こんにちは。カナエです。今回もBS11放送の韓国ドラマ「赤い風船 ~絡み合う糸~」(第8、9話)について書きたいと思います。
ウンガンの両親はテギがウンガンと別れたと知り激怒する
BS11で毎週金曜日 午前10時00分~正午まで※2話連続放送

<画像出典>kntv.jp/program/kn240303/
キャストとこれまでの話
ドラマ(第8、9話)のあらすじ(ネタバレ)
ナムチョル(イ・ソンジェ)はキャンピングカーの掃除をします。抜かりなく掃除したつもりでしたが、助手席にはウンサンの髪の毛が一本残っていました。ナムチョルは見落としてしまいます。
♣
ナムチョルが家に帰るとコンジュ、グムア、そして娘のチョンが3人でテレビを見ていました。息子のウンがナムチョルに訴えます。
父さん、母さんをなんとかして
どうした
更年期で大変なのに口答えばかりしてる 呼んでも返事をしないしチョンのこともからかうんだから
グムアが怒りました。
そうよ 姉さんとも呼ばない
チョンも加勢します。
ウン、二階で話そう
ナムチョルは息子と二階に上がります。
♣
何が問題だ 正直に言え
叱るの?
叱らないよ 横に座れ
宿題があるのに
ウンは仕方なくソファーに座ります。
ちゃんと姉さんと呼ぶんだぞ
やることが幼稚なんだ
母さんに呼ばれたら返事をしなさい
だってお使いを頼むか小言を言うだけなんだもん 返事をしたくなくなる
だが大人に呼ばれたら返事をするのが礼儀なんだ いいな
ナムチョルは諭します。
父さん、理解できる?
何だ?
ゲームは1時間の約束なのに母さんは30分もしないうちに勉強しろって言う 子供への思いやりが全くない
ウンは不満げに続けます。
ゲームを注意したあとは「掃除をしろ」、「変な友達と会うな」、その挙げ句に「逆らうなら出ていきなさい」なんて言うんだ ゲームとは何の関係もないでしょ?
ウンはしょげて俯きました。
小学5年生に「出ていけ」なんて
そうだな
ナムチョルは息子に笑います。
でしょ?
ウンは喜びました。
勝手にドアを開けるのもやめてほしい
わかった 何かあったら父さんに言いなさい
ウンは頷きます。
母さんのことも理解してやれ 更年期で大変なんだ 他のお母さんたちはもっと神経質になるらしいぞ 思春期は更年期に勝てない
わかったよ 父さんに免じて許す
お前はカッコいい息子だ
2人は手を叩き合います。
そうだ 流行りの言葉をいくつか教えてくれ
ナムチョルは息子に頼みました。
♣
ウンサンは部屋でナムチョルと出かけた湖で撮った写真を見ていました。そしてのびのびしたナムチョルの笑顔を思い出します。
楽しかったな
ウンサンは微笑みます。
♣
デボンは町内の登山同好会の会長をしていておばさん達と遊んでいました。バンスクは楽しそうなデボンを見て嫉妬します。
私はタクシーに乗せてくれないのに・・
バンスクはデボンに礼を言ってタクシーから降りていく中年女達を睨みました。デボンはバンスクを見るとタクシーで逃げようとしますが、バンスクは素早くタクシーに乗り込みます。
登山を言い訳に遊びたいだけでしょ 浮気は許さないからね!
バンスクはデボンに怒鳴りました。
♣
デグンは年上の女性をカモにしてお金を得ていました。
ちょっと 連絡してくれないわね
地主の女性が連絡してくるとテグンは携帯が壊れたと嘘をつきます。
もしもーし ああ、やっぱり調子が悪い
テグンは誤魔化して電話を切りました。バンスクがそんなデグンの様子に舌打ちします。
おねえさんが一体何人いるの? 開けなさい
バンスクは寝ているデボンからそっと盗ってきた携帯をデグンに差し出しました。
兄さんの携帯でしょ 勝手に見たら通信法違反に秘密維持法違反、個人情報保護違反で捕まりますよ
デグンは開けるのを拒みます。バンスクはデボンの寝ている部屋に戻るとデボンの指で携帯をタッチさせました。
やった! 開いたわ
バンスクは喜びます。
♣
次の日の朝食時バンスクはデボンに皮肉を言いました。
”会長、今週はどの山に行きましょうか” ハートばかりね ”一緒に食べたチヂミが忘れられない💓” いい年して何してるんだか
みんな夫持ちだ
デボンはすまして答えます。
私にもチヂミを食べさせてよ
可愛げがない
オッパ デボンさん!
バンスクはデボンにすり寄りました。
やめろ 気持ちが悪い!
デボンは嫌がります。娘達は呆れて両親をながめました。
誰が携帯を開けたんだ?
デボンは家族に聞きます。皆は首を振りました。
私だってバカじゃない 会長〜 デボンさん〜
デボンはバンスクを無視してウンガンに聞きました。
両家の顔合わせは?
