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韓国ドラマ「赤い風船」でウンガンは企てを成功させてチャウォンを籠絡し男女の契りを結ぶ!その第18、19話のネタバレあらすじ、感想も!!

ドラマ

こんにちは。カナエです。今回もBS11放送の韓国ドラマ「赤い風船 ~絡み合う糸~」(第18、19話)について書きたいと思います。

ナムチョルはついにムルサンに浮気を暴かれて責められる

赤い風船 ~絡み合う糸~

BS11で毎週金曜日 午前10時00分~正午まで※2話連続放送

キャストとこれまでの話

<第1話>  <第2、3話>

<第4、5話> <第6、7話>

<第8、9話> <第10、11話>

<第12、13話> <第14、15話>

<第16、17話>

ドラマ(第18、19話)のあらすじ(ネタバレ)

第18話

パダ(ホン・スヒョン)はむりやりコンジュを家から連れ出します。

誰があなたと食事なんか!

食事じゃありませんよ

パダはコンジュをスパのVIPルームに連れていきました。

嫁とスパに行くお友達を羨ましがっていたでしょう? 親しくなるには裸のつきあいが一番だと

パダはコンジュとマッサージを受けながら言いました。

無理やり連れてきて甘い言葉を囁く 何を企んでいるのやら・・

コンジュが話していると美容マスクを顔に貼られました。

エステが終わると2人はお茶を飲みました。パダはコンジュに借金を頼みます。

お金なんかないわよ

お義母様にはおじい様の遺産があるでしょう 持っているだけじゃ増えませんよ 私は事業家です

パダはコンジュに冊子を渡しました。

なぜか字を読むと頭が痛くなるのよね

コンジュは漏らします。

3カ月後には売り上げの10%と共にお返しします

10%?

1億ウォンなら1千万ウォン

嫁にお金を騙し取られるのは嫌よ

借用書も作成します

当然よ

先に利子をお渡しします

先に? 1千万ウォンを先にくれるっていうの?

パダは頷きました。

そうです

3カ月だけ?

はい

コンジュはパダを指差しました。

これは2人だけの秘密よ バレたら追い出されるわ

チャウォン(イ・サンウ)には?

口が軽いから駄目 で? いくら欲しいの?

コンジュは訊ねます。

コンジュに借金したパダはオフィスでウンガン(ソ・ジヘ)とルビーの買い付けを始めます。

こんにちは メールをお読みに? ルビーが必要で・・ どのくらいありますか?

2人は取引先に電話をかけ続けました。

最短納期で送ってください

パダはウンガンに訊ねました。

ウンガン、終わった?

4社が在庫確認するって 外国の取引先にも電話してみよう

OK

2人は再び電話をかけます。

グムアはチャウォンの病院を訪ねます。

母さんは?

チャウォンは院長室でグムアに聞きました。

昨日外出してからマシになった

母さんのせいでこっちは大変なんだ

仕方ないでしょ お義母さんがいる間に点数を稼ぐのよ パダさんだって親によくして貰えたら嬉しいもの

姉さんこそ義兄さんに優しくしなよ

チャウォンはグムアに言い返します。

うっかり下着姿で部屋から出たらお義母さんと出くわした パダには言えないけど家に帰りたくないんだ お義母さんにはその日の食事や気分を聞いたり気を使って疲れる

チャウォンは不満を漏らしました。

義兄さんは結婚当初からだろう? しかもうちの両親だ 夫に尽くさないとそのうち浮気されるぞ

別に怖くないわ 自分の心配が先でしょ それよりボトックス注射をお願い

グムアは頼みます。

お断りだ

チャウォンは突っぱねました。

チャウォンはジョンヒに昼食用の寿司を持って行きます。

お義母さんの前でケンカをしてすみませんでした

それでわざわざ来てくれたの? 気まずくさせて悪いと思ってるわ

とんでもない 食べてください

久しぶりだわ

ジョンヒはお寿司を見て言いました。

数日前にも食べましたよ

そうだったわ 最近忘れっぽいのよね

ジョンヒはお寿司を食べます。

う〜ん 美味しいわ

良かった

2人は笑い合いました。

パダは宝石セットが完売して追加販売の準備で忙しそうね

諦めようとしてましたが・・ どこかでお金の工面を?

そうみたい ねえ、チャウォンさん 録音の仕方を教えてくれない?

ジョンヒはチャウォンに携帯を渡して請いました。

簡単です この赤いボタンを押せば録音が始まります

あら・・そう

ジョンヒは携帯の画面を見つめました。

あのお手伝いさんは味付けが上手だわ

グムアはバンスクの作ったおかずを味見しながら庭掃除を終えたムルサンに話します。ムルサンは躊躇いがちに娘に語り出しました。

もしもだが・・ナムチョル(イ・ソンジェ)と離婚したら1人で生きられるか?

グムアは驚いて咳き込みます。

どうして? 急にそんな ・・もしかしてお義父さんのインプラントの件?

違う

父さんも夫がいないと駄目だと言ってたでしょ 他人に任せれば多少は横領される 離婚なんて一度も考えたことないわ 確かに結婚当初はお父さんを恨んだけど今は後悔してない

うむ・・

ムルサンは悩ましげに目を伏せます。

あの人はどんな女性とでも暮らせる人よ チャウォンが同居は大変だと言ってたわ でもナムチョルはもう18年よ ・・もしかして何かあったの?

いや 何でもない

ムルサンは台所を出て行きます。

グムアが夜中に目を覚ますとベッドにナムチョルはいませんでした。

・・どこへ行ったのかしら?

