると

墓掘りに顔の良さが要りますか

ガラムが訝しがります。

ちょっと見た目がいいからと軽薄に振る舞うやつは大嫌いだ

ミョンジンも同意しました。

それでその人物の得意なことは?

顔がいいだけでなく文武両道でなんでも完璧にこなす最高の人物だと 捜査にとても役に立つと言ってました

なんかすごい方みたいですね

最高の方だかなんだか知りませんがねえ・・ 約束の時間はとっくに過ぎてるんですけど!

ミョンジンは皮肉たっぷりに話します。

あれ? もしやあの方・・?

ガラムが遠くを見て言いました。

***

女性達の注目を浴びながら一人の両班が歩いて来ました。その容姿端麗さに周囲はうっとりとその人物を見つめます。

(世子様…?)

あれがパク殿か?

絶対パク様ですよ 本当に顔が輝いています

ガラムが感激して言いました。

ファンが来るとミョンジンたちは頭を下げました。ファンも挨拶して微笑みます。

はじめまして パク殿 万物を研究する萬研堂の主、キム・ミョンジンと申します

お噂はかねがね聞いております

ハハッ 私の噂が南山谷まで? いやあ、そんなに知られていたとは ハハハ

ミョンジンはガラムを小突きました。

あの! 他の方は? お一人でいらしたので??

ジェイはお付きの者のいないかファンの後ろを確かめます。

コ内官! どうみてもこの方がパク様ですってば

ガラムが笑います。

そうだ 世子様に伺ったそのままの方ですね

ミョンジンに言われファンはジェイに向かって勝ち誇って笑います。

キム・ミョンジン師匠の弟子でございます

ガラムが挨拶しました。

よろしく それではあなたが内官のコ・スンドル殿か どうぞよろしく 南山谷のパクです

ああ~・・はい・・

ジェイは戸惑いながら答えます。

内官のコ・スンドルです

***

ファンの親衛隊の一人が秘密裏に情報を伝えていました。その男は情報を書いた書簡を地面に埋めた筒の中に入れ上に大きな石を被せました。そして書簡を入れたという目印に黒い小さな石を置いて去ります。

その後一人の女官が来て書簡を出して読みました。

コ・スンドルは兵士 内官ではない”

書簡にはそう書かれていました。

***

王宮では東宮殿を訪れた王妃ソ内官達からファンの不在を告げられていました。

世子がいないってどういうこと?

今日の会議にもお出にならなかったと聞いているけれど

王妃付きの女官、クォン尚宮も言い添えます。

書庫で本を読むとおっしゃっていました

東宮殿のチェ尚宮が答えました。

書庫にお入りになるといつも鍵をかけて夜を明かされます  私どもにもついてくるなとおっしゃるので・・

ソ内官が説明しました。

コ内官も一緒に?

王妃は訊ねます。

四方位事件のことで相談があるからと一緒に書庫にお連れに

はあ・・骨身を惜しまず励んでいるみたいね

王妃は納得します。

***

墓に向かったミョンジン達は二番目に殺された老人の墓を掘り起こします。

もっとしっかり掘ってくださいよ

墓を掘りながらガラムは一緒に掘っているファンに言います。

パク殿に任せたら一晩でも堀り切れないな

ミョンジンが見ていて呆れます。

もう結構です 私がやります

ジェイがファンと交代しました。

***

夜になり墓を掘り起こすとミョンジンは棺桶の蓋を開けました。

良かった 山の寒さのおかげで腐敗があまり進んでいない

体に文字がないか調べてください

ジェイが頼みます。

胸の傷が原因で死に至ったのだな しかし妙だ 

どうされました?

ガラムが訊ねます。

胸の傷で死んだはずなんだが・・

だがなんだ?

ファンが問いました。

生きている時に刀で刺されると皮膚が縮んで周りに血が流れる・・この胸の傷のように だが死んだあとで刺されるとこのみぞおちの傷のように血は出ず皮膚も縮まらない

ーということは胸を刺したのち完全に死ぬのを待ってから更に刺したということですか?

