こんにちは。カナエです。今回もBS11放送の韓国ドラマ「赤い風船 ~絡み合う糸~」(第10、11話)について書きたいと思います。
ナムチョルはムルサンから通帳を取り返す
BS11で毎週金曜日 午前10時00分~正午まで※2話連続放送

<画像出典>kntv.jp/program/kn240303/
キャストとこれまでの話
ドラマ(第10、11話)のあらすじ(ネタバレ)
家に帰れないナムチョル(イ・ソンジェ)は会社の事務所で寝泊まりします。
家に帰らなかったんですね
出社したウンサンはナムチョルを元気づけようとコミカルな動画を見せます。ナムチョルは動画を見て吹き出しました。
面白いでしょう こういう動画が好きならたまに送りますよ
デスクに着こうとするウンサンにナムチョルは礼を言いました。
あの日は一緒に飲んでくれてありがとう
飲み友達が必要なら連絡を
ウンサンはナムチョルに近づいて聞きました。
ラブホに行った時のこと忘れてませんよね?
ナムチョルは周りを警戒します。
誰かが聞いたら誤解する
誰もまだ出社してません チューしましたよね
え?
ナムチョルは慌てました。
本当に?
はい
すまない とんでもないことを・・!
チューしたのは私ですよ
君が? どうして?
したかったから まさかセクハラで通報を?
・・は?
ウンサンはすましてデスクに戻ります。ナムチョルは戸惑いながら唇に触りました。
♣
ウンガン(ソ・ジヘ)はオフィスでパダ(ホン・スヒョン)にお金と指輪を返します。パダは困惑してウンガンを見ました。
なんだか心苦しい
破談になったから当然よ
ご家族も驚いてるでしょ 夕食でも一緒に食べよう チャウォン(イ・サンウ)も心配してる
今度にしよう また連絡して
ウンガンがオフィスを出ていこうとするのをパダは止めました。
ウンガン ちょっと出かけよう
どこへ?
♣
パダはウンガンを靴屋やブティックに連れていきウンガンをお洒落に見せる靴や服をプレゼントしました。
たまには明るい色を着てみたら
そんな・・高価すぎる 散財しすぎよ
お金は気にしないでいいから
パダは服を着たウンガンに微笑みました。
体のラインが綺麗に見える 素敵だわ バッグも交換しよう
駄目よ 私のは安物なのよ!
ウンガンは慌てますがバタは聞き入れません。
朝から並んでも手に入らないブランドものよ 男に振られて貴重なバッグをゲット出来たわね
分かってる ・・本当にいいの?
気が変わる前に貰ってよ
パダはバッグをウンガンに押し付けました。
ありがとう パダ
ウンガンは新調した服と靴にバッグを持って姿見の前に立ちました。
別人みたい これで合コンに行こう
パダに褒められウンガンは鏡の中の自分を見つめます。
別れて正解だったかも
そのとおりよ あんな男にはもったいないわ
パダはウンガンを励ましました。
♣
仕事から戻ったウンサンはウンガンに買ってきたお寿司を渡しました。
食べて お寿司よ
ウンサンは上着をハンガーにかけながら話します。
この間はごめん でも後悔してないわ
その時テギからメールが来ました。
”ろくに食べてないだろ 胸が痛いよ よく行ってた鷺梁津の定食屋で会おう”
テギ? あいつなの?
ウンサンはメールを見ているウンガンに訊ねます。
行かないでよ
けれどウンガンは部屋を出て行きました。
♣
ウンガンはパダが贈ってくれた服装で店に行きました。テギはウンガンを見て驚きます。
びっくりした パダさんかと思ったよ 座って いつもの魚定食を注文した

<画像出典>bs11.jp/drama/akaifusen/
ウンガンはテーブルにつきます。
やつれたな
テギが優しくウンガンの頬を触ったのでウンガンは驚きます。
鼻は大丈夫?
ウンガンは訊ねました。
2度も殴られて折れたかと思ったよ でも大丈夫だ
テギはウンガンのコップに水を注ぎました。
食べてないだろ 何かあるといつもそうだ
それを知ってて・・
当たり前だ 4年の仲だぞ 食べよう ここの魚を食べたくなってさ
テギは愛想よく笑います。
思い出が恋しくなったのかも
テギはウンガンのご飯に魚を乗せてくれました。
食べて いつも骨を取ってくれたよな 辛い時はここで食事して元気をくれた 俺が合格したのはお前のおかげだ 絶対に忘れない
ウンガンは目を潤ませます。テギは箸を置きました。
実は頼みがあるんだ
何?
一度だけ彼女に会ってくれないか? 「結婚しない」と泣かれてさ お腹に俺の子がいるんだ 責任は取るべきだろ そうじゃなければ別れてた
テギはウンガンを見つめます。
お前が一方的につきまとってたと言ってくれ
ウンガンの目から涙が溢れます。
その話をしに来たの?
