こんにちは。カナエです。
新年近しですが、このドラマの中でも年越しの展開になりました。そんな「山河令」第6週(第26話から28話)について詳細します。
温客行と周子舒の絆は深まり、蠍王と趙敬の関係は崩れていく・・
◆ドラマ「山河令」はBS11/毎週月~金曜日 /午後3時29分~4時30分に放送中◆
「山河令」キャスト・これまでの物語
⚔第4話と5話⚔
⚔第6話から8話⚔
⚔第9話と10話⚔
⚔第14話と15話⚔
山河令第6週(第26話から28話)のあらすじ(ネタバレ)
<第26話> 最後の浄土
酔生夢死の香りを嗅ぎながら眠る温客行(ウェン・コーシン)は甄衍(ジェン・イエン)であった子供時代の夢を見ます。村の子供たちにいじめられていた時ある武人が助けてくれました。
きみは‟甄“では?
その武人に訊ねられて「違う」と言う衍・・
そこで温客行は目が覚めました。
周子舒の酔生夢死はおかしな夢を見させる・・
庭に出るとすでに成嶺(チョンリン)が鍛錬をしていました。成長期には睡眠も大事だぞ、と言いながら拳法の方法を教える温客行。
うちの弟子を指導してくれているのか
周子舒が笑いながらやってきます。
すると平安銀荘の使いが門をたたき、葉白衣から文が届いているのを知らせてきました。
無常鬼たちは蠍王に「群鬼冊」のことで抗議していました。
江湖中に鬼の絵図をばらまいて趙敬(ジャオ・ジン)は私たちを死地に追い込むのか
扮装術に長けるものに容姿を変えて貰えば大丈夫だろう
鬼たちをけむに巻く蠍王。鬼たちの怒りは募ります。
馬が合わねば袂を分かつしかない
そう言う無情鬼に「ご勝手に」と笑う蠍王。
鬼たちは去って行きました。
旦那様、柳千巧(リュウ・チェンチャオ)から文が届きましたよ
毒菩薩が進み出て言いました。
孟婆湯の処方箋とか・・
蠍王の目が輝きます。
平安銀荘で周子舒はかつての弟子平安(ピンアン)から挨拶されました。
平安、お前が何故昆州に?
驚く周子舒。すると平安は七爺(チーイエ)に代わって中原の56の銀荘を管理していると言います。
七爺か・・あの男が銀荘を開き銭を扱うとは
主だった任務は大巫(ダーウー)のための情報収集です それにしても荘主、何故体調不良を早く知らせなかったのです?葉殿から聞かされてお二方もびっくりなさっていました
平安は周子舒が葉白衣(イエ・バイイー)を遣わして大巫を昆州に呼んだと勘違いしているようです。七爺と大巫の二人は周子舒の親友で、周子舒を心配する七爺も一緒に昆州に来るようでした。
中原に来ては危険だ
お二人とも侍衛を連れているので大丈夫です それに昆州では晋王の手も届きません
平安は周子舒を安心させます。そして葉白衣の手紙を渡しました。手紙には最初「馬鹿野郎」と大書きされ、「冬至に会おう、白菜と豚肉の餃子を作れ」と書いたもう一枚がありました。
お二人は薬草の準備があり、葉殿だけ先に戻るようです
平安が説明しました。
街の茶店でくつろぐ三人。
七爺と大巫とは晋州で知り合った 二人とも主だった晋王から心を傷つけられて南疆に旅立ったのだ 大巫は医術に精通し南疆の秘術も会得している 慎重な七爺まで来るのは勝算があるのだろう
何故そんな友人がいて助けて貰わなかったのだ?