決まったら言うわ
ウンサンが箸をとめて姉の顔を見ました。
♣
デグンは娘のウンビョルを心配して高校の下校時に様子を見に行きます。そしてタクシーでウンビョルの後を追いました。するとウンビョルが簡易宿泊所に入ったのでデグンは驚きます。
ウンビョル?
デグンは運動靴が出口に置いてある部屋の扉をノックしました。
どちらさま?
父さんだ ウンビョル 開けてくれ
ウンビョルは扉を開けます。デグンは中に入りました。ウンビョルは机に着いて教科書を広げます。
1人で住んでるのか? 母さんは? 何故電話に出ない
邪魔だから帰って
何故こんなところにいる?
ウンビョルは振り向きます。
今更胸が傷む? 捨てたくせに
捨てたことはない
勝手に生んどいて 離婚する時私に聞いた? 勝手に決めておいて悲しがるふりはやめて
娘の言葉はデグンの心に刺さります。
♣
デグンは怒りに燃えて元妻のチキン店に向かいました。
営業前です
俺だ 3秒以内に開けなかったらドアを壊すぞ!
デグンに脅された元妻はドアを開けました。
何の用よ
お前・・!
テグンは元妻を殴ろうとします。
殴らないで
殴る価値もない ウンビョルはまだ16歳なのにどうしてあんな所にいる?
元妻はプイと横を向きました。
離婚する時に全財産渡しただろ
必要なところに使ったのよ
騒がしいな 飯を・・
店から若い男が出てきて元妻に抱きつきました。
”兄貴” お久しぶりです
”兄貴”と呼ぶなと言っただろ!
デグンは男を殴ろうとして元妻に止められました。
暴力を振るわないで!
何故ウンビョルを追い出した?
デグンは元妻に訊ねました。
いつもケンカするからよ
あいつとか?
ええ 独立したいと言うからそうしたのよ
安宿に追いやることが独立なのか? お前に財産をやったんじゃない! 借金までしてカネを渡したのはウンビョルにちゃんとした飯を食わせたかったからだ
デグンは泣きながら指さしました。
あんな奴に食わせるためじゃない! それでも母親か? ・・あの野郎!
店から逃げ出した男をデグンは追いかけます。しかし見失ってしまいました。
クソ野郎! 何処へ行った?
♣
テギはパダ(ホン・スヒョン)の家を訪れてウンガン(ソ・ジヘ)に自分と別れることを納得させて欲しいと頼みました。
どうして? ウンガンが何かしたの?
パダは驚きます。
いえ ずっと尽くしてくれたのでなかなか別れを切り出せず・・何度も言ったのに意固地になって・・ 現実を受け止めるように言ってください
4年もつきあったのにいきなり・・ 倦怠期じゃないの?
パダは聞きました。
いいえ もう終わったんです 完全に
テギは断じました。
だからこうしてお願いしてるんです
パダは困惑してテギを見つめます。
♣
テギが車に乗ろうとするとパダが追いかけてきました。
テギさん、もう一度考えてみて
同じですよ ・・パダさん
テギは迷いながら言いました。
ウンガンがあなたの・・
え?
いや知らない方がいいか・・ 失礼します
テギは車で帰って行きました。
♣
ウンガンを心配するパダはチャウォン(イ・サンウ)に相談します。チャウォンはテギに会うことにしました。
男同士で話したくて
チャウォンはカフェでテギと話します。
ウンガンの心の整理を手伝ってください
テギは請いました。
以前4人で会った時は慕ってくれたのにここ最近はあまり・・
ウンガンと別れれば会うこともないから
テギはチャウォンを冷淡につき放します。
そう思ってたとは
チャウォンは苦笑しました。
彼女は別れる準備が出来てない 君が・・
そんなに心配か 彼女と別れるだけで友達の夫まで口を出すなんて 仕事中なんで戻ります
テギは立ち上がろうとしてチャウォンを見つめました。
率直に聞きますが隙を与えるタイプですか?
え?
周りを整理した方がいい
どういう意味だ?
わかっているはずです
テギは冷笑しました。
♣
周りを整理しろと言われた
チャウォンはパダのオフィスで話しました。
どういうことかしら 私にも”知らない方がいい”と言ってたわ
パダは首を傾げます。
ウンガンさんに何か秘密があるのかな
私は全部知ってるもの ないわよ
パダは断じます。
あれはもう冷めきってた ウンガンさんを説得するしかないよ 優しいから4年間も世話を焼いたんだ 恩知らずな男だな
ウンガンは始めたことは最後までやり抜こうとする 結婚もきっとそう 早く止めた方がいいわね
そうだな
チャウォンは頷きます。
♣
テギを諦めない姉を心配するウンサンは、仕事が一息つくとテギのSNSをのぞいてみます。するとテギは若い彼女の妊娠の画像をアップしていました。
妊娠ですって?
ウンサンは憤ります。
♣
ウンサンは彼女とデート中のテギのところへ押しかけます。テギはギョッとしてウンサンを見ました。
俺に触るな
だったらあんな写真を載せないことね
ウンサンは”テギの彼女”を睨みました。
妊婦じゃなければボコボコにしてやる 交際4年の彼女がいるのよ
彼女は驚いてテギを見ました。テギは首を振ります。ウンサンはテギの首根っこを掴みました。
ついてきなさい
警察を呼んでくれ
テギはウンサンに引っ張られながら彼女に頼みました。
♣
ウンサンはテギを蹴飛ばしゴミ置き場に突き飛ばします。
顔はやめて 挙式がある
私に言うか?
