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韓国ドラマ「トランク」で元妻に契約結婚を迫られた元夫はどう決断する?そのドラマのネタバレあらすじ、感想も!

ドラマ

こんにちは。カナエです。今回はコン・ユさんの出演で話題を呼んだ韓国ドラマ「トランク」について書きたいと思います。

このドラマの「トランク」という題名の意味はどういうもの?

ドラマデータ

放送年   2024年 韓国

監督   キム・ギュテ

脚本   パク・ウニョン

原作   キム・リョリョン

キャスト コン・ユ、ソ・ヒョンジン、チョン・ユンハ、チョ・イゴン、キム・ドンウォン他

ドラマのあらすじ

父親からのDVを受けていた母親の自殺を助けた罪の意識から逃れられずに不眠症と不安神経症に苦しむ富豪のハン・ジョンウォン(コン・ユ)

彼は身重の妻が交通事故に遭い死にかけた時に子供を助けるように医者に頼んだことで妻から責められ、離婚されてしまいます。実はその事故は妻のソヨン母親の重責に堪えられず車に飛び込んだもので、ジョンウォンは道路の向かいからその様子を目撃し子供を死なせた妻に衝撃を受けていました。それでもソヨンを失いたくないジョンウォンでしたがソヨンは若い別の男性と結婚し、ジョンウォンにも一年の契約結婚をして罰を受けるよう迫ります。

一年が過ぎたら私より子供を選んだことを許して復縁するわ

ソヨンにそう告げられたジョンウォンは秘密裏に契約結婚のサービスを提供しているNM社から派遣されたノ・インジ(ソ・ヒョンジン)との結婚生活を始めるのでした。

始めは見知らぬ他人が家にいることに苛立ちインジに怒りをぶつけるジョンウォン。ジョンウォンは天井から吊り下げられた豪華なシャンデリアにビール缶を投げつけます。そのシャンデリアは今は病院で植物状態の父親が昔母を見張るために見えない場所に監視カメラをつけたものでした。そしてジョンウォンはそのシャンデリアを忌み嫌い、そして怖れていました。シャンデリアのかけらが落ちてきたのを見たインジはジョンウォンを庇い腕に傷を負います。驚いたジョンウォンはインジを病院に連れて行きました。

インジに負い目が出来たジョンウォンは仕方なく会話をするようになり、そしてインジが夫を気遣う優しい面を持った女性であることに気づいていきます。それは元妻のソヨンにはないものでした。ジョンウォンはインジにこの家での両親の出来事を明かし、インジの傍では自然に眠りにつけるようになります。不眠症の薬は要らなくなりました。

しかし契約結婚を生業とするインジには当然事情がありました。インジには婚約者がいましたが彼のバイセクシュアルを暴いた画像がネットで拡散されて大手企業の社員だった婚約者のソ・ドハは姿を消しました。画像を拡散したのはインジの母親で、彼がバイセクシュアルで有ることを怒ってのことでしたが、インジは母親と縁を切り彼と住んでいたアパートを解約せずに彼の帰りを待っていました。インジもこの騒動で勤めていた会社を追われる羽目になり、人生を転落させた”結婚”というものへの怒りからあえて今の仕事についたのでした。

そしてインジにはまともな仕事に就けない「もう一つの訳」がありました。インジには刑務所を行ったり来たりしている極悪なストーカーがいて、NM社のガードマンもそのストーカーのオム・テソンに殺されていました。インジは自分と親しくなる男性はテソンに危害を加えられるのでは・・、と怖れていたのです。

ジョンウォンはインジに病院にいる父親に死んで欲しいと願っていると話します。

全部の父親が家族から愛されているわけじゃない いろんな父親がいるわ

インジはジョンウォンが父親を憎んでいながらも息子である自分がそんな憎しみを持つことに苦悩していることに気づいていました。そしてジョンウォンのそんな気持ちを否定せずにやんわりと包み込みます。ジョンウォンはインジといると自分の刺々しく寒々とした心が癒やされていくのを感じるのでした。