ファンは驚きます。

すでに息絶えたのに 何故そんなことを?

ファンとジェイは顔を見合わせました。ファンはお腹に乗せた両手に目をやります。

死体の手のひらを見せて下さい

手を裏返すと手のひらには”家”と刻まれていました。

家(いえ)ではなくて(け)だな

ジェイが告げます。

すると読みは宋(そう)ではなく宋(そん)だ

ファンが続けました。

三番目の文字は”滅”だった 順番に読むと”宋” ”家” ”滅”

ミョンジンが語ります。

宋家滅亡?

犯人は宋家滅亡を望んでいるのか?

犯人は宋家に恨みがあって三人殺し呪ったということですか

だが次の殺人でどんな文字を刻むかはわからん

ファンは困惑します。

じゃあ次の文字が何になるかでこの三文字の意味が変わるんですか

ガラムの言葉にジェイは頷きます。

我が国の言葉は最後まで聞いてみないと

ミョンジンが語ります。

どんな文字か見当はつきますか

ファンがミョンジンに問いました。その時ジェイのお腹が鳴ります。

頑張って掘ったからお腹が空いたでしょう

ミョンジンが笑いました。

もう通行禁止の時刻ですけどね

ガラムが申し訳無さそうにジェイを見ました。

私に考えがあるから 心配するな

ミョンジンが請け合います。

***

ミョンジンは行きつけの店に三人を連れていきました。

坊ちゃん いらっしゃい

席を用意してくれないか

もちろんですよ

三人は席につきますがファンは座りません。

通行禁止の鐘が鳴りましたしこんなところにいてはまずいでしょう

そう固いことをおっしゃりますな

ミョンジンはファンをなだめます。

この時刻に商いをするのは法に触れますぞ

法なんて守ってられませんよ 息がつまる

ガラムが主張しました。

とんでもないやつだな 法は守るためにあるのだ

高貴な方なのですね

ミョンジンはファンを見ながら話します。

私はしがない領議誠の息子で・・

箸を取りながら呟きました。

全く弟子も弟子なら師匠も師匠で・・

では法を守ってパク殿は食べるのをおやめに?

ジェイがファンに訊ねました。すると店の主人の娘のボクスンが汁かけご飯を持ってきました。

さあ、どうぞ〜

おいしそう!

坊ちゃんごゆっくりどうぞ

さあて召し上がらない方はほっとくとして

ミョンジンはファンに向かって言いました。

いただきますね

三人は食べ始めます。

う〜ん おいしいな

ジェイがファンの席に箸と匙を置きました。

さあどうぞ この国の民がよく食べているものです

ファンは店で美味しそうに食べている客たちをながめます。それから席に座るとご飯を食べてみました。そのご飯が意外に美味しくてファンは驚きます。するとジェイがご飯をよそったファンの匙におかずを手で乗せました。

おい! お前・・

切るものがなかったので

ジェイは手を舐めながらすまして言いました。

友愛の情がなければ絶対にできませんよ

ミョンジンが笑います。

友愛の情ってなんですか

隣に座ったガラムがミョンジンに訊ねました。

相手を大切に思う気持ちだ

ジェイはファンに向かって話しました。

いやいやパク殿が羨ましい

ミョンジンは匙をガラムに向けました。

私にも

けれどガラムはおかずを手で取ると食べてしまいます。

見ました? こいつには友愛の情がないのですよ!

誰にでもするのではないですよ 私の気持ちです

ジェイはファンに微笑みます。ファンは咳払いするとおかずを乗せた匙を口に運びました。

いかがですか

・・うまい

***

店の主人が酒を持って来ました。

さあさあ飲んで どうぞ!

やあ 酒まですまんな もしかして効果があったのか

ミョンジンは主人に訊ねます。

天井のネズミが坊ちゃまのおかげでとっても静かになりましたよ!