ついでに食事も
初めて魚の骨を取ってくれたと思ったら、私がつきまとってたと言えと? 最低ね 連絡を受けてわざわざ来たのに
家族全員で殴っておいて期待したのか? ああ、謝るよ だから今までのよしみで・・
断るわ この間パダたちに何の話をしたの? 言ってよ
ウンガンは聞きました。テギはため息をついて答えました。
それはお前の行動次第だ 最低なのはお前だろう? 友達夫婦の間に入って・・
いい加減にして 知らないくせに
初めから知ってたが知らないフリをしてた ・・また腹が立ってきた 服を借りたのか? 真似してもパダさんにはなれないぞ あがいてもどうせ偽物だ
口を引き裂く前に黙って 借りは返してよ
ウンガンは立ち上がります。
借りってなんだ? 勝手に食事代や家賃を出し服を買い小遣いをくれたことか? 全部お前の意思だろ 法的には返す義務はない
あんたなんかと・・
ウンガンは憤ります。
結婚しようとしただろ その年で本当に結婚する気だったのか? 俺は子供を作って幸せに暮らしたいんだ お前はもうすぐ40歳だから無理だろう
ウンガンは席に座りテギを睨みました。
忘れたの? 子供のこと
テギは眉を寄せます。
「今は無理だから合格したら・・結婚式を挙げて子供を作ろう」 あんたがそう言ったのよ
ウンガンは涙を流しました。
お前が妊娠を武器にしたからだよ 知らなかったのか? 家柄も職業もさえなくてしかも年上 その上友達の夫を想ってる そんな人とは未来を描けない
テギは残酷に語り続けます。
身の程を知れよ 恥ずかしくないのか
テギは泣きながら自分を睨むウンガンを嘲ります。
ああ、また殴る気か? 今度殴ったら訴えてやるからな
あんたなんか殴る価値もないわ
ウンガンはコップの水をテギにかけました。
うあ!
訴えれば? これも暴力なんでしょ
ウンガンは店を出ました。
♣
ウンガンは駆け出すと川原に向かいます。そして走りながら大声を上げました。
わあぁ・・!
ウンガンはその場に座りこみ声を上げて泣きました。そして立ち上がるときっとした目で前を見ました。
♣
事務所のソファーで寝ていたナムチョルはウンサンが来たのに気づいて起き上がりました。
まだ7時半だ
早めに来ました 食事をどうぞ 昨晩は焼酎を2本も?
ウンサンはテーブルの焼酎の瓶を見て呆れ顔になります。
冷める前に食べてください
ありがとう
ナムチョルは礼を言いました。
午後外出しても?
ウンサンは訊ねます。
もちろんだよ
ナムチョルは許可しました。
♣
ウンサンは午後になるとムルサンの屋敷を訪ねます。そしてムルサンに会うと”1人キャンプ”の肉の焼き方について説明しました。
こうすれば車の中でも肉が焼けます
ウンサンはパイナップル缶の上部を広げたものにアルミ箔を敷くとキャンプ用の炭を入れます。そして焼き網を乗せました。
1枚ずつ焼いて食べたら最高ですよ
本当に焼けるのか?
ムルサンは訊ねます。
キャンプ歴の長い先輩に教えて貰いました 1人キャンプにぴったりです 差し上げますよ
見事なアイデアだな
ムルサンは笑いました。
これを渡しに来たのか?
いえ、帳簿検査を受けに
ウンサンはムルサンの前に帳簿を置きました。
そうか どれどれ
ムルサンはご機嫌で帳簿検査を始めます。
♣
コンジュはムルサンの部屋の戸口で聞き耳を立てていました。
何だって?
グムアがお茶を持ってきてコンジュに聞きました。
聞こえないわ この間あの経理はお金をくれなかったのよ
コンジュはひそひそ声で話します。
父さん お茶を
グムアは扉を開けますがウンサンに”検査中だ”と口に指を立てられました。仕方なくグムアは部屋から退散します。
帳簿検査中だったわ 確かになかなかの子ね
グムアがコンジュに説明しているとパダがやって来ました。
お義母さん、パダです
♣
ウンサンが帰るとコンジュとグムア、パダはクッキーを食べながらお茶を飲みました。
パダさんの持ってきたクッキーは美味しいわ さすがホテルのクッキーね
グムアが褒めます。
留学先でよく食べたでしょう
コンジュが皮肉を言いました。
お金持ちだから家でも食べるわよ
お金持ちじゃないわ 倒産したんだから
ちょっと! 母さんたら・・
グムアがコンジュを止めます。パダはコンジュを見ました。
本当のことでしょ 挙式当日に父親が倒れてお葬式になったんだもの 招待した客に恥ずかしかったわ
コンジュは悪びれずに続けます。パダはたまらず口を挟みました。
申し訳ないですが昔の話はやめてください 娘の結婚式場で倒れたい父親はいません 私にとっては忘れられない心の傷です
謝れば済むことなのにあなたはいちいち長いのよ 男も多かったって?
は?
コンジュの乱暴な物言いにパダもグムアも目を丸くしました。
高校の頃からモテて留学先でも派手だったって? ウンガンから聞いたわよ
ウンガンから?