ジョンウォンの父親が亡くなるとインジは葬式でジョンウォンの隣にいて彼を支えました。NM社での結婚は公のものではなく葬式のような場所には顔を出さない決まりでした。けれどインジはジョンウォンに言いました。

今日は有休を取ったの 今日の私はNM社の社員じゃない 自由な身の上よ

それなら出かけよう

ジョンウォンはインジを誘います。2人は葬儀を終えると映画館に行きました。

葬式の後で映画を見るなんてね

2人は笑い合います。

俺は君と寝たい それが女だからなのか好きなのかはわからない

ジョンウォンは正直に告白しました。2人は優しいキスを重ねます。

ジョンウォンの元妻のソヨンは2人が惹かれあっているのがわかると激しく嫉妬します。もともとソヨンは夫だったジョンウォンへの独占欲が強く、一年の期限の契約結婚をさせたのも子供のことでジョンウォンへの罰を与えたかっただけで、ジョンウォンをある程度苦しませたら自分の元に戻そうと考えていたのでした。そしてソヨンの現在の夫のジオはやはりNM社の社員でソヨンの結婚も一年の契約結婚でした。

離婚してよりを戻しましょ

ソヨンはジョンウォンにインジと離婚して自分と再婚するように勧めます。ソヨンを愛し始めていた夫のジオはソヨンが自分と別れるつもりだとわかると落胆しました。

一年の期限が過ぎても結婚を続けることは可能なのに・・

ジオはソヨンに訴えました。

あなたと一緒にいる意味はないの

ソヨンは冷たくジオを突き放します。

建物の内装の仕事をしているソヨンはかねてからジョンウォンにシャンデリアを取り替えて欲しいと頼まれていました。ソヨンは特注品の美しいシャンデリアと取り替えます。

けれどソヨンはシャンデリアに監視カメラを取り付け、ジョンウォンとインジとの生活を覗いていました。監視カメラに気づいたインジは家の中の薬を調べ、ソヨンがジョンウォンと暮らしていたときに不安定な精神状態のジョンウォンに薬を過剰摂取させ、ジョンウォンの気持ちをより混乱させ追い詰めていたことがわかると激しく憤ります。

あなたにジョンウォンの妻の資格はないわ

インジはソヨンの仕事場に乗り込むとソヨンを脅しました。

監視カメラのことは黙ってる だからジョンウォンにはもう近づかないで あなたは彼を壊してしまう!

インジはソヨンを睨みました。

妻は私よ

インジの境遇にも変化が訪れます。婚約者のソ・ドハが姿を現しインジは彼のために食事を作り話をしました。

あなたが黙って消えてしまってから宙ぶらりんのまま待つしかなかった 終わりだと聞いて心を決めたかった

インジはドハに語りました。

悪かった

ドハは謝ります。

インジ、俺たちは終わりだ 別れよう

インジはドハの言葉に涙を流します。

ジョンウォンとインジはベッドをともにして二人の仲は深まりますが、最悪の状況が訪れます。インジのストーカー、オム・テソンが精神病棟から出てインジにつきまとい始めたのでした。テソンはNM社のガードマンを殺してからNM社によって精神病院に入れられていました。世間からは秘密の会社であり法に触れる仕事もしているNM社はテソンの犯罪を警察に通報せず自社で処理していました。警察からノーマークのテソンはジョンウォンの屋敷をうろつき家の様子を窺います。

インジがストーカーにつきまとわれていると知ったジョンウォンは家の警備を強化します。そして家の管理を任せているキムに防犯カメラを設置するように指示しました。するとキムはジョンウォンにシャンデリアに監視カメラが付いていることを報告します。ジョンウォンはそれがソヨンの仕業だとわかると激怒しました。監視カメラでジョンウォンの様子を知ったソヨンは釈明するためにジョンウォンの家に向かいました。

君は俺の父親がしたことを知っていながら同じことをしたんだ!