グムアが寝室を出るとナムチョルは居間のソファーに寝ていました。

そのうち浮気されるぞ

チャウォンの言葉を思いだしグムアは不安になります。ナムチョルが手に持って寝ていた携帯をグムアはそっと抜き取ると中を調べます。けれど不審な電話やメールはありませんでした。

車には?

グムアはキーを出してトラックの中を調べます。すると収納ボックスに病院の薬を見つけました。

何の薬?

携帯で薬の写真を撮り引き延ばすと”抗うつ剤”と書いてありました。

こんなものを飲んでるの?

グムアはびっくりします。 

次の日ナムチョルが仕事をしているとグムアが「食事しよう」と電話してきました。

話があるから早めに退勤して 十字路で待ってる

ナムチョルが会社を出ようとすると事務所に戻ったウンサンが声をかけました。

もうお帰りですか?

ああ 家に用事があって 息子が何かやらかしたらしくてね 片付けが終わったら退勤して

ナムチョルはウンサンとイ部長に言うとグムアを迎えに行きます。

♣ 

ナムチョルはトラックにグムアが乗ると聞きました。

話って?

そう急がないで

グムアは車内を見回します。

ダサいわね 新車を買いましょ

その時ナムチョルにムルサンから電話が来ました。

はい お義父さん

朝話した書類を忘れるなよ

そうだった わかりました

ナムチョルはグムアを見ました。

会社に戻らないと

すぐだからこのまま行きましょ

グムアは言いました。

ナムチョル達が会社に戻るとちょうどウンサンがゴミを出しに出てきました。ナムチョルは顔を強ばらせます。

まだ退勤してないのね

グムアがウンサンを見て話します。

何を食べる?

グムアは携帯で店を探しました。

なんでもいいよ・・

ナムチョルはトラックを見て大きく手を振るウンサンに戸惑いながら答えます。

お刺身はどう?

携帯から目を上げたグムアはウンサンが手を振っているのに気づきます。

何してるの?

あ・・

ナムチョルが言葉を探しているとイ部長が出てきてウンサンの横で手を振り始めました。

よくああして遊んでるんだ

ナムチョルは笑顔になって妻に話します。ウンサンはイ部長が隣で手を振るのを訝りますが、ナムチョルの横にグムアがいるのがわかり目を見張りました。

奥様・・

ナムチョルはトラックを停めてグムアと降ります。そしてイ部長に言いました。

書類を忘れた

奥様 お久しぶりです

イ部長はグムアに挨拶しました。ナムチョルはウンサンから目をそらします。

こんばんは

ウンサンはグムアに挨拶しました。

どうも お肉にする?

グムアはウンサンに挨拶しながらナムチョルと事務所に入りました。ウンサンは2人の後ろ姿を見つめます。

グムアとナムチョルは焼肉店に入ります。

話ってなんだ? 子供達のことか

ナムチョルは肉を焼く妻に聞きました。

お肉を食べさせたかったの

グムアはナムチョルを見ました。

ありがとう

何が?

全部 ・・辛いでしょう? 車にある薬を見た

なんで見たんだ 大した事ない 良くなってるよ

あなたの気持ちを知ろうとしなかった ごめんなさい 両親と同居してくれてありがとう

それでお肉を?

ナムチョルはトングで肉を裏返しながら妻に聞きました。

あなたは誰とでも暮らせる人よ 賢くて立派だし性格もいい

どうしたんだよ

ナムチョル 私じゃ物足りないわよね 取り柄がないもの あなたは昔と変わらないのに・・私は年上で女に見えないでしょ 最近部屋で寝ないから少し不安なの  更年期だし

そういうんじゃないから 早く食べろ

ナムチョルは焼いた肉をグムアの皿に置きました。

これからは努力するわ 今まであなたのことをちゃんと考えてなかった

グムアは肉をレタスで包むとナムチョルに差し出しました。

あーん

ナムチョルは周りを気にします。

この年だぞ 変な目で見られる

いいじゃない 食べてよ ダーリン

グムアはふざけます。ナムチョルは笑いながら肉を受け取り口に入れました。

このあとラブホテルに行く?

ゲホッ

ナムチョルは肉を喉に詰まらせ咳をします。

もう 義両親と暮らしてる友達はよく行ってるわよ

更年期だから面倒だと言ってただろう 肉でも食べろよ

つまらないわね 父さんはあなたがモテると言ってたけど浮気だなんてあり得ないわ

ナムチョルは飲んでいたお茶を吹き出します。グムアはナプキンを渡しました。

お手伝いさんがそう言ってたのよ 面白いでしょ

・・お手伝いさんが?

ナムチョルは顔を拭きながら戸惑います。

ウンサンはナムチョルといるグムアを見てショックを受けていました。ウンサンが退勤しようとすると、ウンサンとナムチョルが恋仲だと勘づいているイ部長が呼び止めました。

ウンサンさん、危ないところだったよ

イ部長は言いました。

社長は可哀想な方です 苦しめないでください

ウンサンは無言で事務所を出ます。

バンスクとムルサンは市場に買い出しに行きます。家に帰るとほうれん草の下処理を2人で始めました。その様子を柱の陰からコンジュが覗いていました。

何をしてる?

ムルサンが聞きました。コンジュは気まずげに顔を出します。

パンを買って来たかなと思って・・

パン?