そうか! それは良かった それじゃあ遠慮せずに頂くよ またネズミが出たら言いなさい

はい

ファンは主人とミョンジンの会話を聞いて自然に笑顔になります。

それじゃあ飲んでくれ

ミョンジンは皆に酒を注ぎました。四人は乾杯して酒を飲みます。ファンはジェイが勢いよく隣で酒を飲み出したのに慌てます。

お前は酒が飲めるのか?

そりゃ飲み物ですから飲めますよ

しかしお前は・・

内官です 酒好きの内官

ジェイはニッコリしました。ファンを除いた三人は酒を飲んでおおいに盛り上がります。

***

酒を誰に教わった?

二人で帰りながらファンはジェイに聞きました。

教わってなんかいませんよ この国で女が教わることなんか針仕事と料理くらいですよね

教わらないのに酔いつぶれずに飲めるのか

お酒を口にぱーっと流し込んでみんなでどんちゃん騒いで笑って泣いて・・それが楽しいんじゃないですか 私は自分で学びましたよ

ジェイは赤い顔で話します。

だけどどんなに楽しくてもそれが人生のすべてではありません 宴がお開きになったらまた戻るべき日常が待っているのです

・・四件目の殺人を考えていたのか

文字のことがずっと気になっています

ジェイは歩みを止めてファンを見ました。

でも何故暦を暗記しているのですか?

暦は農業の基本だろう? 民の暮らしを支えるものならば世子である私も知っておかねば 暦というものは自然の摂理と生病老死に深く関わっているのだ

生病老死・・

今回はひどいことに使われたが・・

見回りの兵が来たのでジェイはファンを引っ張って小道に隠れました。

何故隠れるのだ

夜の見回りをしている兵士たちです 見つかったら棒で十回叩かれます 痛いんですからね

私には関係ない 私が叩かれると思うか

ジェイは瞬きしてファンを見ました。

かくれんぼ知りませんよね?

いくら民の暮らしに疎いといってもかくれんぼくらい知っておるわ!

かくれんぼ始めますよ もし先に見つかったら罰としておでこをパチン

世子の額を叩くつもりなのか?

見つからなければいいんですよ 来た!

ジェイはファンを通りの奥に引っ張りました。体が近づき二人は見つめ合います。ジェイはファンに微笑みますがファンは視線をそらし互いに触っている足を後ろに退きました。そして気まずげに咳払いします。

世子様 胸がこう・・ドキドキっとしませんか

なんでドキドキするんだ? 何も感じない

ファンは強がります。

私はドキドキしてます 私は怖いとドキドキするんですけどそんなときは怖いのと楽しい気持ちが半々です 私はこのドキドキが大好きです

ファンはジェイを見つめます。

今とても・・ドキドキしてます

ジェイはファンに近寄ります。すると屋根から猫が降りてきて道路にザルが落ちました。

誰だ?

見回りの兵が小道を松明で照らしました。しかし誰もいませんでした。

***

ジェイとファンは走って大通りに出ました。

見つからなかった

ジェイは赤い顔で笑います。つられてファンも笑顔になりました。

フフッ

ジェイはまた走り出します。酔ったジェイをファンは追いかけました。

***

ガラムは領議政の屋敷の門を叩いていました。

あの〜ごめんください 一番下の坊ちゃまがお帰りです

ミョンジンは酔って地面で寝ていました。

誰でもいいから開けてください!

すると下男が扉を開けました。

静かにしてください 奥様が起きるじゃないですか

そして寝ているミョンジンを見て呆れます。

全くもう・・坊ちゃま!

下男はミョンジンを背負います。ガラムは落ちた靴と帽子を持ってついていきました。

***

庭を通るとガラムたちは父親のキム・アンジクに怒鳴られます。

また酔っ払ったのか? 見苦しい格好をしおって! どれだけ飲んだんだ?

少し飲んだだけなのですが・・

ガラムがお辞儀をして話します。

お前は何者だ?