ウンサンはテギの顔を殴りつけました。
鼻血が出た!
悔しかったら通報したら?
ウンサンは立ち去ります。すると彼女が来てテギに花束を投げつけました。
終わりよ
ハニー 待ってくれ 話を聞いて
テギは彼女を追いかけます。
♣
パダはオフィスにウンガンが来ると抱きつきます。
ウンガン 辛かったでしょ
パダ どうしたの
パダはウンガンの手を取ります。
別れたんでしょ
え?
テギさんが来たの 全部聞いた
テギが・・
チャウォンが考え直して貰おうとテギさんに会ったけど・・心の整理をして欲しいと言われたって
・・チャウォンさんも知ったのね
ウンガンは呟きます。
ねえ、ウンガン 一緒に夕食を食べよう チャウォンも今来るから
ううん・・ 今日は1人にさせて 帰るわ
ウンガンはオフィスを出ていきます。すると車で来たチャウォンと鉢合わせしました。チャウォンはウンガンが泣いているのに気づきます。
ウンガンさん・・

<画像出典>bs11.jp/drama/akaifusen/
パダがウンガンを追って来ました。
ウンガン
ウンガンは走り出します。チャウォンは追いかけようとするパダを止めました。
ほっておいた方がいい
2人は走り去るウンガンの後ろ姿を見つめました。
♣
ウンガンが家まで来るとテギが待っていました。
チョ・ウンガン! お前の妹は暴力団か?
テギはティッシュを詰めた鼻を指さします。
このザマをみろ 昼間は友達の夫で夜は妹かよ なんて大げさな別れなんだ? 高校の頃から執着が激しかったらしいな
・・なんて?
チキンを賭けて遠足で山を走り回ったり、自習を抜けるために先生にチューしたり さすがの友達も呆れてた
パダに聞いたの?
決まってるだろ
パダたちに何を話したのよ
どうした 知りたいか? 秘めてた気持ちを代わりに伝えてやろうか
ふざけないで
これがお前の本性だ これで本当に終わりだぞ いいな
テギは去ろうとしてウンガンを振り返り言いました。
奴らのそばをうろつくな どうあがいてもお前は永遠に彼女には追いつけない 子分の分際で偉そうに
テギは歩き去ります。ウンガンは残酷なテギの言葉に涙を流しました。
♣
デボンはキャンプから戻ったムルサンに呼ばれます。
この使えないストーブは何だ?
ムルサンはキャンピングカーの中からデボンに怒りました。
すみません 一度しか使ってないのにおかしいな
カネは返してくれるんだろうな
もちろんです 他に必要な物は・・
こんなガラクタは要らん!
わかりました 明日振り込みますね
デボンはストーブを車から出そうとして助手席の長い髪の毛に気づきました。
女性と行ったのに残念でしたね 申し訳ない
デボンは髪の毛を取りムルサンに見せます。
見せろ
ムルサンは髪の毛をしげしげとながめます。
いつも「寂しい」とおっしゃってますが、キャンプがお好きなら物ではなく女性を紹介しましょうか? 僕は登山同好会の会長なので
カネがかかる 閉めろ
ムルサンはにべもなく命じました。
はい タクシーが必要な時はいつでもどうぞ
デボンは愛想笑いをしてドアを閉めました。
♣
朝食の時間にウンサンは家族にテギのことを明かしました。
姉さんの結婚は取りやめよ
家族は驚いてウンサンを見ました。
ウンサン、やめて
ウンガンが止めますが、両親は騒ぎ出します。
そんなバカな!
本当みたいだ 腹を下してたもんな
デグンが納得します。
そんなことが理由なの?
バンスクが慌てます。
それは知らないけど浮気してた
ウンサンは家族にバラしました。ウンガンは妹を睨みます。
なんて奴だ!
デグンは声を上げました。
ウンサン、ちょっと来なさい
ウンガンが妹に言います。
こうでもしなきゃやめないじゃない
ウンサンは姉を責めました。
試験に合格するなり浮気して相手は妊娠した 挙式日も決めてる
本当なの?
両親は仰天します。
超スピード婚じゃないか
デグンが呆れます。
あの野郎!
ただじゃおかない!
デボンとバンスクは役所に向かいます。
兄さん、殴るのはダメだ 暴行罪で捕まるぞ!
デグンが2人を止めようとあとを追いました。
♣
3人が出ていくとウンガンは泣きながらウンサンに問いました。
どうしてなの? ここまでしなきゃ駄目?
姉さんが諦めないからよ 妊娠の話は初耳みたいね
ウンガンは立ち上がると3人を追いかけます。
♣
テギは役所の外で恋人に電話していました。
だから誤解なんだよ あの女はストーカーなんだ 俺は被害者だ
そこへデボンとバンスクがタクシーでやってきました。
この野郎! 捕まえろ
テギは逃げようとしますが3人に捕まります。
なんて奴なの!!