市場に行ったなら蒸しパンを買って来ないと

奥様は寂しくなるとパンを食べたくなるみたい

バンスクがムルサンに笑います。そしてヒソヒソと話しました。

それより婿の件はどうなりました? 娘さんを離婚させるか会長も悩みますね

バンスクに言われムルサンは当惑して目を泳がせます。

デボンは娘のウンビョルのための金を作ろうと苦労している弟のデグンに自分の葬儀費用500万ウォンを渡します。

俺の全財産だ ウンビョルのアパートの敷金にしろ

兄さん・・

バンスクが戻る前にしまっておけ

デボンは仕事に出て行きます。デグンは兄から貰ったお金を封筒から出すと目を潤ませます。

デグンはお金を持って簡易宿泊所に行きますがウンビョルはいませんでした。

ウンビョル、どこに行った?

デグンは元妻の所へ行きウンビョルの所在を訊ねますが、元妻は「知らない」と言い張りました。

頼むから男より自分の子供を心配しろ!

デグンは元妻を怒ります。

ウンガンは熱心にカフェで勉強していましたが、自分がパダのデザインを敵対するデザイナーに渡したことが心に引っかかっていました。ウンガンはパダにメールします。

”パダ、どこにいるの? 話があるの”

するとパダから”お店にいて飲んでいる”と返信が来ました。ウンガンはパダのいる店に行きます。

パダはギハンとバーでお酒を飲んでいました。

ウンガンさんも来るの?

ええ、バイト後に来るって

パダはギハンに答えました。

来ないでほしいな いつも一緒だからいいだろう 昔なんで彼女との仲を反対したんだ

ウンガンが来たのに気づかずギハンはパダに問いました。

あなたのものじゃないから

パダも気づかずに答えます。

そうだな 僕は君のだ 自分だけのものにしたいんだろう

ウンガンは物陰に寄って聞き耳を立てます。

当たり前でしょ

パダはお酒を飲みながら応じました。

お母さんに君が何故ウンガンといるか聞いたんだ そしたら君は「お金さえやればなんでもするし、こき使える」って言ったんだって? 君と2人で会いたくてもいつもついてくる

ウンガンは2人に歩み寄りました。

ウンガン

パダは慌てて笑います。

遅れてごめん こんばんは

ウンガンは知らないふりでパダの横に座りました。

どうも ずっと待ってたんですよ

ギハンはウンガンにお酒を注ぎます。

チャウォンさんも呼ぶ?

いいのよ 話って?

あ・・

ウンガンが戸惑っているとデグンから電話が来ました。

電話だわ

ウンガンはテーブルを離れてデグンと話します。

叔父さん、何?

ウンガン、ウンビョルがいなくなった!

デグンは泣きつきます。

ウンガンはデグンの所へ駆けつけます。そばにはウンサンもいました。

数日前から行方不明みたいなの

ウンサンは姉に話しました。

ウンビョルなしじゃ生きられない

デグンは泣きながら訴えました。

探してくれ

叔父さん、ウンビョルは賢い子よ あまり心配しないで

ウンガンはデグンをなだめます。

SNSにアップすれば犬だって見つかる

ウンサンも言います。

犬も?

2人がデグンを安心させているとデボンも走って来ました。

ウンビョルから連絡は? サウナにもいなかった 手分けして探そう

4人は夜の街を探し回ります。けれどウンビョルはいません。4人は肩を落として家に帰りました。

見つからなかったの? 誰に似て迷惑をかけるんだか

家に帰るとバンスクが皮肉を言いました。デボンは”よせ”と合図します。けれどデグンは顔を強ばらせました。

ウンガンは家の外でパダに連絡しますが出たのはギハンでした。

もしもし

ギハンさん? パダは?

酔って寝てる

そうですか パダをお願いします

ウンガンは電話を切るとチャウォンに電話します。

ウンガンさん何?

今日ギハンさんと一緒に打ち上げをしたの

そうだったのか

彼のおごりだったんだけど、私は家の急用で先に帰ってパダに電話したらギハンさんが出たの 酔ってるみたいだから迎えに行った方がいいかも

分かった 場所は?

チャウォンは迎えに行きます。

チャウォンが店に行くと酔っ払ったパダがギハンに寄り添って話していました。

私はあなたとこうして会うのが怖い 友達として好きよ でも私が隙を見せた瞬間心の中に入ってきそうで怖いの

チャウォンはパダの話に唇を噛みます。

駄目よ 入って来たら怒るからね

ギハンは睨むパダに笑います。

こういう時の君はすごくキュートだ

私が? 私はキュートというよりもセクシーなのよ 見てて

パダは立ち上がり踊りだします。そして酔いすぎて椅子に倒れました。

パダ

ギハンが介抱しているとチャウォンが近づきます。ギハンはチャウォンを見て立ち上がり手を差し出しました。

お久しぶりですね シン・ギハンです 結婚式で挨拶を

妻の唯一の男友達ですから当然覚えてます

チャウォンはギハンの手をきつく握りました。ギハンは苦笑いします。

お変わりないですね さすが皮膚科医だ

もちろんです 先に試してから患者に施術を

僕も施術すれば美肌に?

努力も大事ですが元々の肌も重要です

チャウォンはひとしきりの会話をするとパダをおぶって家に帰りました。

どうやって帰ったのかしら

朝になってパダはジョンヒに訊ねました。

チャウォンさんがおぶってきたわよ 

ジョンヒは蜂蜜入りのお茶をパダに渡します。

そういえば迎えにきたかも

パダはお茶を飲みます。

ギハンと2人で飲んだの?