ガラムはミョンジンを手で示しながら言いました。

お師匠様からいろいろ教わっております

師匠がこんなになるまでほっておいたのか?

はい・・すみません

ガラムは頭を下げました。アンジクは不機嫌に歩き去ります。

すると今度は二人の兄が現れました。

酔って帰ったら門を開けるなと言ったではないか

長兄が下男を叱ります。すると次兄がなだめました。

いえ、兄上、情けない奴ですが我らの弟です 家の前に放置すれば対面に傷がつきます 早く部屋に連れていけ

次兄は下男に命じました。

二度と外に出られぬよう部屋の鍵をかけておけ

長兄はそう言うと次兄と行ってしまいます。

***

ガラムと下男はミョンジンを部屋で寝かせます。

あの〜皆さん家族なのにどうしてあんなに冷たいんですか?

何も知らないんだな ここは天下に名だたる領議政様のお宅だ 二人のご子息も役人として重要な役目を担っておいでだ だが末っ子の三男ときたらやっと学問所に入ったのに退学になっちまってさ そりゃ疎まれる

はあ・・

ガラムは布団から出ていたミョンジンの手を中に入れてやります。

明日の朝は酔いざましの汁を作って差し上げてください

酔いざましだって? 朝飯も出るかどうか うちの奥様は本当に怖い方でな 今日は早くお休みになられたから静かだが・・ ミョンジン坊ちゃま、明日は箒で叩かれて目を覚ますぞ

ええ?

ガラムは驚嘆します。

・・お師匠様は本当はとても立派な方なのに

***

ジェイとファンは王宮の近くまで歩いてきました。

兵士長と対決して辛くはないか

こんな形でお会いしたくはなかったのですが・・今は致し方ない状況ですね でも私は対決だとは思ってません 民が犠牲になるのを防ぎ残忍な犯人を捕まえるため互いに力を尽くすだけです

ジェイは正直な気持ちを告げました。

私も世子様に伺いたいことがあります 世子様は兵士長様についてどうお考えで?

ジェイは目線を落として続けました。

この件は私の能力を試すだけでないように思えてならないのです なんとなくあの方の忠誠心を試しているように感じています

そんなことはない 兵士長の能力を買っている 忠誠心も・・

もしや”呪いの書”のせいですか

ファンは足を止めました。

”友はお前に背き刀を向けお前の愚かさにより多くの人が死ぬだろう” 書にはそう書かれていました だから距離を置いているのですか? 兵士長様が自分に刀を向けるかと 自分のせいで兵士長様が命を落とすかと怖れているのですか

ファンは悲しげに話します。

既に開城へ私が遣わした使者が死んでいる そちも家族が私のせいで死んだと恨んでいただろう

まだ覚えておいでとは・・ あの時は王宮を追い出されるのが怖くてそう言っただけです 世子様のせいではありません

ファンは松明の灯りに目をやりました。

兵士長はまだ仕事中か

***

ファン達はソンオンの仕事場に向かいます。

入ってみろ

は? 入ってどうするのです

きっと内官と競わされているのが気に食わないだろう また許嫁のそちを思い心が乱れているはずだ

でも私からは何も言えません 世子様が慰めて差し上げて下さい

ん?

世子様も兵士長様が心配なのでしょう? さあ励ましてあげて下さい

ジェイはファンの背中を押してソンオンの部屋の扉を開けました。

世子様?

ソンオンはファンを見て驚きます。ファンは咳払いをしてごまかしました。

今宵はお忍びで?

ああ

ファンは扉を閉めました。

***

ジェイは扉の傍で聞き耳を立てていました。

そちは何故こんな遅くまで仕事をしているのだ 四方位事件のせいか

ファンは訊ねます。

実は・・夜が明けたら世子様にお目にかかるつもりでした

ソンオンは引き出しから磁石を取り出しファンに渡しました。

方位磁石だな

祝詞の件に関わった役人が売ったものの中にこれがありました

ファンは厳しい表情になります。

何故何も見つからなかったと言った? 持ち主を知っているな

ソンオンは沈黙します。

そちの父、ハン・ジュンオンのものか

父ではありませんでした この磁石は・・

二年前明の使者が来た時に受け取った者が何人かいたな

いかがいたしましょう

・・今更何を言ってる 偽りの報告をしておいて 父親のものでないとわかったから指示を仰ごうと言うのか?