誰か警察を!
テギは叫びます。
よくも娘を弄んでくれたな!
デボンが殴ろうとするのをデグンが止めます。
兄さん 警察に捕まる!
ゴミ以下の人間め! 4年間世話を焼いたのに浮気ですって??
バンスクはテギの髪を引っ張りながら叫びました。駆けつけたウンガンは騒ぎを見ながら絶望します。役所の人間が来て揉めているデボン達を静めようとしました。
よそうよ! 相手する価値もない ウンガンのためにもならないよ
デグンが2人を連れて帰ろうとします。
あんたの人生は終わりだからね! 神様は全部見てる!
俺のタクシーに乗ったらボコボコにしてやる!
両親はデグンに引かれながら捨て台詞を吐きました。
行くよ すみませんでした
デグンが周りの人に謝りながら2人を連れ去ります。ウンガンは頭を抱えました。
♣
見物人がいなくなりテギとウンガンだけになりました。テギはウンガンを睨みます。
これだから貧乏人は嫌なんだ しつこいぞ お前の家族はヒルか? 別れただけで・・
ウンガンはテギの顔面を拳で殴りました。
痛い! 殴られたところをまた・・!
ウンガンは無視して歩き去ります。
♣
全くあちこちに結婚の話をしたのにどうしよう
バンスクは家に帰るとわめきます。
故郷のみんなになんて言おう
デボンも嘆きました。
振られるなんて一体何をしたの?
バンスクは帰ってきたウンガンを問い詰めました。デボンはバンスクを止めようと手で制します。
男に振られてごめん
ウンガンは抜け殻のようにつぶやくと部屋に入りました。
みっともない! 浮気されるなんて 出てきなさいよ!
義姉さん! 一番辛いのはウンガンだろ!
もうすぐ40歳だから1人で熱を上げてたのよ!
バンスクはいつまでもウンガンを責め立てます。デボンは困惑して黙り込みました。
ウンガン 早く部屋から出てきなさい!
バンスクは戸口で涙を流し項垂れるウンガンを呼び続けます。
♣
チャウォンは院長室でこの間のウンガンの様子を思い出していました。
ウンガンさん
チャウォンが呼び止めるとウンガンは涙のあふれた瞳でチャウォンを見つめました。チャウォンは首を振り想いを払うように窓の外を見つめます。
♣
ムルサンはグムアと鴨鍋の支度をします。
鴨鍋はナムチョルの好物だわ
働いて貰わんとな
グムアが出ていきムルサンが調理をしているとナムチョルの妹のナムスンから電話が来ます。
お金を送ってくださってありがとうございます おかげで父の歯の治療ができました 送ってくださった1千万ウォンのおかげです
1千万ウォン?
ムルサンは仰天します。
♣
1千万ウォン? わしの聞き間違いじゃないだろうな?
ムルサンは戻ってきて話を聞いていたグムアに確認します。
ええ・・
激昂したムルサンは会社に向かいます。
父さん! 待って
グムアも追いました。
♣
チ・ナムチョル!
会社の事務所に着くとムルサンは大声で叫びました。事務所の従業員達は驚いてムルサンを見ます。
お前! よくもわしを裏切ったな!
ムルサンはナムチョルを指さして怒鳴りました。
1千万ウォンも横領するなんて正気か?
経理の席のウンサンは顔色を変えます。
申し訳ありません・・
これは明らかな横領だ 訴えてやる
会長
ウンサンは真実を話そうとします。しかしナムチョルが止めました。
黙ってて
社員の手本となるべき社長が横領とは・・
そこにグムアが入って来ました。
父さん 家で話しましょう 血圧が上がる
この恩知らずをほっておけるか?
信じられない 父さんを怒らせるなんて
グムアもナムチョルに怒りました。ウンサンは2人に責められるナムチョルを悲しげにながめます。
家で話しましょう 父さん、行こう
2人は事務所を出て行きました。
ナムチョルは仕事を始めますが、鉄くずの山に鉄板を投げようとして手を切ってしまいました。ナムチョルは事務所に戻り上着を取るととウンサンに指示しました。
電話があったら外勤だと
ウンサンはナムチョルの手のケガに気づきます。
社長、血が・・
ウンサンは言いますが、ナムチョルは構わず出て行きました。ウンサンは救急箱を持つとナムチョルを追いかけます。そしてトラックにナムチョルが乗ると助手席に乗り込みました。
降りてくれ
社員に見られますよ
ナムチョルは車を出します。
♣
どこに行くんですか?
無言のナムチョルにウンサンは携帯のナビを見せます。
一番近い海です
ナムチョルはナビ通りに右折しました。
♣
2人は海のそばの食堂に入ります。
焼酎とビール、貝鍋を
ウンサンは注文すると席についたナムチョルに言いました。
手を見せて
ウンサンは傷の手当てをします。
看護助手の資格もあるんですよ 運転代行料は私が出しますから
ウンサンはナムチョルの手に包帯を巻きました。
何故社長の給料が会長の懐に?