パダは困惑して眉を寄せます。
♣
ナムチョルは妹のナムスンから父親が転んで手術することになったと電話で伝えられます。
手術代か すぐ振り込むよ
しかしお金を工面出来ないナムチョルは苦悩して店でお酒を飲みます。そしてついに心を決めるとムルサンの屋敷に向かいました。
♣
家族が見守る中ナムチョルはムルサンの部屋をノックしました。そして部屋に入るとムルサンの前で正座して謝りました。
申し訳ありません 反省しています
ムルサンはナムチョルを睨みました。
酔った状態であんな言動を取ったのは間違いでした お詫びします
家に戻ってきたのか?
ムルサンは訊ねました。
その代わりに条件があります
ナムチョルの言葉に戸口で聞いていた家族は顔を見合わせます。
条件だと? どういうことだ?
ムルサンは気色ばみました。
僕を・・尊重してください
ナムチョルは訴えました。
僕ももう50歳になります 社員達の前で蔑まず社長として尊重してください それから子供達の前で父親として顔が立つよう叱らないでください 恥ずかしくて穴に入りたくなります
ナムチョルは涙ぐみました。ムルサンは開けた戸口にいるコンジュ達家族に怒鳴ります。
見物か? 出ていけ!
コンジュとグムア、子供達は扉を閉めました。
社長として、父親として尊重すればいいのか?
ムルサンは確認します。
もう1つあります ・・通帳をください 給料を直接頂きたいです
通帳だと?
僕も家族の大黒柱です 自分の給料で生活してみたい グムアに生活費を渡し子供達に小遣いもあげたい 20年間死ぬほど働いたのに何も持っていません 通帳だけは自分で持ちたいんです
ムルサンは唸りました。
もしくださらなければ・・
やらなければ・・ 何だ?
家を出て会社を辞めます
ナムチョルは言い切りました。ムルサンは激昂します。
わしを脅してるのか? このバカ者!
ムルサンは金庫を開けると通帳をナムチョルに投げつけました。
通帳を持って行くがいい! わしが君のカネを奪ってるとでも? 信じられん! ずっと実家の面倒もみてきたのに! ああ寂しい!
聞き耳を立てていたグムアが部屋に入ってきてナムチョルを叩きました。そして通帳を拾うとムルサンに返しました。
父さん返すわ! 1人で決めることじゃない 二階に来て!
グムアはナムチョルを二階に連れていきました。
♣
ソウル大を出ていてわからないの? 財産なら父さんが増やしてる
部屋に入るとグムアはナムチョルに話しました。
ウンは勉強に向いてないから早く会社に入れてそのうち継がせればいい あと数年の我慢でしょ!
ナムチョルはグムアを見ました。
目を覚ませ ウンは会社を継げない
どうしてよ?
お義父さんは君の弟夫婦に後継ぎを産めと言ってるんだ
え?
僕は青春を会社に注いだんだ もううんざりなんだ 何があっても権利は主張する 無理でもどうにかする
ナムチョルは断じました。
♣
ウンガンは再度教師を目指そうと決意していました。ウンガンが本屋にいるとパダから電話が来ました。
話があるの いつ会える?
明日なら
分かった じゃあ明日に
パダは電話を切りました。ウンガンは教員試験の本を買うとスタディカフェで勉強を始めます。朝方まで勉強すると家に帰りました。
♣
ムルサンの家族はナムチョル抜きで朝食をとります。
ナムチョルさんは
コンジュがグムアに聞きました。
寝てるわ ずっと苦しそうにしてた
家を修羅場にして 通帳を渡せだなんて
父さんの悪口はやめて
ウンがコンジュを止めました。
本当のことも言っちゃ駄目なの?
子供達の前で悪口を言うな
今度はムルサンがコンジュを止めました。
母さん、お粥を作ってあげてよ 夫が具合の悪いときはそうするでしょ?
ウンがグムアに催促します。
生意気ね
姉がウンを睨みます。
それくらいわかる
ウンは姉に反発しました。
♣
ウンサンが出社すると事務所にナムチョルはいませんでした。
帰ったのか・・
ウンサンは買ってきた食事を自分のデスクに置きました。すると社員が来てウンサンに”ナムチョルが休み”だと伝えます。
社長は体調不良なのか休みだ
そんなに悪いと?
わからないけど元気がなかった こんなの初めてだ
社員はコーヒーを入れながら話しました。ウンサンは心配になります。
♣
ナムチョルは病院に行き医師に訴えました。
薬を飲んでも辛くて もう少し強めの薬をください
症状は同じですか?
よく眠れず胃もたれが続いて胸が苦しいです 最近は何か熱いものがこみ上げるような気もして運転中も車をぶつけたい衝動に駆られます
うつ病やパニック障害とは違うんですよ 火病は心のがんのようなものです 今もお義父様と同居を?