息子として確かめたいと思いましたが・・父のものであっても事実を申し上げたはずです

果たしてそうか・・?

二人は互いの顔を見ます。

祝詞を汚したのがそなたの父ならハン家はどうなっていたか・・ 私が放っておかない それを案じたのだろう?

世子様と私は主と臣下である前に友なのです

ソンオンは言いました。

友ならばどうすべきだったと・・?

父が関係するので迷いが生じた私の苦しい思いをご理解いただけませんか? 迷いがあったとしても、たとえそれが父のものだったとしても、結局は私は世子様の味方だと信じて頂けませんか?

私は・・

ファンは動揺します。ジェイのさっきの話が頭をよぎりました。

兵士長様が自分に刀を向けるかと 自分のせいで兵士長様が命を落とすかと恐れているのですか

私は世子になってから友など持たないことにした だか今夜のそちの誓いはよく覚えておこう これが父のものであっても私の味方になると言ったな

ファンはソンオンに告げました。

その誓いを忘れるでない

何者だ!

外で声がして二人は部屋から出ます。

***

ジェイは兵士に捕まっていました。

どうしたのだ

ソンオンが訊ねます。

通行禁止を破り勝手に入り込んでいました

内官のコ・スンドルです・・

ジェイは言いました。

身元の確かなものだ 放してやれ

兵士たちはジェイを解放して去っていきました。

お忍びにテガンでなくこの者を連れて・・?

ソンオンはファンに問いました。

用があったのだ では帰る

ファンはジェイを連れて王宮に戻ります。

***

おでこにどうぞ 

ジェイはファンに話ました。

見つかったらおでこを弾かれる約束です

ジェイは帽子をずらして額を見せます。ファンはしばらく目をつぶっているジェイをながめ、それから言いました。

そんなふざけたことはしない

ファンは歩き出します。

あとからは無しですからね

ジェイは後を追いました。

***

王妃の居所では三人の女官が大君に菓子を運びながら噂話をしていました。

大君様は必ずお夜食を召し上がるわね

そうなのよ お勉強のときもお菓子を持っていくし

もっとお勉強を頑張らないと 世子様を見てよ 学問も武芸もほんと素晴らしい

棒打ちをなさっているところを見た? なんにも出来ないのよ

亡くなった前の世子様もすごく優秀だったらしいわ ミョンアン大君様は二月も早産でお母様も違う 世子様たちとは大違いね

女官たちは笑いました。話を聞いた右議政のウォンボは憤ります。

お前たち・・なんて奴らだ!

ウォンボは三人を殴りつけます。女官たちは悲鳴を上げました。

どうかお許しください!

女官の分際で大君様を侮辱するとは!

ウォンボは女官を蹴りつけます。騒ぎを聞いて王妃が出てきました。

おじ様 落ち着いてください

こ奴らを鞭で打ってつまみ出せ!

ウォンボの怒りは収まりません。

***

大君様、驚かれましたか?

ウォンボは大君の頭を撫ぜます。

おじ様、何故あの者たちを厳しくお叱りに? 女官になってからまだ日が浅い者たちですよ

王妃がウォンボを諌めます。

粗相をしたら罰しませんと 甘い顔を見せればつけあがります

ウォンボは大君の手を握りました。

大君様、私は大君様の実の祖父だと思い生きて来ました

はい・・わかっております

そして王妃様、あなたのことも娘のように思っています お二人を悪く言うものは許しません

感謝しております

王妃は微笑みました。

誰が何を言おうと気にしては駄目ですよ 宜しいですね?