一緒に暮らしているから 生活費や塾の費用は義父が出してる 最初からそうだった
焼酎とビールが来てウンサンはコップに注ぐと、ビールのコップをナムチョルの前に置きました。
じゃあ一文無しね へそくりもゼロ? もうすぐ50歳なのに貯金がないなんて ちゃんと給料を貰って堂々としてください 苦労しても無意味だわ
ナムチョルはウンサンを見つめます。
子供達も奥様もありがたみをわかってないみたい 信じられないわ! 完全にカモにされてますよ
カモか・・
ナムチョルはビールを飲みます。
正直他より給料も少ない
将来会社を継がせると約束してくれた
ナムチョルは話しました。
あのケチが? あり得ないわ 社員達も社長が譲り受けるとは思ってない 今からでも権利を主張すべきです
ウンサンの話を聞きながらナムチョルは黙ってビールを飲みます。
♣
ウンサンがお手洗いから戻るとナムチョルは海をながめていました。ウンサンはその悲しげな姿に胸をつかれます。
社長 二次会に行きましょう
ウンサンはナムチョルを誘いました。ナムチョルは驚いてウンサンを見ます。
♣
ウンサンはコンビニでお酒とつまみを買います。ナムチョルがレジで払おうとするとウンサンが横から割り込みました。
あ〜 この電子ギフトを使います ポイントもつけてください レジ袋も
ウンサンはナムチョルを見て言いました。
コンビニでバイトの経験が
♣
ウンサンはラブホテルにナムチョルを連れていきます。
防音性の高い部屋を
ウンサンは入り口で困っているナムチョルに笑います。
ラブホでも働いていました こっちへ
ナムチョルは戸惑いながらウンサンに従います。
♣
ウンサンは部屋に入るとお酒やつまみを出します。そして入り口に立っているナムチョルを呼びました。
そこで何を?
ナムチョルは靴を脱ぎ部屋に上がります。
♣
ナムチョルは気まずげに部屋の段差に座ったウンサンの横に並びます。ウンサンは酒の缶をナムチョルに差し出しました。
社長、我慢はもう終わり 言いたいことは言うべきです 今日から言いたいことは言おう! ファイト!
ウンサンはナムチョルの持つ缶に自分の缶をぶつけました。
飲みましょう!
ナムチョルはぐいと酒を飲み息を吐きました。
♣
ウンガンは川岸に座り風に吹かれます。家に帰るとデグンが庭で待っていました。
ウンガン どこに行ってた 座れ
デグンはウンガンを椅子に座らせ缶ビールを差し出しました。
ツケが多すぎて2缶しか持って来れなかった
デグンは笑います。
ゆっくり飲むわ
全部飲んだら走って買ってくるよ 「お姉さん、最高」と言えばツケてくれる アハハ
ウンガンはつられて笑います。
お! 今笑ったな
デグンは喜んでビールを飲みました。
ウンガン、これからは男に尽くしすぎるな 男はありがたみに気づかない
女がお金を使えば男は母と認識するから?
ウンガンは聞きました。
誰が言った?
ウンサンが
全く あいつは恋愛しないくせに知識だけは多い 一概には言えないが男女関係が壊れる近道だ 男は単純だからな
ウンガンは笑っているデグンをながめます。
だが面白いことに時が経てば母親のような女が・・恋しくなる
ウンガンは微笑みました。
おかげで笑えたわ
テグンはウンガンの背中を叩きました。
辛い時に笑う人が一流だ 1人で酒を飲むなよ 男は心が寂しく見えるが女は体が寂しく見える だから変な男がちょっかいを出すんだ
詳しいのね
男女問題だけはな 飲みたい時は俺を呼べ
デグンは夜空を見上げます。
愛は本来幸せなものなのになんで苦しいんだろうな 望みが多すぎるから?
ウンガンも空を見上げました。
何を望んだの?
相手の気持ちが・・俺と同じであること それが叶わなくて傷ついた そんなの愛じゃないよな ウンガン いつかは忘れるよ
デグンの言葉にウンガンは涙ぐみます。
♣
深夜ナムチョルは酔って家に帰ります。
お義父さん、出てきて下さい
ナムチョルは叫びます。グムアが二階から降りてきて止めようとしました。
何してるの 父さんは寝たわよ どこで飲んだの?
どけ
ナムチョルはグムアを突き飛ばします。
お義父さん、出てきて下さい
ムルサンが部屋から飛び出して来ました。
大声を出すな
お義父さん、1つ質問があります 僕はこの家の婿ですか? それとも下僕ですか?
やめて 上に行くわよ
グムアが止めているとコンジュも出てきました。
うるさいわね みっともない
ナムチョルはまた止めているグムアを突き飛ばします。ムルサンはナムチョルの行為に気色ばみました。
社員達の前で踏みにじり辱めを受けさせて満足ですか? どれだけ傷ついたかわかりますか? 僕がお金を騙し取ったと? 騙し取られたのは僕の方です
いきなり何の話よ
コンジュが呟きます。
お金を騙し取ったのはどう考えてもお義父さんの方でしょう?
ムルサンはナムチョルの勢いに押されて訊ねます。
どうした? 変なものでも食ったのか?