医師は問いました。
はい それから何かをずっと食べてます 食べても食べても満たされなくて
別居と転職を勧めたはずですが
それは難しくて・・
お義父様のことをいい人だとわかっていても憎く恨めしく感じて、そう思う自分自身が嫌になる これは何度も繰り返される両極の感情ですが表現できず我慢しているのが原因です
医師は説明しました。
薬を飲んで当分は顔を合わせないことです
ナムチョルは医師の言葉に頷きます。
♣
グムアはムルサンに会社の後継ぎについて訊ねました。
父さん、正直に答えて チャウォンに会社を譲るの? ナムチョルさんとウンは?
わしの財産だぞ 決めるのもわしだ お前は黙ってろ
父さん これまで父さんの意思に従ってきた 結婚もそうよ
悔しいのか? あの時止めてなければ奴のせいでうちは破産してた チョンとウンは父親に似たから賢い あんな不良と結婚したら不良しか生まれなかった
グムアは俯きます。
だから”種”が重要なんだ 何故ナムチョルに目をつけたと思う? ろくに学校にも行ってない出前配達員なんてソウル大卒とは比べものにならん!
会社を作ったのは父さんでも育てたのは夫よ 彼に通帳を渡して会社も継がせて
グムアはムルサンに請いました。
馬鹿なヤツだな 何故給料も渡さず通帳を持っていると思う? ナムチョルに浮気させないためだ わしがお前を守らないと
浮気・・?
ナムチョルはソウル大卒だぞ お前は短大も中退してる 男なんてみんな同じだ 恋愛結婚でもないのにカネを手にしたらどうなる お前は愛嬌はないし賢くもない
ムルサンは首を振りました。
翼を与えればナムチョルは飛んでいくぞ 1人で子供達を育てられるか? 会社はどうなる? 簡単じゃないんだ 荒々しい古鉄業者に撤去業者、鉄鋼会社 警察とも関わる仕事だ
グムアは目を潤ませます。
わしはもう年老いた 言う通りにしなさい
ムルサンは娘を諭しました。
小学校しか出てないがどん底を味わった分世の中には詳しい わしの手に財産があればナムチョルは残る
グムアは涙を拭いました。
知らなかったわ 父さん、ごめんなさい
グムア、ナムチョルは赤の他人だがわしらは血縁関係だろ
ムルサンとグムアの話を戸口でナムチョルが聞いていました。ナムチョルはムルサンの最後の言葉に顔を曇らせます。
♣
ウンサンは事務所のナムチョルのデスクを綺麗に拭いて書類をまとめました。そして自分のデスクからサボテンの鉢を持って来てナムチョルのデスクに置きます。ウンサンは整えたナムチョルのデスクを満足げにながめました。
♣
パダと約束したウンガンはオフィスに来て笑いました。
パダ、行こう
ウンガン、お義母さんに会ったそうね
パダは帰り支度をしながら言いました。
・・ええ? 会おうと言われて
外で? 何の話をしたの?
パダは訊ねます。
いろいろ聞かれたけど「知らない」と答えた パダに言おうかと思ったけど気分を害すると思って・・
”いろいろ”って?
あなたの稼ぎやおばさんのことよ
男にモテたか 留学中同棲してたかとか?
まあね 絶対ないと否定したわ 何か言われたの?
ウンガンは戸惑い気味に笑いました。
お義母さんはいつも大げさに解釈するでしょ 返事に困るから何か聞かれたら先に教えて
わかった 次からはそうする
パダはウンガンを見ました。
ウンガン、あの話はしてないよね
もちろんよ 余計な話だもの
パダは笑顔を浮かべました。
そうよね 行こう
ウンガンはパダとチャウォンと3人でお酒を飲みます。
ウンガンのガラクタ処分を祝って乾杯!
3人はグラスを合わせました。
ガラクタは去って高級車が来るわ
パダは笑います。
高級車も嫌よ 当分車には乗らない
これからいい車をゲットしなきゃ 男を口説く方法を教えて なんで私に惚れたの?
パダは隣にいるチャウォンに聞きました。
惚れたのは君だろ?
ちょっと
パダはチャウォンを肘で小突きました。
堂々としてたからかな
美人だからでは?
それは基本だ 僕も女性には結構モテたけど君は何かが違った
それが私の魅力よ
だから今も尻に敷かれて暮らしてる 人生最大のミスだ
怒るわよ
ウンガンは微笑みながら2人の会話を少し寂しそうに聞いていました。

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♣
ナムチョルは家で薬を飲みます。
ウンサンは部屋でナムチョルと行った湖の写真をながめていました。写真に写っていたナムチョルをウンサンは拡大して見つめます。そしてナムチョルに助けられた時のことを思い出しました。
危ない!
ナムチョルはウンサンを抱きながら倒れて鉄板を避けたのでした。ウンサンの心にナムチョルへの思慕の情が溢れます。
♣
化粧室にウンガンが行くとチャウォンとパダはウンガンについて話しました。
大丈夫そうで安心したよ 酒を飲んで泣くかと
チャウォンの言葉をパダは否定します。
ウンガンはあまり泣かないのよ
そうか? 昔泣くのを見たけど
いつ?