ウォンボの言葉に大君は頷きます。

はい 大おじ様

大君、もうお部屋に行きなさい

王妃は息子に言い、大君は部屋を出ていきます。ウォンボは人払いして姪と二人きりになりました。

おじ様、先程女官たちを叱ったのは・・ もしや大君のことで女官たちが・・?

いえいえ違います また余計なことを気になさって胸の痛みが出ないか心配です どうか私だけをお信じ下さい

おじ様がいらっしゃるおかげで王宮で耐えていられます

耐えることなどありません この王宮は王妃様の家でしょう くつろいでお過ごしください

・・ええ

王妃様だけでなく大君や大君の子孫がここで生まれここで食べ眠ることになるのです

それは無理ですわ 大君は婚姻を結べば王宮を出ていきます 大君が出ていけば私は一人・・

そうはなりません

ウォンボは断じました。

我が国の歴史に世子は大勢いました ですがすべてが王座に就いたわけではありません 殺されたり世子の座を追われたり病で死んだり・・ 何故王になれなかったものが多いのか

ウォンボはあざ笑います。

王妃様もご覧になったでしょう 亡くなったウィヒョン世子のことです 今の世子もまたそうならないとは限りません

王妃は顔を強ばらせます。

なんてことを! おじ様…

我らが暮らすこの国は面白いのです 王妃の親族が政を動かせるのです あなたが王妃の座につかれたので私どもチョ家の一族はこの国一の名門になりました

王妃は怯えるようにおじを見ます。

ですから私にとって孫同然の大君が世子になり王になるのは当然のこと

王妃は苦しげに息を吐きました。

王妃様、どうか国王の母に 

王妃は口を押さえます。

そしていずれは国王の祖母におなりなさい 最も地位が高く最も力を持つ女性になるのです この私が必ずあなたをその地位につかせてみせます

おじ様!

世子は廃位するつもりです

・・なんと恐ろしいことを!

王妃は唇を震わせます。

なりません、おじ様! 聞かなかったことにします 王宮は恐ろしい場所です 誰かに知られたら私も大君も・・

私は本気で申し上げています 私は一度心に決めたら必ずやり遂げる男です

ウォンボは王妃を見据えて言い切りました。

***

ジェイは部屋で三件の殺人事件について考えていました。

”宋” ”家” ”滅” 次に来る文字は・・?

ジェイは暦の書に目をやります。

生病老死か・・

ジェイはハッとします。

特徴のない老人は”老”、病に苦しむ者、これは”病”、息絶えた死人を更に刺したのは”死”! そして残ったのは”生”だ!

ジェイの頭は回転します。

”生”・・生きているもの、これから生まれる子・・? ああ、妊婦だ!!

ジェイは走り出しました。

***

ジェイはファンに会おうとしますが既に就寝していて追い出されます。

事件の謎を解き明かしたとお伝え下さい!

帰宅しようと部下のスンボムと歩いているソンオンを見てジェイは追いかけました。

お待ち下さい! 兵士長様!

・・コ・スンドル?

私の話を聞いて下さい! 犯行の規則性を突き止めました!!

内官ごときの意見など誰が・・ 行きましょう

スンボムに促されますがソンオンは拒みました。

人の命がかかっている 話だけでも聞いてみよう

ソンオンはジェイに訊ねます。

どんな規則性だ?

兵士長様なら聞いてくださると信じていました 内官の話でも耳を傾けてくださると

言ってみよ 救える命は全力で救わないと

はい!

***

ソンオンは兵士たちを集めて命じました。

東の兵士たちはそのままで残った兵士は西の助産師を訪ね出産を間近に控える者の家を確かめよ できるだけ急ぐのだぞ

は!