温客行が不思議そうに聞きます。
死にたかったのさ
あっさり答える周子舒。
それにしても葉白衣はご立腹だな わざわざ南疆まで行ったのに相手は周子舒の知り合いで、結局使い走りをさせられた格好になってしまった
可笑しそうに温客行が言いました。
街で‟鬼谷の女″を見つけた温客行は「大師匠の掛け軸の修復をする絵師を探す」と言って二人と別れました。女に案内されて傷ついた鬼たちが隠れ住む洞窟へ向かいます。食屍鬼がいて温客行に「群鬼冊」を見せました。温客行は最初に載っている自分の似顔絵を見て顔をしかめます。
鬼谷に戻って武林に報復しましょう
食屍鬼が意気込みます。
日暮れ時になって四季山荘に戻った温客行。
早くご飯を作ってください
成嶺がせっつきます。周子舒が「絵師は見つかったか」と訊ねました。「長安帰りの絵師を見つけた」と答える温客行。
まもなく陽が沈むな 夕陽限りなく良し ただこれ黄昏に近し
空を仰いで温客行はつぶやきます。
蠍王は孟婆湯と忘憂草との関係がわかったと千巧に告げました。
酔生夢死という香りがある 昆州の忘憂草と言う薬草に七種の毒虫を加えると孟婆湯になり、七種の花を配合すると酔生夢死になるのだ 両者は相生相克しており、酔生夢死を大量に与えれば孟婆湯は消える
つまり封印されていた記憶がよみがえるのだ
それでは羅様は・・?
喜喪鬼は酔生夢死を焚き染めた部屋で眠っている 酔生夢死をゆっくり吸引させるためだ
そろそろ目覚めるだろう ・・そして真相がわかる
顧湘(グー・シアン)と曹蔚寧(ツァオ・ウェイニン)は清風剣派に着きました。荘主の范懐空(ファン・ホワイコン)や蔚寧の師兄らが大勢で迎えてくれました。暖かいもてなしに顧湘の胸は熱くなります。
ただ掌門が山を封鎖していて部外者は入れぬのだ ずっとではないが蔚寧とは別に住んでもらうことになる・・結婚も先になりそうで申し訳ない
歯切れ悪く范懐空は言います。
いいえ!とんでもない!!
自分の正体を隠すのに精いっぱいの顧湘は明るく応じました。けれど内心訝しく思います。
でも山を封鎖するって・・何故なんだろう・・?
蠍王は自分を公の場所に出そうとしない趙敬(ジャオ・ジン)に不満を感じていました。
義父上、何故私を欺くのです?
欺いてなどいない、と弁解する趙敬。蠍王は喜喪鬼から預かった手巾を趙敬に渡します。
きみ我を裏切らざれば、我きみを裏切らず
趙敬は手巾に書かれた血文字を見て慌てます。
これは・・義父上、あなたのものでは?
狼狽えて蠍王を見る趙敬。
・・羅浮夢(ルオ・フーモン)とは因縁がある 私たちは恋仲になったが、羅は霓光宮の若宮主でこちらは趙家の没落した傍系だった この手巾は親に反対された浮夢が私に送ってきた血書だ 私への決意の表れだった
手巾を愛おし気に見つめる趙敬。
それも毒婦、季瑤(リーヤオ)のせいで全て壊れた 季瑤は私の妻になったがそれは脅迫からだった 私がしでかした武庫にまつわる窃盗で私を脅したのだ やっと果たせた浮夢との婚儀をやめて自分と結婚するよう迫った
奥義書を集めたのは私一人ではない・・義兄弟もかかわる 私は婿入りするしかなかった
目を潤ませて語る趙敬。
羅浮夢は婚儀の日、霓光宮で大虐殺を・・
蠍王の言葉に趙敬は頷きます。
羅浮夢が江湖から消えたわけを知っているか?私が錯乱した羅浮夢を神医谷に送って養生させたのだ だが気のふれた浮夢をなだめようとして体を傷つけられ、武芸が上達しない体になった
・・だがそんなことはいい 羅浮夢に申し訳ない 私さえいなければ鬼と化すこともなかったのだ そして私は妻を呪い、結局殺してしまったのだ
趙敬は蠍王の頬を両手で囲みました。
私は妻を殺し義兄弟を殺した男だ 許されない罪だ 私の心は死んだも同然
私の蠍・・もうお前しかいないのだ お前こそが最後の浄土だ
蠍王は趙敬の手を握りしめ唇を震わせます。
義父上、申し訳ありません 二度と詰問は致しません
蠍王の話に声高に笑う羅浮夢。
騙されたわね すべてでまかせよ 奥義書の窃盗で脅迫したのは私の父よ 趙敬に捨てられて泣く私を哀れに思って宮主の座で誘惑して結婚させようとした
でも予想もしていなかった 趙敬が霓光宮で内通者を見つけ、婚儀の日に門弟たちを虐殺するなんて
蠍王は青ざめて問いました。
そんな冷酷な男なら何故お前を生かした?何故血書を大切に扱うのだ??