だいぶ昔だけど 君と会う前かな
その時ウンガンがふらつきながら戻って来ました。けれど突然倒れてしまいます。
やだ ウンガン! どうしたの
チャウォンが抱き起こして脈をみました。
大丈夫 酒のせいだ
チャウォンは店員から水を貰ってウンガンに飲ませました。2人は立ち上がらせようとしますがウンガンはふらついてしまいます。
おぶったほうがいいわ
パダに言われてチャウォンはウンガンを背負い車に連れていきました。そして運転代行の人を呼びます。
ウンガンの家には行ったことがないわ
じゃあうちに連れて行こう
パダとチャウォンはウンガンを家に連れて行くとベッドに寝かせました。
お疲れ様
こんな姿は初めて見る
チャウォンはウンガンの寝顔を見ながら言いました。
本当は相当辛いのよ いい人を紹介してあげなきゃ
もう? すぐには恋愛出来ないだろう
2人は部屋の電気を消すと出て行きました。しばらくして目を開けたウンガンは密かに涙を流します。
♣
パダの母親ジョンヒは悪夢を見ました。それはパダとチャウォンの寝ているベッドにウンガンが滑り込み背後からチャウォンに抱きつくという不快な夢でした。おまけにチャウォンはウンガンの手を握り返したのです。
なんて夢・・
ジョンヒは起き上がり胸を押さえます。
ウンガンが目を覚ますと朝の5時過ぎでした。ウンガンは服を整えてコートを着るとパダの家を出て行きます。
♣
チャウォンはジョンヒに呼ばれて療養院に行きます。
お義母さん、どうしました?
あらチャウォンさん、1人で来たの?
ええ、何か僕にお話が?
悪い夢を見たのよ
ジョンヒはチャウォンに訴えました。
どんな夢ですか?
それは・・
ジョンヒは言い淀みます。
気にしないで もう長くはないみたいだわ
お義母さん、なんでそんな・・ しばらくうちで過ごされては?
ここのほうが気楽よ パダが心配なだけ 強そうに見えても実は弱い子なの 私まで死んだら頼る人がいなくなる あなたが最後まで愛してあげてちょうだい
ジョンヒはチャウォンに頼みました。
パダを傷つけることはしないで お願い 今日はこの話がしたくて呼んだのよ
ご心配なく 約束します
チャウォンはジョンヒに誓いました。
♣
ムルサンはナムチョルを呼び通帳を渡します。
これは給料が振り込まれる通帳だ それからこれは住宅購入のための貯金・・
ムルサンはたくさんの通帳をナムチョルの前に並べました。
保険もある 君とグムアの実費補償型健康保険、こっちは終身保険・・ 老齢年金も
ナムチョルは驚いてたくさんの通帳と保険証書をながめました。
君の給料は1ウォンも手をつけてない 初めは若かった君の代わりに管理していたんだが、習慣のようになってた 君のカネを奪うつもりで持っていたんじゃない
ナムチョルは視線を落とします。
大きな山を越えた人には山がわかる わしが越えてきた山を教えてやりたかったんだ わしには君がまだ17歳に見えるよ 今も制服姿が目に浮かぶようだ
ムルサンは涙を拭きます。
49歳にもなったのにまだ子供のようで不安だった お金を持ったら分別なく使ってしまいそうで わしが持っていて増やしてやろうと思った
ナムチョルも涙ぐみました。
君がわしに反抗したときはけしからんと思ったが、よく考えれば給料は君が管理するべきだ 誤解はするな 1ウォンも使ってない
ムルサンは通帳と保険証書を押し出しました。
持っていけ
ありがとうございます
ナムチョルは礼を言います。
♣
どうして渡したのよ
コンジュは部屋でムルサンを問い詰めました。
そのうちに会社もくれと言われるわ
わしにも考えがある もっと大きなことのためだ
ムルサンは答えます。
普段は大した人には思えないけど、さすがはソウル大ね 結局通帳を手に入れた
今後は口に気をつけろ グムアと暮らす以上は家族だ
ムルサンは部屋を出て行きます。
気まぐれすぎるわ 病院に行くべきよ
コンジュは不満を漏らしました。
♣
ナムチョルは実家にお金を振り込みます。
ナムスン、父さんの病院代とナムシクの家賃を振り込んだ ・・ああ、そのうち行くよ 世話が大変だろう 感謝してる
ナムチョルは妹に送金の電話をして安堵します。しかし心に一抹の影が過ぎりました。
必要な時はこき使わんとな
ナムチョルは赤の他人だがわしらは血縁関係だ
ムルサンの言葉が思い出されナムチョルの気分は沈みます。
♣
ウンガンは懸命に教職試験の勉強をしていました。バイトの時間が来ると働いてまた勉強に戻るというハードな毎日を送っていました。
パダのオフィスにはテギがやってきます。テギは結婚式の招待状をパダに渡しました。
4年の付き合いなので招待した方がいいと思って
パダは開いた口が塞がりません。
これを渡しにわざわざ?