ええ! そのとおりです! バカみたいに年だけ食いました 17歳の時にお義父さんと出会い32年間言われたとおりに何でもやりました
ナムチョルは涙を流します。
いい車にも乗れずあんなガラクタを運転して・・死ぬほど働いた歳月を考えて下さい 父は粥さえ噛めないというのに 耐えられない!!
グムアは夫を見つめます。
たかがインプラント代でしょう!!
ナムチョルはムルサンに怒鳴りました。
20年以上会社に尽くしてきたんですよ チ・ナムチョルの価値は1千万ウォン以下ですか? 何か言ってくださいよ!
わしに許可を得ず1千万ウォンも横領しただろう?
頼めばくれましたか? 月にたかだか200万ウォンを僕の実家に振り込んで大層な感謝の言葉を要求するくせに! 1千万ウォンをくれますか?
ムルサンは苦々しげにナムチョルをながめます。ナムチョルは自分の体を叩きました。
僕はお義父さんにあちこち痛めつけられています! 会社を譲る話もウソでしょう? 僕が愚かでした
いい加減にしろ 酒癖が悪いにもほどがある! ああ寂しい!
酔うと本当に犬になるのね
コンジュが余計な一言を挟みました。ナムチョルはコンジュを睨みます。
今なんと?
ナムチョルはコンジュに詰め寄ります。
婿が犬に見えるんですか?
どうしちゃったのよ ”酔うと犬になる”という言葉があるでしょ? ソウル大を出て知らないの?
コンジュはムルサンの背中に隠れます。
えーえ! 僕は田舎者です それが何か? この間会社に来て言いましたよね 「妻の実家に居候してるなら誰につくべきか考えろ」と
グムアが止めようとナムチョルの背中を叩きます。
誰につきましょうか? お義母さん? それともお義父さんに?
やだ そんなこと言ってないわ
コンジュは狼狽えました。
言ったでしょう 「私の言うことを聞かない人はクビにしてやる」って! 言いましたよね?
もう! 怖いわ 早く連れて行って!
コンジュはグムアに請いました。
酔いがさめてから話しましょう
コンジュはムルサンを部屋に連れて行きます。
畜生、あいつめ! ああ寂しい!
寂しいのはこっちの台詞です!
ナムチョルは吠えました。
こいつめ
部屋に入れられながらムルサンは歯ぎしりしました。
お義父さん、逃げないでください!
階下の騒ぎをウンが部屋で聞いていました。
父さん・・
ウンは目を潤ませます。
♣
朝になってナムチョルは階下に降りると新聞を読んでいるムルサンに挨拶なく家を出ていきました。
あいつめ 挨拶もなしか
ムルサンは憤ります。
♣
テギのことは狂犬に噛まれたと考えよう 騒いでも恥をさらすだけだ
朝食を食べながらデボンは家族に話しました。バンスクは横で食べているウンサンを見ます。
いつ帰ってきたの? あんたも変な男に引っかからないでよ
ウンサンは違うよ
デグンが庇いました。
当たり前よ 4年も面倒見た揚げ句浮気なんて堪らない
バンスクは朝食に出てこないウンガンに不満を漏らします。
パダの旦那さんのことだってそう 何でいい男を友達に譲ったんだか
家のレベルが違うと言ったでしょ
ウンサンが姉を擁護します。
こんな家柄じゃ無理
ドラマでは裕福な男が貧乏な女と結婚するわ
バンスクが反論します。
そりゃドラマだからだ
デグンが笑いました。
一人暮らしさせてよ 友達はみんな独立した
ウンサンは母親に頼みます。
うちは結婚前に家を出るのは禁止だぞ
デボンが娘に告げました。
正直に言いなさいよ 補償のためでしょ
バンスクがバラしました。
再開発になれば補償が受けられる 家族の人数によって補償金も増えるのよ どうにか耐えないと
聞いただろ
デボンがウンサンに言いました。
じゃあ俺もいた方が有利だね
デグンが言うとデボンは頷きます。
しっかり給料を貯めて結婚しなさい
バンスクはウンサンを諭します。するとウンサンは箸を置きました。
結婚はしないと言ったでしょ
ウンサンは部屋に行きます。
貧乏なら金持ちの男を捕まえなきゃ
バンスクは部屋に入ったウンサンに叫びました。
一人暮らしするお金もないくせに ウンガン、片付ける前に早く食べなさい
バンスクはウンガンを呼びます。
もうすぐ40歳だっていうのに
ウンガンは部屋から出てきてバンスクに怒鳴りました。
違うと言ったでしょ!
ウンガンは食事せずに家を出て行きます。
おい、ウンガン
デグンが声をかけますがウンガンはドアを乱暴に閉めました。
年の話はやめろよ
デグンはバンスクに懇願します。
もうすぐ70歳だと言われて嬉しいか?