羅浮夢は忍び笑いを漏らしました。
あの男は陰謀を巡らして人を陥れるのが大好きなの 陰謀が成功するたびに戦利品を一つ残す 信じないなら探してみるといいわ 私の推測が正しければあなたにも預けているはず 自分の真心を示す大切なものを
蠍王は自分の懐にしまった瑠璃甲を掴んで顔をこわばらせます。
<第27話> 絶世の知己
群鬼冊が出て自分が鬼谷の谷主であると周子舒や成嶺に知られる時が近い、と感じている温客行。眠りにつかず月光の下蕭を吹きます。
そして葉白衣も夜のなか四季山荘に向かっていました。地に降りたって歩きだそうとする葉白衣の肩を何者かが掴みます。
周子舒か
葉殿 ずっとお待ちしていました 長旅でお疲れでしょう
ふん 私を嘲っているのか 大巫の友なら何故自ら助けを求めぬ?
複雑な事情によって南疆に知らせようとは考えませんでした 私のために遠い旅をしていただき心より感謝します
私は構わぬ 温客行に埋め合わせはできた ただお前は温客行の正体を知っているのか あれは鬼谷の谷主だぞ
私の師弟です
きっぱりと言う周子舒。すでに温客行の正体を見抜いていたようでした。
甄衍が私の師弟になったのは鬼谷に入る前です 四季山荘に連れ帰ればその後のことはなかった 情理の両面で私も責めを負います
葉白衣は周子舒を睨みました。
情理の両面だと?鬼谷が江湖に入って大勢のものが死んだのだぞ!義兄弟への私情より公の大義を考えろ 私は龍背剣に誓った 鬼どもが世間に害をなした時は必ず成敗すると
それならばお手合わせを 私が師弟を守ります 師弟の罪の半分は私のもの
お前に負いきれるのか?
二人は戦い始めます。
白衣剣で戦う周子舒ですが剣を飛ばされてしまいました。倒れた周子舒に葉白衣は言います。
周子舒 師匠に免じて命は助けてやる 懐章(ホワイジャン)なら弟子を殺して門派を廃するぞ 四季山荘を汚すな
友人なのに師匠がわかっておらぬ 生きていれば我々の傍らに立つでしょう
頑固ものめ!
刀を振り上げる葉白衣。そこに温客行が飛び込んできて葉白衣と戦います。しかし温客行も蹴り飛ばされてしまいました。
やるならやれ!
叫ぶ温客行。
思い上がるな!
周子舒が温客行を庇って言いました。
葉白衣 わが師匠ならあなたのように居丈高に裁いたりしない 師弟を導き悔い改めさせるだろう 過ちを償わせる あなたに師匠の友である資格はない
・・殺すなら一緒に殺せ!
葉白衣は二人の前で刀を振ると背中の鞘に納めました。
温客行 四季山荘で悔い改めるのもよいだろう だが江湖で再び会ったら命は貰うぞ
そう言うと葉白衣は去っていきました。
蠍王は趙敬に妙な噂を聞いたと告げます。
鬼谷の谷主、温客行は行方不明なのに腹心の顧湘が清風剣派に潜んでいるらしいのです 私が探りに行きましょう
何を探ると言うのだ? 次の英雄大会を開くと表明したから莫懐陽(モー・ホワイヤン)は出席せざるを得まい 清風剣派が山を封鎖したのは高崇(ガオ・チョン)から受け取った瑠璃甲を守ろうとしているとしか思えぬ 温客行は目がきく男らしい
趙敬は言います。
では清風剣派など滅ぼしてしまいましょう 正面からで無理なら闇討ちすればいい 薬人を大量に使いましょう
蠍王の言葉に顔色を変える趙敬。
薬人は処分しろと言ったではないか!何故いう事を聞かない??