ジョンヒは聞きました。

ウンガンは途中で帰った チャウォンは?

ミプンの部屋よ 他の男と飲んでたら気分が悪いわ 謝りなさい

別に悪いことは何もしてないわ

パダはお茶を飲みました。

デボンは朝になっても帰って来ないデグンを心配していました。デグンが帰って来るとデボンは弟を支えました。

大丈夫か? 電話にも出ずどこで飲んでたんだよ

兄さん・・ 俺みたいな奴は死んだ方がいい 生きる資格がない人間だ ウンビョルに何かあったら・・

デグンはデボンにしがみつきます。

デグン、しっかりしろ

デボンは弟を抱きしめました。そこにバンスクが来て醒めた目で2人をながめます。デグンが咳き込んだのでデボンは慌てました。

おい、ここで吐いちゃ駄目だ

デボンは弟をトイレに連れていきました。

全く誰に似て不良みたいに家出するんだか

バンスクはトイレに向かって言い放ちます。

おい、やめろ

デボンが止めますが、デグンはトイレから立ち上がりバンスクを睨みました。

ウンビョルが不良だと?

ウンガンとウンサンは一度も家出はしてないわ

よせって言ってるだろ!

デボンが声を上げます。

義姉さんは娘に何かしてくれましたか?

デグンはバンスクに詰め寄ります。

可哀想なウンビョルは両親に捨てられ生きてるか死んでるかもわからないというのに・・

離婚したせいでしょ お金と能力がなきゃ離婚も無駄なのよ 私達貧乏人は離婚しても得しないの お金さえあればとっくに離婚したわ

すりゃあいいでしょう! 誰も止めませんよ!

デグンは叫びました。デボンが弟の口を急いで塞ぎます。

おい、言い過ぎだ

デボン、あんたの弟が離婚しろと言ってるわよ

バンスクはデボンに怒ります。

俺が言いたいのは・・ そうでなくても辛いのに・・ ひどいことを・・

誰に向かって大声を出してるのよ!

デグンもう寝よう バンスク、今日だけは我慢してくれ

デボンはデグンを部屋に連れていきます。

なんて恩知らずなの

バンスクは2人の入った部屋に向かって怒鳴りました。

家に義弟がいて初夜を過ごしたのは私だけよ 一生懸命育てて結婚までさせたのに離婚して戻ってきて! また世話をして・・ あげくにこんな扱いを受けるなんて デボン! あんたのせいよ!

バンスクは声を上げました。

弟を愛するデボンはデグンに布団をかけてやります。

ウンビョル・・ 父さんが悪かった

寝よう

デボンは布団を優しく叩きます。

デグンはいい子 ねんねしよう

デグンは目を閉じました。

あんまりだぞ

デボンは夫婦の部屋でバンスクに訴えました。

娘がいなくなって辛い時に

いつまであの”居候”を我慢しろと?

これからもずっとだ 家族だろう

なんですって?

気の毒じゃないか デグンの部屋にも暖房をつけろ まるで冷凍庫だ

私達が新婚の時もずっと寒かった

あいつは1人じゃないか 腰も悪いのに・・ 金をやるからつけろ

カボチャが腐る

弟よりカボチャか?

バンスクはデボンを蹴りました。

私とデグンが溺れたらどっちを助ける?

当然デ・・

デ?

デジ(豚)を助けるに決まってるだろう 田舎で洪水があった時豚が流された

100年ぶりの洪水で大騒ぎだったわ 水害は怖い

俺は水や火よりお前が怖い

なんですって?

デボンは笑いながら部屋から逃げ出します。バンスクはふん、と息を吐きました。

デグンはウンガンについてきて貰いウンビョルの担任に会います。

数日前から欠席しています

担任は説明しました。

何故ですか? 何か問題でも?

いえ、電話しました

生きてるんですね?

安全に過ごしているそうです 問題行動はないのでご心配なく

2人はホッとします。

今どこにいると?

ウンガンは訊ねました。

ご両親に会いたくないそうです 当分は放っておいた方がいいと思います

声を聞きたいんですが電話して貰えませんか?

デグンは教師に頼みました。

叔父のためにお願いします

2人に請われて担任はウンビョルに電話します。

ウンビョル、学校にお父さんが来てるのよ 電話できる? ・・わかった

教師は2人に首を振りました。

話したくないと・・

ウンビョル! 父さんだ!

デグンは電話に向かって声を上げました。

♣ 

デグンとウンガンは学校から出て歩きます。元妻から電話が来たのでデグンは出ました。

なんだ?

今どこ? 実はウンビョルから連絡があった

なんだと?

あんたが来るのが嫌で引っ越したって

どこにいるって?

言わないでと頼まれた

元妻は電話を切りました。

居場所を知ってるって?

ウンガンは聞きました。

ああ・・

ウンガンはデグンの腕を擦ります。

生きてるならいい 母親と連絡が取れてるならそれで十分よ

デグンは俯きます。そしてデボンに電話しました。

兄さん ウンビョルは無事だ 俺が会いに来るのが嫌だったらしい 母親も担任の先生も知ってた 俺だけ仲間外れだ

テグンは泣きながら話します。ウンガンは優しくデグンの腕を擦りました。

でも良かった まだ子供でしょ いつかわかってくれるわ

会社にいるウンサンはデグンから電話を受けて言いました。

お礼なんていいよ 私はウンビョルが羨ましい じゃああとでね

ウンサンは電話を切り安堵します。

ウンガンはチャウォンに呼び出されカフェで会います。

パダとギハンさんはどういう関係?