ああ・・ 頼みがあって そのついでに
テギは笑いました。
♣
ウンガンがパダのオフィスに行くとちょうどテギが出てきました。そしてテギを追いかけてパダも走って来ます。ウンガンは木の陰に隠れました。
テギさん、待って この間は何を言おうとしたの?
気になりますか?
ええ
言おうか言うまいか・・
ふざけてるの?
まさか 俺はパダさんが好きなんだから 簡単に人を信じない方がいい
パダは眉を寄せます。
どういうことよ
言葉の通りですよ
誰のこと?
近くにいる人
だから誰?
ウンガンは聞き耳を立てます。
特定の人というより世の中そうでしょう 必ず親しい人に裏切られる 知りたければ夫婦で結婚式に来てください
それは無理よ お祝いできないわ
パダは背を向けるとオフィスに戻りました。テギは車で帰ります。ウンガンは不安に襲われました。
♣
ウンガンはオフィスに行きパダに訊ねました。
何故テギが来たの? 紙袋を持ってたけど
会ったの? 気にしないで 招待状を置いて行ったのよ
パダはテーブルの招待状を投げました。
ご祝儀目当てなのか来て祝って欲しいって 呆れたものね
パダはウンガンをソファーに座らせます。
それよりウンガン、いい人がいるから会ってみない?
オスは犬でも嫌だってば
まあ見てよ
パダは携帯の写真をウンガンに見せました。
素敵でしょ 身長も高いのよ 工場の社長なの 41歳だから4歳差ね
ウンガンは写真の男性を見つめます。
社員は30人くらいで持ち家もある 悪くないでしょ 誠実だし生活力もあるわ
どうしてまだ独身なの?
忙しかったせいよ 年上は嫌?
年下はうんざり 育てなくて済む年上がいい
2人は笑います。
あなたが頼りにできる人とうまくいってほしいわ 進めていい?
ウンガンは頷きます。
♣
デボンはムルサンに呼ばれてタクシーで迎えに行きます。
買い出しですか お金持ちはいいですね
いいものか どいつもこいつもわしのカネをせびり首を長くして死ぬのを待ってる
そうですね 財産を譲っても命日を覚えていてくれるかどうか お金持ちも貧乏人も親というものは大変だ 子供に何も言えない
デボンは運転しながら話します。ムルサンは苦々しげに顎を擦りました。
ビルを持っている知人が子供から生前に贈与してくれと脅されて、あげたら音信不通になったと 腹立たしいと僕の前で泣いてましたよ あげなければ文句を言われあげれば何かしら起こる
ムルサンは腕を組み考え込みます。
財産があっても意味ないですよ あの世に持っていける訳じゃないし 稼いだ分は全部使って楽しく生きたいですが子供の行く末が心配でなかなか踏み切れない 親ってのは悲しいもんです
ふうむ・・
ムルサンはデボンの話に嘆息します。
♣
デボンの話を聞いたムルサンは家族を集めました。
集まって貰った理由は財産について意見を聞くためだ どう思ってる?
ムルサンは家族に問いました。
贈与ですか?
ミプンを抱いたチャウォンが訊ねます。
一体どういう風の吹き回し?
コンジュが訝しがります。
贈与してくれたら嬉しいよ
チャウォンは笑いました。
お前もか
ムルサンはグムアに聞きます。
もちろんだわ
今すぐに欲しいということか?
早く貰えれば使い道も多い
チャウォンが応じます。
パダさんの考えは?
お義父さんがくださるならありがたく頂きます
ナムチョルは?
お金が嫌いな人はいないわ
グムアが代わりに答えました。
友達は株を貰ったって 私も欲しい
チョンが言い出します。
差別せずにちょうだいね
ウンが頼みました。
私もお金ちょうだい
ミプンも声を上げました。
私が小さい頃はお金なんて知らなかったのに 最近の子は生まれた時から知ってる
コンジュが呆れます。
母さんが一番多いだろ
当然でしょ! もともと私の父さんの財産だもの
コンジュがチャウォンを怒っているとムルサンがテーブルを叩きました。
もういい 解散だ!
ムルサンは立ち上がります。
遺産相続のことだと集めておいて怒るなんて・・ 情けない
コンジュが文句を言いました。
譲るとは言ってない どう思うか聞いただけだ わしは寂しい
ムルサンは家族の顔を見ます。
グムアにチャウォン、パダさん、ナムチョルもだ そしてお前も!
ムルサンはコンジュを指差します。
カネがないと言ったらこうして素直に集まったか? 今後わしの財産については誰も関与するな! これから最低20年は贈与する気もない ああ寂しい!
ムルサンは部屋に入ります。
ああ寂しい!
ミプンが真似して叫びました。
♣
ウンガンはバイト後ずっとスタディカフェで勉強していました。するとパダが紹介した男性からメールが来ます。
”ハン社長に紹介頂いたサ・インブンです お忙しいとは思いますが近いうちに会いませんか?”
メールを読んでいたウンガンの鼻から突然血が問題集に落ちて、ウンガンは慌てて鼻にティッシュを当てました。
”わかりました”
ウンガンは片手でメールします。
”では週末に 韓中日洋の中でどれがお好きですか?”