趙敬は蠍王に詰め寄ります。
暗殺を生業とすることは江湖では許されぬのだ 私が蠱術に関与していたと知れたら名声を失い、武林の盟主の地位が遠のく 長年の苦労が水の泡だ!
蠍王は嘲笑います。
やっと本音が出ましたね 何が‟お前と私は一心一体“ですか 役に立つときは愛する息子と言い、役に立たなくなるとあっさり捨てる 私はあなたに命を救われた ・・もう要らぬなら殺せばいい
趙敬の手が蠍王の頬を打ちます。
この親不孝者が!お前には最も大事なものを託しているのだぞ それなのに何を言う?
もう出ていけ
蠍王は趙敬に背を向けました。懐の瑠璃光を握りしめます。
私も博徒だったとは・・
温客行は周子舒に言いました。
両親は信義を通したのに五湖盟に見捨てられて惨殺された その復讐を企てるのは不自然なことか?武林を恨むことで、血で償わせるためにここまで生きてきたのだ
だが成嶺の鏡湖派も潰されてしまった 鬼谷のせいにした何者かか、私の配下が寝返ったのか、それはわからない だが鬼谷を江湖に下らせた私のせいでもある
私が成嶺にしたことは五湖盟と同じことだ いったい成嶺にこのことをどう話せばいいのだ・・
周子舒は言います。
私が治癒したら成嶺の仇を討とう それから真実を話すのだ もし成嶺が許さなければ受け入れるしかないだろう
<第28話> 我が家
晋王のもとに天窗の統領韓英(ハン・イン)が戻ってきますが深傷を負っていました。
韓英、何故音信不通だったのだ?
晋王にお詫びします 私の小隊は待ち伏せにあい、仲間は殉職しました
許しがたい!何者の仕業だ?
毒蠍です
晋王の表情が変わります。
なるほどな
天窗に内通者がいるかと・・・段(ドワン)首領が見当たりません
鵬挙(ポンジュー)は江南に向かった そなたらの連絡を待ちきれず出向いたのだ やがて年末だ ゆっくり休養せよ
晋王は笑いました。
蠍王は趙敬と訪問した天窗の首領、段鵬挙の話を立ち聞きしていました。
趙敬は高崇と鬼谷が結託していたので武庫の鍵も瑠璃甲も鬼谷にあるだろう、と説明しています。
それはいいことを聞いた 晋王もお喜びになる
鬼谷を滅ぼせば晋王の期待に応えられます
ははは…
二人は笑いあいます。段鵬挙は言いました。
今後は趙盟主の助けが必要になりますな 晋王も厚遇するでしょう 将来は武林の盟主どころか諸侯や太師も目指せるはず ご期待ください
段鵬挙が帰ると蠍王は酩酊状態の趙敬にお茶を飲ませます。
蠍、 長舌鬼の瑠璃甲はどこにあったと思う?なんと天窗だ 晋王は私と手を組みたがっている 鬼谷討伐でも力を借りれそうだ
蠍王は無言でお茶をさしだします。「まだ怒っているのか」と問う趙敬。
片意地なやつだ
義父上は私の命の恩人です 殺されても恨みません
趙敬はおいで、と言って蠍王を横に座らせます。
お前を拾って以来支えあってきただろう 私たち親子は一心同体だ
嘘ではないですね、と趙敬に確認する蠍王。頷く趙敬に蠍王の顔が輝きます。
義父上、私が晋王に仕え瑠璃甲を集めましょう 貰った褒美はみな義父上にさしあげます
江南に来たのに私よりも先に五湖盟の盟主に会うなんて どんな罰が必要かしら?