チャウォンは聞きました。

知っての通り一番仲のいい男友達よ

ウンガンは答えます。

以前男友達よりは親しい間柄だと言ってただろう

言い間違えたかな 誤解するのはわかるけど私は2人をよく知ってる そういう仲ではないわ パダは今大変な状況だもの

チャウォンは顔を手で覆いました。そして下ろした後で話します。

僕達夫婦の危機だ 結婚して7年経つけどパダをよく知らなかったのかも 家に警察を呼んだり男友達と束草に行ったり・・ そういう姿を見る度僕の知ってた彼女なのかわからなくなる 

チャウォンさん・・

デザイン盗用で警察に行った時も僕には連絡せずギハンさんを呼んだ 追加販売の資金がないと言ってたけど彼に借りたようだった

チャウォンはウンガンを見つめます。

そうだろう?

ウンガンはパダからコンジュから借りたと聞いていました。でも”秘密だ”と言われたので話せません。

詳しくは知らないけど仕事だから仕方なかったのかも パダは公私をきちんとわきまえてるわ 彼はパダを好きだったけどパダは一線を引いてた だからあなたと結婚したのよ

チャウォンは視線を落とします。

バイトだから先に行くね

わかった ありがとう

ウンガンは店を出て行きます。チャウォンはウンガンがハンカチを落としたのを見て後を追いました。

ウンガンはわざとハンカチを落としました。そしてパダに電話しているふりをします。

パダ ギハンさんと連絡するのはやめて チャウォンさんに気づかれるわ 束草でキスしたと言ってたでしょ

追いかけてきたチャウォンは話を聞いてしまいます。

隙を与えるようなことはダメよ 体だけじゃなく心を許すのも浮気よ チャウォンさんが知る前に終わらせて

ウンガンはチャウォンに聞こえるようわざと話します。チャウォンはウンガンの思惑通り衝撃を受けました。

第19話

デグンは元妻の店に行きます。

ウンビョルの居場所を教えろよ

デグンは元妻の顔を見て驚きました。

あいつに殴られたのか? どうして

元妻は泣き出します。

ネットで賭博をやってるの

あの野郎

デグンは元妻の愛人を探しますがいませんでした。

お前、離婚したなら幸せに暮らせよ ウンビョルを苦しめながらあんな男と暮らすなんて

デグンは元妻に言いました。

夫運がなくて男運も悪い そういう運命なのよ 

元妻は泣きながらデグンを見ました。

一度だけ許してくれたら良かったでしょ

なんだと?

あの時許してくれれば家庭に戻ったはずだわ あなたは仕事で忙しいしウンビョルは私と口も利かなかった 寂しかったのよ

元妻は泣き続けます。

だからって浮気を? あんな奴に出会ったのは俺のせいか?

その時元妻の愛人が買い物から帰ってきました。デグンと目が合うと愛人は逃げ出します。

お前、待て! 

デグンは愛人を追いかけました。

店に戻ったデグンは愛人のサンダルと持っていたビニール袋を元妻に投げつけます。

大したことない奴だ もう殴られるなよ

デグンは店から出て行きました。元妻はデグンの閉めた扉を見つめます。

日曜日にナムチョルはウンサンとのデートに行こうと家を出ました。するとやってきたバンスクと出くわします。

こんにちは 日曜日なのに出勤ですか

日曜日でも食事はするわ おかずが切れたと連絡を貰ったのよ

そうですか それでは

ナムチョルはにこやかに言って門から出ようとしました。

そんなんじゃバレるわよ

バンスクはナムチョルに言いました。ナムチョルはバンスクを振り返ります。

すみませんがそういう話はやめてください

心配なのよ

ナムチョルは頭を下げると門を開けて出て行きました。

男なんて老いも若きも同じなのね

バンスクは呟きます。

ナムチョルは借りた部屋でウンサンと餃子を包みます。

薬はなるべく飲まない方がいい

ウンサンは言いました。ナムチョルは驚きます。

どうして知ってる?

初出勤した日に車に廃品を積んでて音がしたから社長が確かめに行った時、助手席の収納ボックスが開いてて見たの 私も飲んだことのある薬よ

君も?

今は飲んでない

ウンサンは笑いました。そしてナムチョルの手元を見ます。

上手ね 餃子が一番好き?

ああ・・

ナムチョルは手を動かしながら語ります。

実は母さんは亡くなってないんだ 末っ子を生んですぐ家出した

ウンサンはナムチョルを見つめました。

母さんが家を出てからは本当に大変だった 小学校は卒業したけど中学校に行けない状況で・・再婚した母さんに会いに行ったんだ

ナムチョルはため息まじりに続けました。

だいぶ離れた場所に住んでたんだけど、会いに行った日家族全員で餃子を作ってた 母さんは赤ん坊をおんぶしてた 覗き見してたら急いで出てきて 「どうして来たの」「早く帰りなさい」と

ナムチョルは涙を流します。

「二度と来ないで」と言われて「中学校に通いたい」と言えずに帰った 空腹で腹は鳴るし雪が深くて・・泣きながら80キロの雪の道を歩いた 運動靴はずぶ濡れで足はガチガチに凍るし耳が痛かった