警備の責任者に見回りを増やすよう伝えろ

ソンオンはスンボムに命じました。

私はすぐに西に向かう

ジェイは進み出てソンオンに言いました。

私も一緒に参ります

お前は役目を果たした 王宮に戻れ

危険は承知していますがお供させてください 決して足手まといにはなりませんから

意を決したように話すジェイにソンオンは仕方なく頷きます。

***

都の西で妊婦の捜索が始まりました。妊婦の家を兵士が取り囲み守ります。

ジェイとソンオンは都の西の端に馬で来ました。

お前の言う通りに西の端に来たが・・

前の三件はいずれも地区の端で行われました ここが一番可能性が高い場所です

どこで学んだのだ?

はい?

事件の推理に関するこどだ 内官の持つような能力ではない それから馬に乗れるのも・・

あ! この近くに出産間近の妊婦がいるとか

ジェイは周囲を見渡してごまかします。すると女の呻き声がしました。

あっちです!

***

そこではちょうど男の赤ちゃんを助産師が取り出していました。

男の子だよ

母親が喜んで抱いていると覆面をした黒装束の人物が部屋に入って来て刀で切りかかって来ました。

誰かー!

ジェイとソンオンが来て黒装束と戦います。しかし腕の立つ相手に苦戦を強いられました。ソンオンが母親と助産師を逃がしている間に首を締められて絶体絶命状態になるジェイ。そこにソンオンが戻ってきて黒装束を引き離し戦かって追い詰めました。首に刀を当てるとソンオンは問いました。

こんなことをした理由はなんだ?

殺さねば!

黒装束は反撃してきました。ソンオンが覆面を剥がすと長い白髪の女でした

お前は・・星宿庁の祈とう師ではないか! 何故祈とう師がこんなことを・・

ソンオンが驚愕していると祈とう師が再び襲ってきました。ソンオンがやり込められるとジェイか祈とう師の腕を刀で切りつけました。

ぎゃ!

祈とう師はジェイと戦い地面に倒れます。けれどもそばにあった瓶でジェイの頭を叩きました。衝撃でジェイは気を失います。

コ・スンドル!

ソンオンが祈とう師の腕をねじり上げ押さえ込みました。

***

ジェイの言伝を聞いてファンがテガンと駆けつけました。

スンドル・・?

ファンは地面に倒れているジェイを見て青ざめます。ファンの頭に呪いの書の言葉が響きました。

お前の愚かさにより多くの人が死ぬだろう・・

スンドル、しっかりしろ

ファンはジェイを抱き起こしました。

***

兵士たちが来て祈とう師は連行されていきました。

世子様・・

ジェイは薄目を開けてファンを見ました。

・・私が人を救いました

だがお前が怪我を・・ 何をしているのだ! 気をつけねば駄目だろう? 本当に驚いたぞ

世子様・・ 私の家族や使いが死んだのは世子様のせいではありません それに私が怪我をしたのも世子様のせいではありません・・

ジェイはそう言うとまた意識を失います。

ソンオンが様子を見にきました。

テガンはどこにいる?

よい 私が運ぶ

世子様、私が背負って参ります

ファンはジェイを抱き上げました。

世子様、何故そこまで・・ 私が!

そこをどけ 東宮殿のものだ 私が信じる者・・ この者に触れられるのはこの私だけだ

ファンはジェイを抱きかかえて歩いて行きます。ジェイの救った母親が赤子を抱いて見ていました。ファンは赤子を見てため息をつくと通り過ぎます。

ソンオンはファンの後姿を目で追いました。

世子様の信ずる者は私ではないのだ

ソンオンは目を潤ませます。

ドラマ{第5話)の感想

”宋家滅亡”と”生病老死”がどう繋がっているのかがわかりませんが、次の回で解説があるのでしょうか?宋家ってどこのことなんだろう?少なくとも”右議政”以上の名門の家のことではなさそうだし、ファンを悩ます呪いの書と関係があるのか・・これからの展開が楽しみです。

ファンとジェイとソンオン・・三角関係になりそうな雰囲気ですが、スンドルがジェイだと知ったらソンオンがファンを憎みそうで、友人の間柄が壊れそうで心配です。

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