ジョンウォンは家に来たソヨンを怒鳴りつけました。

もう君とはやり直せない

それでも幼なじみで30年以上傍にいたソヨンを失うことはジョンウォンにとって痛手でした。インジはショックを受けているジョンウォンを見て旅行を提案します。

静かな場所に行きましょう

二人は雪山のホテルで体を重ねました。

ずっと一緒にいたい

ジョンウォンはインジに請いますがインジは意外にも別れを告げました。

もう契約結婚は続けられません 仕事としての一線を越えてしまったから

インジは言い、NM社も退社して姿を消しました。ジョンウォンはインジの行方を捜しますが見つかりません。

ジョンウォンは忌まわしい思い出ばかりの家を取り壊そうとします。引っ越し業者が来て荷物の整理を始めました。その業者の中にはテソンが混じっていて、テソンは家からトランクをこっそり持ち出します。しかしインジのトランクだと思っていたのは実はソヨンの置いていったトランクでした。

何故ソヨンがインジと同じトランクを持ってるかというと、それはジョンウォンの大学卒業の日に遡ります。その日インジは亡くなった親友の納骨に行っていました。そこには母親の墓参りに来たジョンウォンがいましたが、二人はもちろん見知らぬ他人で素通りします。その後ジョンウォンは大学の卒業式に出ますが、同じ大学で卒業生の貸衣装のバイトをしていたのはインジでした。ジョンウォンがいたんだサンダルを履いているのを見てインジはサンダルを差し出します。するとやはり同じ大学だったソヨンが来てジョンウォンに靴を出して履かせました。

それから数年経ってインジが店でトランクを選んでいるとちょうどジョンウォンとソヨンが入ってきました。ジョンウォンは見覚えのあるインジを見つめますが、インジはトランクを買うと店から出て行きます。

あ・・

ジョンウォンは店から出てインジを追いかけますが、インジはタクシーで走り去りました。夫だったジョンウォンの行動を見たソヨンは嫉妬を感じて同じトランクを買いました。インジとジョンウォン、ソヨンにはそんな過去のいきさつがありました。

テソンはインジに連絡してトランクの中にあるNM社の契約結婚の書類を出して世間に公表すると脅します。

そうすれば会社は終わりだな

会社を危機に陥れたくないインジは夜、湖の近くでテソンと会います。テソンはインジにトランクを開けるように命じました。けれど暗証番号をまわしても鍵は開きません。

これは私のトランクじゃないわ

そんなことはない ハン・ジョンウォンの家から運んできたトランクだ

それなら運ぶ途中で鍵が壊れたのかも

インジはテソンを見ました。

回りくどいことはやめて私と死にましょう

テソンは笑います。

それもいいがその前にあのハン・ジョンウォンを殺してやる 連絡してやった 俺は二人の人間を殺してる 簡単さ

テソンは悪魔のような笑顔をインジに向けました。

お前が好きになった男は許せない あいつは今までの契約結婚の男とは違うだろ?

テソンは恋い慕うインジの気持ちの変化に敏感でした。そこへジョンウンがやってきます。

オム・テソン! お前を許さない

二人は格闘になります。インジはジョンウォンの家にあった拳銃でテソンを撃ちました。

うわあ!!