社長・・

ただ餃子が頭に浮かぶんだ 「食べたかったな」「汁だけでもいい」 母さんの言葉も餃子をくれなかったのも寂しくて・・ 長い間胸が痛かった

ウンサンも涙を拭いました。

なんで泣かせるのよ

余計な話をしたね

ナムチョルは両手で顔を拭いて笑いました。

高校1年の時初対面のお義父さんに食べたい物を聞かれたんだ ガリガリだったからかな 餃子が食べたいと答えた 学校の前にある店に行って思いっきり食べたよ 100個位は食べたかな・・

ウンサンはナムチョルに言いました。

全部食べて 先に蒸して食べようか

オーケー 僕がやるよ

ナムチョルは蒸し器に餃子を並べます。ウンサンは餃子を包みながら話しました。

欲張らないと言ったけど・・撤回する

ナムチョルは手を止めます。

私は欲張りよ 全部欲しくなった そんな人間じゃないと思ってたけど 奥様と一緒にいるのを見て心に火種があることを初めて知った 手放したくない 永遠に私のものがいい

ナムチョルは眉を寄せます。

1カ月だけという約束は守れそうもないの

ウンサンはナムチョルの背中にしがみつきました。

もう・・気づかれちゃおう

ウンサンは大粒の涙を流します。

ジョンヒはチャウォンから教えられたように携帯を録音モードにします。

赤いボタンが出れば録音出来るのよね よし、出来た

ジョンヒはウンガンとの会話を録音しようとしていました。ジョンヒは携帯をポケットに入れるとウンガンの用意した昼食のテーブルに向かいます。

今日は惣菜屋で買ってきてみました

ウンガンは流しで洗い物をしながらジョンヒに話しました。

何でパダとギハンを2人にしたの?

ジョンヒはテーブルに着くとウンガンに訊ねます。

急用が出来たので

チャウォンさんにはどうして告げ口を?

パダが酔ったので迎えに行ってと連絡を

2人が一緒にいるのを見せるためでしょ

ウンガンは洗い物の手を止めて振り向きました。

違います おばさん

ジョンヒは立ち上がりウンガンと向き合います。

正直に言いなさい パダが離婚すればチャウォンさんが手に入ると?

ウンガンは眉を顰めます。

今だってパダのおかげで生活出来てるしいろいろ合わせれば社員なみの給料なのよ よくしてあげてるのに

ええ よくしてくれます 傷つけながら

なんですって 傷つける? 信じられないわ なんて女なの? 本性を知ったらパダが黙っているとでも? あなたって人は根無し草よ もうすぐ40歳で・・

いい加減にしてください!

ウンガンは声を上げました。

20年間パダの子分として扱われてきました もう十分傷ついてます これ以上は私も黙ってませんよ

なんてことを言うの

パダの離婚? 望んでると言ったら? ・・学生の頃の恩を考えてここでやめます

ウンガンは洗い物に戻りました。ジョンヒはポケットの携帯を握ります。

ジョンヒはパダとチャウォンを呼んでテーブルに携帯を置きました。

ウンガンも座って お昼のウンガンとの会話を録音したの パダ、あなたはウンガンが私に言ったことを信じなかったでしょ ここに証拠があるわ チャウォンさん、再生して

どういうことよ?

パダはウンガンを見ます。チャウォンは仕方なく再生ボタンを押しました。ジョンヒは勝ち誇ってウンガンを見つめます。

けれど時間が立っても音が出ません

これは何よ

パダがきょとんとします。

待ってなさい チャウォンさん、他のも再生して

チャウォンは携帯を操作します。

録音データがありませんよ

ない? ウソよ 録音したのに 赤いボタンが出ればいいって・・

黒い線が出れば録音できると

そうやったのに・・ ウンガンとの会話を録音したのよ 探してみて!

ジョンヒは焦って携帯をチャウォンに差し出しました。

お母さん!

パダがウンガンを見てジョンヒを叱ります。ウンガンは立ち上がると部屋から出ていきました。

ウンガン!

パダもチャウォンも立ち上がりました。

座りなさい 妻の友達を追うなんてあり得ない

ジョンヒがチャウォンに命じます。

お母さん、いい加減にして!

パダがジョンヒに怒っていると外国人のバイヤーから電話が来ます。

しまった バイヤーとの会議を忘れてたわ 後で話そう

パダはオフィスに向かいます。

このために録音の仕方を教えてくれと? ウンガンさんみたいな人になんてことを

2人きりになるとチャウォンはジョンヒを責めました。ジョンヒは胸を押さえます。

ムルサンはナムチョル達の部屋の前に立ちベルを押そうとしますが押せませんでした。仕方なくムルサンはナムチョルをカフェに呼び出します。

お義父さん、用事は?

座れ

険しい顔でムルサンはナムチョルに命じました。

はい お茶でも頼みましょうか

ナムチョルは座るとムルサンに聞きました。けれどムルサンはナムチョルをじっと見据えます。

終わらせろ

は・・?

終わらせるんだ

なんのことだか・・

ムルサンは顔をしかめて告げました。

瑞草洞123-1 ハイオフィステル1004号室 玄関前まで行った

ナムチョルは顔色を変えます。

相手は誰だ?

ナムチョルは動揺して目を泳がせました。

大学の・・同級生です

いつからだ

1カ月前からです

携帯を出せ 相手に電話するんだ わしの前で電話してその女と別れるんだ

ナムチョルは視線を落とします。

今ならできる ここで終わらせれば何も聞かん 死ぬまで男同士の秘密だ 電話しろ

ナムチョルは無言を貫きます。

早くしろ かけられないのか?

ムルサンはテーブルを叩きました。

パンツ一丁で追い出されたいか? 子供達にも会わせん お前の実家とも縁を切る 謝罪の一言もないとは!! 