ウンガンが<洋食>と書こうとするとまたメールが来ました。
”洋食にしましょう 店を予約します”
”はい”
”どこで会いましょうか”
”お店で”
”せっかちですみません 早く会いたくて”
ウンガンは相手のメールに笑います。
♣
ウンサンはナムチョルのデスクを拭きサボテンに水をやりました。そしてナムチョルを待っていると外で拍手が起こります。ウンサンが外に出ると社員達がトラックで出社したナムチョルを拍手で迎えていました。
仕事が回らず困りました
主任が笑顔のナムチョルに伝えました。
こんなに長く休んだのは初めてですよね
申し訳ない みんなご苦労だった
ナムチョルは頭を下げます。
もう大丈夫だ 仕事に戻りましょう
ナムチョルは事務所の前で立っているウンサンに気づきました。ウンサンはナムチョルに微笑みます。
♣
元気だった?
ナムチョルはデスクに着いたウンサンに聞きました。
もちろんです
風邪を引いちゃって
ナムチョルが自分のデスクに行くとサボテンが置いてありました。
お?
ナムチョルはウンサンを見ました。
困ったな パワハラだと通報されたら?
逆に何も言わず欠勤する社長を通報しますよ
今回だけだ 許してくれ
ナムチョルは笑いました。そして仕事着を取り外に行こうとしますが、足を止めました。
ウンサンさん、ありがとう
ウンサンはナムチョルを見ました。
通帳を取り戻した
当たり前のことです
ウンサンは微笑みます。ナムチョルも笑みを浮かべて外に出ようとしますがウンサンが呼び止めました。
社長 日曜日は何を?
特に何も
キャンプは?
お義父さんが・・
キャンピングカーは要りません 来るだけでいいです
ああ・・
ナムチョルは頷きます。
♣
会うことにしたの?
パダはウンガンから報告を受けました。
今日の夜なの 軽く会ってみるつもり
ほぉ~ 気に入った?
すごく積極的なの
いいじゃない 生ぬるい男は魅力がないわ
返事をする前にメールが何通も
2人は笑います。
あなたを気にいったのよ 楽しみね チャウォンも心配してた
チャウォンさんが?
次はちゃんとした男とつきあうべきだって あなたの兄気取りよ
そう・・ ありがたいわ
ウンガンは応じます。
♣
パダが家に帰るとウンガンの相手のサ社長からメールが来ました。
”ハン社長、電話出来ますか?”
パダはサ社長に電話します。
今日会うそうですね
けれどサ社長の話にパダの顔色が変わります。
それは本当なんですか?
♣
ウンガンはデートの店に向かっていました。すると相手のサ社長からメールが来ます。
”会う前に言っておきたいことがあります 実は10年前に一度結婚してるんです 13歳の双子の娘がいて元妻が養育を”
”待ち合わせの場所で待ってます 詳しい話はあとで”
ウンガンは戸惑いながらメールしました。
”パダも知ってますか?”
”はい”
ウンガンはサ社長と会わずに帰ります。
♣
パダはチャウォンにサ社長の話をしました。
慎重に相手を探すべきだったな
バツイチで娘が2人だなんて知らなかったわ
パダは困惑します。
がっかりだったな
周りの人も誰も知らなかったのよ そんな相手を紹介してウンガンが誤解したらどうしよう
その人が話したのならきっと大丈夫だよ 知ってたとは思わないさ
そうよね 今頃会って話してるはずだわ
パダは安心します。
♣
ウンガンは歩きながら5年前のことを思い出していました。
あんな男は忘れるのよ
パダは振られて泣いている友達に言いました。
夫の大学の友達を紹介するわ
ウンガンは2人にジュースを出しながら話を聞いていました。
本当? 医者の婿は母さんの夢なのよ
気落ちしていた友達は喜びます。パダは友達に写真を見せました。
イケメンでしょ? あなたとお似合いだわ
条件は病院の開業?
多分ね
父さんが喜んで手伝うわ
パダはチャウォンの友達に電話します。
来週娘の誕生会にいらっしゃいますか? ・・ありがとうございます
パダの友達は期待に瞳を輝かせました。
私の友達と会ってみませんか? いえ、ウンガンじゃなくて 私の結婚式でブーケを取った友達です
ウンガンは電話しているパダを見つめました。
前から紹介しようと思ってたんです
私に紹介するのはバツイチの子持ちの男なのね・・
ウンガンは投げやりに笑いました。
♣
ウンガンさん
ウンガンが家庭教師を終えて歩いているとテギの友達が声をかけてきました。
なんでここに?
近くでバイトをしてて
そうですか 僕は今からテギの結婚式に あいつもウンガンさんのおかげで合格したのに・・ ごめんなさい あの・・僕、テギに頼まれて・・
なに?
ウンガンさんがストーカーだったと彼女に・・
ウンガンは眉をひそめます。
あんな奴よりウンガンさんにはもっといい人がいるはずです
テギの友人はそう言うと去っていきました。
ストーカーですって?
