ヒュッレム妃はドラマ「オスマン帝国外伝(シーズン4)」でついに命尽きる!そこで奴隷からオスマン帝国皇帝妃となったヒュッレム妃の生涯を歴史的事実と合わせて振り返ってみた

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ドラマ

こんにちは。カナエです✋。

「オスマン帝国外伝」(シーズン4)第79話でヒュッレム妃が亡くなってしまいました!ここまでこのドラマを引っ張ってきた主人公的存在がいなくなって第93話までの残りの物語がどうなるのかとっても気がかりです。セリムとバヤジトの救われない兄弟の争いは当然激しくなっていくでしょうし、もうそれを止められる母親もいないのです。いったいどれだけの血が流れるのでしょうか・・😓。

奴隷というどん底から皇帝妃へ・・ヒュッレムの波乱に満ちた人生

皇帝スレイマンとの運命的な出会い

<画像出典>https://mirtomo.com/ottoman-season1-episode1-10/

このドラマのシーズン1は奴隷となったアレクサンドラスレイマン皇帝の君臨するトプカプ宮殿の後宮に送られるところから始まりました。アレクサンドラはその美貌からスレイマンの目にとまり寵愛を受けるようになります。けれどそれまで後宮で権力を握っていたスレイマンの母親の母后や皇子を出産したマヒデブラン妃と激しく対立、苛酷ないじめも受けますが、自分が後宮の頂点に立つという野心を持つアレクサンドラは屈することなく敵を打ち負かしていくのでした。

シーズン3まではそんな女同士のエンドレスな戦いが描かれ、最後にはスレイマンの正式な妃となったヒュッレム(アレクサンドラの後宮名)が最高権力を手にします。・・が、ここで色香漂う若いヒュッレムを演じていたメルィエム・ウゼルリさんが突然の降板。その後のヒュッレム妃をヴァーヒデ・ぺルチンさんが演じることになりました。

<画像出典>https://ottomania.hatenablog.com/entry/2020/09/20/085140

溌剌として色気たっぷりの最初のヒュッレム妃に比べてヴァーヒデさんのヒュッレムには威厳に満ちた気品が感じられました。そしてドラマの内容も(監督が代わったことも一因しているのか)シーズン3までの後宮の愛憎劇から重厚な歴史群像ドラマへと変化しています。女性としての盛りを過ぎたヒュッレムは子供を気遣う母親として生きるようになり、宿敵であるムスタファ皇子を亡き者にして盤石な地位を得たものの、病魔に侵されていく人間としてのもろさや儚さが描かれました。

歴史的史実からみるヒュッレム妃とは?

ヒュッレム妃は1502年~1504年の頃にポーランド王国で生まれたと言われています。ヨーロッパではロクセラーナ(東スラブの女性の呼び名)として知られ、オスマン帝国ではそれまでの慣習を破ってスレイマン1世と法的な婚姻関係を結び男子を複数誕生させた最初の女性とされています。

また後宮で策謀を巡らせて政治にも介入、外交や他国の関係についても皇帝に進言し、事実ヒュッレム妃からポーランド国王に宛てた手紙が残っているそうです。ヒュッレム妃のおかげで彼女の存命中はオスマン帝国とポーランドとの関係は良好でした。

          ※ロクセラーナの自画像※

<画像出典>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A

ドラマではヒュッレム妃は自分の身の安全や家族のことで忙しく慈善活動には熱心だったものの国外の情勢まで関心を持っていなかった様子でしたが、実際のヒュッレムはハレムに限らず国際関係も注視していたんですね。(そういえばドラマの中で自分の故郷の王女がヒュッレム妃のもとを訪れて自国に寄付を請う場面がありましたっけ。)

「オスマン帝国外伝」では後宮での女性のバトルがすごすぎて、皇帝スレイマンはいつも女性に取り巻かれているイメージがあります。ですが歴史上のスレイマンは46年の長期の在位期間に対外遠征を13回行い王国の領土を拡大させた果敢な戦士で、戦場にいる時間が長かったと言われています。そうしたスレイマンのこうと思ったらどこまでも貫こうというまっすぐな気性がヒュッレム妃への一途な愛を生んだのかもしれません。ヒュッレムという名には❝陽気で朗らか❞という意味がありますから、ヒュッレム妃は明るい性格で戦場から帰還したスレイマンはそんな后に癒されていたのかもしれませんね💛。

ヴァーヒデ・ぺルチンさんの娘がドラマに出演?

ちょっと気になったんですがヴァーヒデさんの実の娘であるアリゼ・ギョルドムさんが「オスマン帝国外伝」(シーズン4)に出ていました。処刑されたムスタファ皇子の娘役でしたが、この方「Mother」というドラマでもお母さんと出演していたんですね。

<画像出典>https://ameblo.jp/kyupir/entry-12724118296.html

ヴァーヒデさんはトルコで実力派の女優さんらしいので、カナエは❝娘をよろしく❞的な親の後押しでドラマに出ているのかな?とちょっと思ってしまいました(‘◇’)ゞ。新進女優さんならチャンスがあれば積極的に掴まなくてはならないし、お母さんも娘に経験を積ませようと助力しているのかも。

まあ本人にしてみれば親と一緒ではやりにくいと思うんだけど、頑張ってビッグになってほしいですね^^。

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