ムルサンは怒ります。

娘と孫達がいなければとっくにお前を殴ってるぞ!

ムルサンはコップの水を飲みます。

時間を・・ください

時間だと? いつまでだ??

ムルサンは訊ねました。ナムチョルはムルサンを見つめます。

3日・・ください

パダはバイヤーとの話が終わると握手して送り出しました。そして1人になると椅子に座り込みます。

ウンガンに電話を・・

パダが携帯を取り出しているとギハンが入ってきました。

どうしたの?

休日だけど君の車が見えたから来てみた

帰ろうとしていたところ

パダはバッグを持ちます。

話があるんだ 何処かで飲もう

今日はそういう気分じゃないのよ 行くわよ

パダはオフィスを出ます。ギハンも後を追いました。

チャウォンはオフィスからパダが出てきたのを見て車を停めようとしました。けれどギハンも出てきたので茫然としつつ、2人の後ろで車を停めて様子を見ます。ギハンは歩いていくパダの腕を掴んで引き止めました。パダはその手を払います。

束草でのことは?

酔ってたのよ

酒のせいにするな

やめて 私は1度も浮気したことはない あの夜のキスは単なる過ちよ 大袈裟に考えないで

幸せじゃないだろう 中学生の時からずっと君を想い続けてる 他の男の妻になり母親になったとしても僕にとって君はパダという1人の女性だ イタリアで・・

やめて

パダは遮りました。

連絡先を削除して あなたも削除するわよ

けれどギハンはパダに無理やりキスしようとしました。パダはその頬を叩き、そして歩き出します。ギハンはパダの後ろ姿を悲しげにながめました。

そしてチャウォンは妻とギハンの一部始終を見てしまいました。

パダとギハンのことで衝撃を受けたチャウォンはバーでお酒をあおります。チャウォンから連絡されたウンガンはバーに来てチャウォンの隣に座りました。

お義母さんのことでパダと話そうと思ってオフィスに行ったんだ ビルの前でパダとギハンさんを見た

チャウォンは語りだします。

ただの友達の感じじゃなかった 僕は7年間誰と暮らしたんだろう

ウンガンはチャウォンの腕に触れます。

”男友達に嫉妬なんて”と思って・・辛かった そういう仲だとも知らず バカみたいだろう

ウンガンは首を振ります。

君に何を話してるんだか 今日は結構飲んだ

それでいいのよ

お義母さんのことは謝るよ 録音の仕方を教えたのは僕だ  泣きながら出ていく姿を見て胸が痛かった パダも同じはずだ 電話があっただろ?

いえ パダにとって私はただの子分よ 気軽にこき使えてお金さえ渡せばなんでもする

そんなことはないよ

分かるの 愛されずに育った人は・・みんなゴミのように扱うし見下し踏み潰してもいいと思ってる おばさんも同じだわ

ウンガンは声を震わせました。チャウォンはウンガンの手を取ります。

違う 君は心が澄んでていい人だ 世界で誰よりも大切な人だよ

ウンガンは潤んだ目でチャウォンを見つめます。

そうかな・・ 私が・・大切な人?

チャウォンはウンガンの頬の涙を拭います。

嬉しい その言葉に心が震えたわ

チャウォンとウンガンはキスしました。そしてホテルで激しく抱き合います。

パダは帰宅してジョンヒとウンガンについて話しました。

ウンガンは私の目を見て言ったのよ 離婚して欲しいと

ジョンヒは告げました。

私が耐えられなかったのはお父さんより彼女の裏切りなの

ジョンヒは夫の不倫について語ります。

会社では秘書だったけど私には妹のような存在だった 知ってる人に裏切られて胸が痛かったわ 死にたかった

お母さん・・

女にとって一番辛いのは夫の浮気よ 他のことは時が経てば解決するけど浮気だけは・・ あなたは絶対に経験しちゃ駄目

パダは必死で話すジョンヒに俯きます。

チャウォンが裸で目を覚ますとウンガンは部屋にいませんでした。チャウォンはベッドから起き上がりバスローブを身に着けます。そしてテーブルの上の手紙に気づきました。それはウンガンの書いた手紙でした。チャウォンは手紙を読みます。

初めてあなたに手紙を書くわ 10年前初めて会った瞬間あなたは私の中で風船になった その日からよ あなたのすべてを心に留めるようになった

ホテルを出たウンガンは暗い空を見あげました。 

今100万個の風船が私の心に飛んでいるわ 私も風船になり舞い上がる でもどうして胸が痛くて涙がこぼれるのだろう

ウンガンは夜空を飛んでいく幻の風船を眺めながら涙を流します。

私達のしたことは罪深いけど これは美しい過ちだと そう言わせて

ウンガンはパダとお揃いのペンダントを外しました。

一生忘れないわ 私の初めての風船

チャウォンは手紙を読むとホテルを出ました。運転代行を頼み家に帰ります。駐車場で1人になったチャウォンは車の中で手紙を破ろうとしました。けれど破れずに収納ボックスにしまいます。

朝になりシャワーを浴びているチャウォンにパダが聞きました。

クリーニングに出す服はある?

黒とネイビーのコートを頼む

チャウォンは答えました。パダはコートを出すとポケットを探ります。するとウンガンのハンカチを見つけました。

なんでハンカチが・・

チャウォンが寝巻きを来て出てきました。パダはチャウォンを見てハンカチを示します。

これは何?

え?

ウンガンのハンカチを何故持ってるの?