ウンガンは怒りを募らせます。
♣
ウンガンは店でドレスを新調するとテギの結婚式に乗り込みます。テギはウンガンを見ると会場から出そうとしました。
なんのつもりだ
結婚おめでとう
ウンガンは新婦の両親を祝いに行こうとしますがテギが止めます。しかしそこにデグンが来てテギを捕まえました。
新郎に挨拶しないとな
あんた誰だ?
持ってきたぞ
デグンは紙の手提げをウンガンに渡します。そしてサングラスを取るとテギに笑いました。
ウンガンの叔父さんさ 結婚おめでとう
デグンはテギを抱きしめます。その間にウンガンは新婦の両親に挨拶に行きました。
はじめまして
どちらさま?
これをどうぞ
ウンガンは手提げを新婦の母親に渡しました。
婿になる彼と4年間交際していた者です 最近まで娘さんは二股をかけられていました 私も昔子供を授かったことが
両親は衝撃を受けて頭を抱えます。
あんな詐欺師との結婚はやめた方がいいですよ その手提げにはテギと私の恋人時代の写真が 子供の超音波の画像もあります
なんてことだ!
写真を見た両親は激怒します。
そら行け
デグンは新婦の両親の所へテギを突き飛ばしました。
この詐欺師め!
新婦の父親がテギを殴りつけ母親がテギの髪を引っ張りました。
ウンガン、よくやった 車をまわしてくる
デグンは親指を立てて走って行きます。
ウンガン! 待て!
会場を去ろうとするウンガンをテギが呼び止めました。
どうして邪魔をする? 本当にしつこいな
悪いのはあなたよ

<画像出典>saita-puls.com/27348
お前って女は・・
「どうあがいても彼女には永遠に追いつけない 子分の分際で偉そうに」 あの言葉は私の人生そのものを否定していても立ってもいられないほど最後のプライドまで傷つけた そのお返しよ
なんだと・・
足りないけどね
執念深い女だな お前の友達は名前通りに器が海のように大きいがお前は汚く腐った最悪の水だ パダさんは指輪もプレゼントしてくれたぞ
テギは指輪をはめた手を上げてウンガンに示しました。
黙って 新婦の控室にでも行ったら? 全部送っておいたわ 私たちの動画まで
このクソ女・・!
クォン・テギ!!
新婦が来て叫びました。テギは新婦を見て狼狽えます。
いや・・あの・・
ウンガンは薄笑いを浮かべて会場を出て行きました。テギは逃げようとしますが戻ってきたデグンが足を出してテギを止めました。
待ちなさいよ!!
新婦はハイヒールをテギに投げつけます。
痛!
ハイヒールは見事にテギの頭に命中しました。
♣
デボンとデグンはバンスクの店で食事します。
カップ麺ばかり食べてないでちゃんと食事しろよ もっと食え
デボンは弟を気遣います。そしてひそひそと話しました。
最近美容院の彼女といい感じなんだ
よせよ 義姉さんにバレる
心配ない ご無沙汰で忘れたよ どうすればいい?
綺麗だと言えば90%は成功だ
デグンも小声で話します。
”べっぴんさん”と呼んでる お前が言ったろ 褒め続けることでもっと綺麗になるって ピグ・・
ピグマリオン効果だ
2人は笑います。
さすがは男女問題のプロだな
言葉だけじゃなく服装と香水にも気を使え 下着がダサいと恥をかくぞ
2人が盛り上がっているとバンスクが駆けてきました。
ちょっと! 老齢年金が出るって!
バンスクは携帯をデボンに見せました。
本当だ すごいな
年を取るのは嫌だけどこれだけはいいわね あはは
バンスクは上機嫌です。
良かったな 金融治療だ
当たり前よ 心も体ものびのび
浮かれる妻にデボンは苦笑します。
♣
グムアはウンの部屋をノックします。
ノックしたわよ ゲームはあと10分
グムアは床に散らかったウンの服を拾います。
隅に置いてあるとわからないじゃない 洗濯物は早めに出して
グムアはウンの服を洗濯機に入れます。ズボンをポケットを探っていると電話番号を書いた紙が出てきました。
これは何?
グムアは紙を見つめます。
ドラマ(第10、11話)の感想
ウンガン、痛快にテギの結婚式をぶち壊しましたね!元々ウンガンを演じているソ・ジヘさんは表情豊かで生き生きとした大きな瞳が魅力的な女優さん。これまでテギに背を向けられ暗いうちひしがれた演技ばかりでしたが、華やかなドレスを着てテギの結婚式に堂々と乗り込む姿はカッコよかった。ソ・ジヘさんはおとなしい役より元気のある役が似合うのでこれからチャウォンを誘惑する悪女になるにしろ、パワーのある皆が魅了されるウンガンになっていって欲しいです!

<画像出典>bihann.com/drama/2330.html
ナムチョルとウンサンは互いに惹かれ合ってるようですね。グムアはウンが貰ったデグンの電話番号を見つけたみたいで、熟女キラーのデグンとの接点ができて危ない感じです。ナムチョル夫婦の今後も気にかかります😐。
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