デボンはバンスクに聞きます。バンスクはデボンを足で蹴りました。
♣
ウンサンは会社に来るとナムチョルの机に”酔いざまし”のドリンクを置きました。そしてナムチョルを待ちますがナムチョルは会社に来ません。
ナムチョルは湖のほとりに終日座って景色をながめていました。会社に行く気にはなりませんでした。
ムルサンは従順だったナムチョルが横領した上に自分に楯突いたことにショックを受けて寝込んでしまいます。グムアが食事を運んでも食べようとしません。
グムア、お前は夫が横領してる時何をしてたんだ 食事なんか要らん
ムルサンに叱られたグムアはナムチョルに会いに会社に行きます。
♣
グムアは事務所に来るとウンサンにナムチョルの居場所を訊ねました。
社長は?
いらしてません
新しい経理ね
はい
知らなかっただろうけど社長がお金を使う時は会長に先に報告して
何故ですか
ウンサンは帰ろうとしたグムアに訊ねました。
理由は何ですか? 苦労しているのは社長です
会社のオーナーは会長よ
社長が気の毒です
ウンサンは言いました。
奥様は社長の味方をすべきでは?
干渉せず経理の仕事に集中して
グムアはウンサンに命じました。そして事務所を出て行きます。
お気をつけて
ウンサンは声をかけました。
♣
気持ちの沈むムルサンはやけになって広い茶碗でお酒を飲みます。様子を見に来たチャウォンが慌てて父親を止めました。
父さん、もうその辺にして
寂しくてたまらん
僕がいるじゃないか
チャウォンは小さい焼酎グラスを持って来て酒を注ぐとムルサンに渡しました。
義兄さんを信じて帳簿も任せたら?
カネを横領する奴など信じられん
社員の前で怒鳴ったのはやりすぎだ 父親のためだったんだろ
チャウォンはムルサンを諌めます。
理由はどうであれ横領は絶対に駄目だ 国に捕まった奴らはみんな横領だ バレてないだけで前にもあったかも知れん
ムルサンはナムチョルを疑います。
家族になって30年、会社で働いて20年だろう
よく知ってるつもりだったが見事に裏切られた
義兄さんはいい人だ 断言できるよ
わしもそう思っていたが騙された
ムルサンはグラスの酒を飲みます。
でも父さんの夢は叶った 医大の息子と法学部の婿
何度も司法試験に落ちた 意味がない 会社で働かせてやった恩を返すべきだろう
ムルサンは怒ります。
社員の前で恥ずかしい思いをしたはずだ
チャウォンはナムチョルを庇います。
それはわしの方だ 「婿にカネを横領されても気づかなかった」と思われてる
ムルサンは嘆きました。そして酒を飲むとチャウォンに聞きました。
いくら稼いでる?
たいして稼いでないよ
注射を打つのにうんざりしてるんだろ? 会社で働け 医者よりいいぞ
僕には無理だ だったら他の人に任せ・・
他人は絶対に駄目だ!
じゃあ義兄さんしかいないよ
早く男の子を産んでくれ 死ぬ前に教育しないと
ムルサンは頼みました。
ウンがいるだろ
血も繋がってない奴の子に譲るとでも?
孫には変わりない
名字が違うだろ!
ウンがのキッチンの戸口でムルサン達の話を聞いていました。祖父の言葉にウンはため息をついて二階に上がります。
あいつはありえないことをしでかしたのに「すみません」と謝りもしないんだ 全く・・!
ムルサンの怒りは収まらずチャウォンが説得を諦めていると、コンジュがキッチンに来ました。
チャウォン、話があるの
♣
ウンサンはナムチョルを事務所で待っていましたが夜も遅くなったので家に帰ります。
ナムチョルは深夜になって事務所に来ました。
<大したことない>と流しちゃってください 社員は会長の悪口を言ってます また明日 ファイト!
ナムチョルはウンサンのメールを読みます。
どこで何してるのよ 早く戻ってきて父さんに謝って
グムアのメールにはそう書かれていました。ナムチョルはうんざりしますが自分のデスクにウンサンが酔いざましのドリンクを置いてあるのを見て慰められます。ナムチョルは事務所のソファーに転がり眠りました。
♣
パダさんは留学先でモテたらしいのよ
チャウォンはコンジュがパダについて話したことを気にしていました。パダが寝支度をしているとチャウォンはベッドから訊ねます。
イタリア留学中にモテただろう
男友達は多かったけど
パダは顔にクリームを塗りながら答えました。
つきあった人は?
秘密よ どうしたの
パダはベッドに入りながら訊ねます。
昔話したじゃない お父さんの事業が忙しい時期だったから帰国して手伝えと言われたって 周りの男性を見る余裕はなかった
パダは横に寝ているチャウォンに話しました。
急にどうしたの?
いや・・ ウンガンさんは?
大丈夫だと言ってるけど1人で我慢するタイプだから辛いと思う
パダは答えます。
4年の仲だ すぐには整理できないよ
プライドも傷ついてるはずよ 女は振られても振ったとウソをつくものなの
優しくしてやれ 親友だろ
わかってる
パダは笑います。
♣
パダは母親の療養院に行きます。
お義母さんとはうまくやってる?
母親のジョンヒはパダが運んできた果物をソファーで食べながら聞きました。
気分を害さないように機嫌を取るのよ
そこまでしなくても
パダは不満顔になります。
そうした方がチャウォンさんも喜ぶわ おかげで結婚できたんだから
そういうふうに考えなくていいわ お母さん、チャウォンに何か聞かれたら「知らない」と答えてね
何を?