さあ・・ どうしてかな ああ、ミプンと遊園地に行った時アイスを垂らしたんだ

チャウォンはハンカチをパダから取りました。

あなたが返すの?

パダが笑います。

え? いや・・

チャウォンはハンカチをパダに返します。そしで洗面所に行きローションを取りました。

お母さんはウソをついてないわ

パダはチャウォンに話します。

ウンガンが「もう我慢しない」と言ったから録音までしたのよ もっとひどい言葉も・・

チャウォンはローションの蓋を回します。

どんな?

私の口からは言えない

本当に信じるのか? お義母さんのそういう姿は何度も見た 数日前に寿司を食べたのも覚えてなかったよ

お母さんが?

病院に連れて行こう お義母さんの話だけを聞いて傷つけない方がいい

そうね 私がうまく解決する 昨日は遅かったわね

パダはクリーニングに持っていく服をまとめながら言いました。

・・友達と飲んでた

チャウォンは低い声でウソをつきます。

パダはウンガンと仲直りするようジョンヒを説得します。

お母さん、ウンガンがいないといろいろ困るのよ お父さんの借金もあと少しだし・・今の件が順調なら3カ月で終わる

わかったわ

終わったら仕事を減らしてそばにいるから

パダが母親に笑いかけているとウンガンが来ました。

パダ

ウンガンは台所にいるパダ達の所へきます。

こんにちは

ウンガンはジョンヒに挨拶しました。

ウンガン、お母さんも悪いと思ってる 眠れなかったって

悪かったわ 年のせいか困ったわね

ジョンヒはウンガンに謝りました。

いいんです 私も気をつけます 苺を買って来ました

ウンガンは流しで苺を洗います。

パダ、今日はミプンの部屋を掃除するね

嬉しい やらなきゃいけないと思ってたのよ

忙しいでしょ

ウンガンはパダの口に苺を差し出します。バダは苺を食べにっこりしました。

甘〜い

でしょ?

ジョンヒはそんな2人のやりとりを冷ややかにながめます。

デボンはバンスクと喧嘩したデグンに謝るよう勧めます。

どうやって謝れば?

デグンの問いにデボンは指を丸めました。

わかるだろ?

デボンはバンスクの真似をして笑いました。

バンスクが部屋で洗濯物を干しているとデグンが来ます。

お義姉さん、今日は区役所に行かなかったんですね 最近はどんな習い事を?

バンスクはわざと大きく洗濯物をはたきました。

知ってどうする

外で干せばいいのに

晴れてても凍っちゃうわ 乾燥機でもあれば話は違うけど

たくさん稼いで出世払します

口で言うのは簡単

バンスクは洗濯物を干す手を止めて言いました。するとデグンはジャンパーを開けて薔薇の花を取り出します。

お義姉さんにそっくりな薔薇を

バンスクは洗濯物をはたきました。

花は嫌いよ 捨てるのが大変だもの

するとデグンは封筒を差し出します。

こっちの方が好きでしたね

バンスクは目を輝かせました。

私の想像してるアレ?

もちろんです 

あらまあ〜 ほっほ~

バンスクは声高く笑いました。

義姉さんはそれでなくっちゃ!

デグンも調子を合わせて笑います。そして頭を下げました。

この間はすみませんでした

いちいち気にしてたら一緒に住めないわよ

バンスクはご機嫌で言いました。

明日の朝食から一緒に食べて

ありがとうございます では仕事に行ってきます

運転に気をつけて

はい!

デグンは出て行きます。バンスクは楽しそうに封筒からお札を出しました。

・・なんだ 1万ウォン札? 厚いから期待したのに・・ ケチなんだから

バンスクは不満を漏らしつつお札を数えます。

ウンガンは高いヒールの靴を買い、美容院で髪を整えました。そしてチャウォンがミプンを迎えに来る時間に合わせてムルサンの家を出ます。

ミプンのお迎え? チョンと遊んでたわ 私はウンの授業の帰りよ

そうか・・

では

ウンガンは去ろうとします。けれどチャウォンが腕を掴みました。

・・どうして欲しい? 分からないんだ

チャウォンはウンガンに言いました。

どうすればいいのか教えてくれ

ウンガンはチャウォンを見つめます。

あなたの・・心に従って

ウンガンは告げました。2人は見つめ合います。

ドラマ(第18、19話)の感想

ウンガンは自分のチャウォンへの想いを成就できましたね!策略ではめた感もあっていいのかな?とも思いますが、10年間チャウォンへの想いを隠し、パダとの結婚を祝福し自分はテギと結婚しようとしていたんだから、そんなにも長い間辛い思いを耐えてきたんだから2人が男女の関係になったことはよくやった!と爽快な気分にもなります。ただチャウォンはウンガンに騙されていることが多々あるので、それが発覚したとき2人の関係がどうなるのか心配ですね。

そして真面目なナムチョルはムルサンに浮気がバレてウンサンとのことをどうするつもりでしょうか。二人の子供のいるグムアとの夫婦関係を捨てるとは思えないので、一時の美しい思い出を作ったと諦めるしかないんでしょうね。ナムチョルはウンサンのことでずっと苦しむ事になりそうだけど、ウンサンとの触れあいで自分自身も明るく変われたのだからこれからの人生を楽しんで貰いたいです。まあこのまま平和に終わることは絶対ないでしょうけどね😓。ウンサンは若いから新しい出会いもあるでしょうし、ナムチョルを失ってもその辛さを乗り越えて前を向いて欲しいです

ドラマ
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