テソンは驚いて走り去ります。

空砲だったなんて・・

インジは茫然とテソンを見送りました。

テソンはトランクを持って湖にボートを出し逃げ切ろうとします。

銃を持ってたなんて

テソンがホッとしているとボートが近づいてきて先端部を取った鋭いフェンシングの剣先がテソンの胸を突きました。テソンはトランクと一緒に湖に沈みます。テソンを突いたのはソヨンの夫のジオでした。ジオは元はNM社のガードマンでテソンに自分の先輩を殺されていました。ジオがNM社の社長からテソンを殺すように命じられ従ったのは目の前で先輩を殺された恨みからでした。

あのときは何も出来なかった・・

ジオはテソンが沈んだ湖面を見つめました。

テソンは死んでジオは逮捕されました。トランクの所有者だったソヨンは警察でトランクを渡されて中を確認します。中にはたくさんのベビー服が入っていて、当時を思い出したソヨンは涙に暮れます。

ジョンウォンは家に荷物を取りに来たインジを引き留めました。

一緒にいて欲しい 俺たちは運命の相手かも

インジは黙ってジョンウォンを見つめます。

また出会ったら・・ 一回ではだめかな ・・二回ならいいだろう? 二回会えたら一緒に生きよう

インジは笑ってジョンウォンの家を出ました。

ジョンウォンは猫を飼い、インジは犬を飼って独りで穏やかに暮らします。映画館に行ったインジはホラー映画のエンドロールでジョンウォンの名前を見つけて微笑みました。店でトランクを破格の安値で売り払ったインジは通りを急いでいるジョンウォンの姿に気づきました。インジが通りを歩いていると再びジョンウォンが向かいから歩いてきて二人は目を合わせます。

猫が病気になってこの近くの動物病院にきたんだ

ジョンウォンは説明しました。

私は映画を観たわ エンドロールにあなたの名前が・・

あのB級ホラーを観てくれたの? 俺の名前を観るために?

インジは微笑みます。

あともう一回だね 偶然の再会・・

そうね もう一回ですね

インジは言い、二人は笑いました。

ドラマの見どころ

好みの分かれるドラマかなあと思いました。オババカナエはこのタイプのドラマはとっても好きです。画面も綺麗ですし。

おまけに・・と言うよりもこれが一番じゃないかと思いますが、あの「コーヒープリンス」や「トッケビ」に主演していたコン・ユさんが出てるじゃないですか!「トッケビ」の時期から大分経ってるのに印象がほぼ変わらないのがすごいな!!(髪型も変わってませんけどね😓)。この方は特にイケメンだとは思いませんが(そう思ってる方々はごめんなさい)、台詞のあるなしにかかわらずにじんでくる暖かさというかホッとするオーラがあるのが素敵。このドラマの役は病んでるし投げやりだしお金があるだけが取り柄みたいな社会不適合者の役なんですが、それでもコン・ユさんが演じるとよく見えてくるのは役者のもつ魅力でしょうね♡♡。

このドラマを観ていて1960年代から70年代くらいのヨーロッパの心理劇的な映画を思い出しました。ハン・ジョンウォンの家がアントニ・ガウディの曲線ぽい建物なのも雰囲気があるし、ドラマで問題になったシャンデリアも素晴らしく美しかった。そしてドラマの始めの曲が冷たい表情のジョンウォンやインジに合った無音か重々しいものだったのに、ジョンウォンとインジが惹かれ合うにつれて明るい可愛らしい曲が流れるようになったのも演出の工夫だなあと感心しました。

ドラマの感想・・何故「トランク」なのか?

なせ題名が「トランク」なのか考えてしまいました。最後にオム・テソンがトランクを持ちだしてジオに殺されてトランクもろとも湖中に沈むっていう場面しかトランクって出てこなくて、話の展開ではそれほど重要なファクターだとは思えません。考えるに皆がトランクの中に詰め込んだような謎を抱えているってこと、「トランク」のように開けてみて初めてそれが明らかになる・・。「トランク」という題名はそんな人の心の謎を暗に示しているのではないかな、と思いました。

最後にジオを演じたチョ・イゴンさんが完璧なイケメンで、おまけに目がカナエがファンだった在りし日の三浦春馬さんに似ていて涙腺崩壊でした。この方ミケランジェロも喜びそうな肉体美で、スター性のある方じゃないかと思います。これから頑張れとエールを送りたい

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