いいから
パダは果物を食べます。
美味しい
♣
デグンは元妻に娘のウンビョルにワンルームを借りてやろうと提案します。
若い娘があんな場所にいるのは危険だ
そんなお金はないわよ
元妻は店の前を掃きながら邪険に話します。デグンは箒を取り上げて声を上げました。
保証金を用意しろ 家賃は俺が出す
どこにお金が?
俺は給料は差し押えられローンも組めない お前のせいだ! とにかく今週中に保証金をどうにかしろ わかったな
デグンは元妻に命じます。
♣
会社で仕事をするナムチョルはウンから来たメールを読みます。
父さん、今日は必ず帰って来てね
ナムチョルは上着を取るとウンサンに言いました。
帰るよ チョロンのチェ常務が来たらさっきの資料を渡して
ウンサンは事務所を出ていくナムチョルに声をかけました。
社長、家に帰るんですよね?
ナムチョルは無言でドアを閉めます。
気をつけて!
ウンサンは叫びました。
♣
ナムチョルは家の門を開けようとしますが家族の反応を思うと足が踏み出せません。

<画像出典>bs11.jp/drama/akaifusen/
結局トラックに乗り家から去りました。
ウンは食事の支度をしているムルサンに抗議します。
おじいちゃん 父さんに優しくして 家に帰って来られない
ムルサンはウンの言葉に怒ります。
誰のおかげで食べていけると思ってる
父さんが働いた対価でしょ おじいちゃんと名字が違うから父さんも僕も憎いの?
ウンは涙を流します。
妻の実家で暮らしてたなら父さんを理解してあげてよ!
お前は一体何を・・
グムアが来て息子を止めました。
ウン、やめなさい
やってることが父親そっくり
コンジュも来て話します。
父さんの息子だもん 父さんが食べないから食事はしない!
ウンは訴えました。
親孝行者ね
コンジュは皮肉を言います。
父さんをこき使っておいて会社は叔父さんの息子に? 苦労した父さんが可哀想だ! きっと罰が当たるよ!
おじいちゃんになんてことを
おばあちゃんだっていつも言ってる
グムアが息子を叩きました。
部屋で勉強しなさい
けれどウンは抗います。
母さんも目を覚ませよ 母さんだけは父さんの味方になるべきだ 夫婦だろ
ウンは泣きながら二階に上がります。
呆れちゃう
コンジュは言いますがムルサンとグムアは黙り込みます。
ナムチョルは食堂でお酒を飲みます。そしてため息をつきました。
♣
デグンは兄のデボンに「ウンビョルを家に置けないか」と訊ねます。
娘を宿泊所なんかに置いてるのか ひどい話だ
デボンは男好きの元妻を怒ります。
俺の子供だからなんとかしないと だけど部屋を借りるカネもない 父親失格だ
デグンは兄に詰め寄ります。
義姉さんに言って少しの間だけでも置いて貰えないかな?
俺には力がないよ 機嫌のいい時に聞いてみろ
その時折よくバンスクが台所に来ました。
私の悪口でも言ってるの?
ちょうど一杯飲んでた お前も飲め
デボンは機嫌を取ります。
寝てたのよ
バンスクはつまみを食べました。
なあ、ウンビョルが1人で暮らしてるそうだ デグンが心配してる
なんで私に言うのよ
バンスクは訝しがります。
浮気されて離婚したのに全財産差し出すなんて
バンスクはデグンに文句をつけます。
子供のために渡したんだよ
デボンが代わりに答えました。
男に夢中になってる女が娘の面倒を見ると? お金を返して貰いなさいよ
お前が行ってくれ 得意だろう?
デボンがバンスクに頼みました。
いくらくれる?
2対8
5対5
デグンは2人の話にうんざりします。
一度会ってみるわ 人生を自分で複雑にしてる 運がないんだから
バンスクはデグンに言うと立ち上がりました。
部屋に行こう
まだ飲んでるよ
デボンが断るとバンスクは台所を出ていきます。
ドラマ(第8、9話)の感想
ナムチョルは大変な状況になりましたね。もともとはウンサンが勝手に送金したことなんですが、ナムチョルの父親のためにしたことですし、ムルサンに頼んでもお金なんか出して貰えなかったでしょうから結果的にインプラントが出来て良かったと言えるんですが・・それにしてもいくら社長として懸命に働いても父親の治療代も出せず横領したと罵られるなんて、耐え難いとナムチョルが怒るのは当然です。ムルサンも婿に自由になるお金も与えずに働かせるなんてひどい義父なんだけど自分で気付いていないのが困りもの。「ああ寂しい」ってナムチョルの方がよっぽど寂しいよね!

kstyle.com/article.ksn?articleNo=2207776
このドラマって音楽がとぼけてても出てくる人が意地悪くって笑えない。まともなのはウンサンやチャウォンだけでウンガンはこのまま行ってもどうにもならないのにうじうじしてる。この先どうなるのか心配になります。
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