段鵬挙は趙敬と会った後で毒菩薩と戯れていました。
私の菩薩が岳陽にいるとは知らなかった 蠍王の奇術に新たな進展があったときいて晋王も関心を示しているぞ ・・私の関心はなまめかしい菩薩だが
そう言って毒菩薩の足を撫でる段鵬挙。そこへ蠍王が入ってきました。
段よ、許せ 邪魔はせぬ 一つ聞いたら去る
蠍王・・そんな
間が悪そうな鵬挙。
晋王は瑠璃甲が欲しいなら何故私に頼まぬのだ?
蠍王の問いに段鵬挙は動揺します。
四季山荘では新年を迎える準備をしていました。部屋を飾った成嶺は年末の掃除も始めます。
お前の師匠は怠け者だ
料理作りに忙しい温客行は何もせずに酒を飲む周子舒に文句を言います。
今宵は年越し料理だ お前も必ず手伝え!
夜になると年越しの花火が打ち上げられます。
清風剣派にいる顧湘のところにも曹蔚寧らがたくさんの料理をもってきました。
蔚寧はあなたを思って参拝中も上の空だったんですよ
蔚寧の師兄がいいます。
私一人でこんなに食べられるわけないでしょ
顧湘が言ったことに皆は困って黙り込みます。顧湘は慌てました。
今までこんなふうにして貰ったことがなかったの ごめんなさい 本当はとても嬉しいの どうもありがとう
そう言って目を潤ませる顧湘。皆の空気が和みました。
岳陽派でも年末の行事が行われていました。したたか酔った趙敬は義兄弟の位牌を置いた部屋で独り言ちます。
年越しだぞ!長兄上、三弟、酒が好きだったな
趙敬は酒を位牌に注ぎました。
そして容炫(ロン・シュエン)の位牌を睨みます。
私はお前が大嫌いだった 威張りやがって
位牌を投げつける趙敬。
みんな見ろ!私が五湖盟の盟主になったぞ!誰よりも頂点を目指せる盟主となった・・
それからにやりと笑います。
皆死んでしまったから見ることもできぬな 私だけ残ったのだ
わはは、と笑う趙敬は容炫の位牌に躓きます。
またも容兄上、いつも邪魔ばかりするな お前も酒が好きだった 飲ませてやろう
私の飲んだ酒をやる、と言って位牌に小便をかける趙敬。
義父上、飲み過ぎです
たまりかねて蠍王が止めに入りました。驚いて目を見開く趙敬。
出て行け!
何度も叫び部屋から蠍王を押しだそうとする趙敬。蠍王はちらと並んだ位牌を見ました。そこに指輪と刀が置かれているのが目に入ります。
羅浮夢の言葉が甦りました。
趙敬は陰謀が成功するたびに戦利品を一つ残す 信じないなら探してみるといいわ 指輪と刀を見つけられるはず
やはり…
茫然と立ち尽くす蠍王の前で位牌の部屋の仕切り戸が閉じられました・・。
年越しの料理を楽しむ周子舒たち三人。
成嶺、成長期にはこれを食べろ
二人に勧められて思わず涙ぐむ成嶺。
家族と一緒のように年越しできるとは
湿っぽいぞ、花火でも見てこいと言われて外に出ていく成嶺。・・がすぐに大声で呼びました。
師匠、大変です! 人が倒れています
それは韓英でした。韓英は周子舒のために晋王の居室から瑠璃甲を盗んだ際に負傷したのです。韓英は周子舒に瑠璃甲を差し出しました。
荘主、これで武庫を開けて神医谷の「陰陽冊」で傷を直してください 私が瑠璃甲をもっと集めましょう 荘主のために
息絶え絶えに韓英は言います。
韓英・・生き抜くことが忠義だと言ったではないか!
私の命は荘主に捧げました そして荘主、晋王の部屋には密書がありました。 私は読んだのです そこには前晋王が荘主のお父上を暗殺したと記されていました
まさか 父上は前晋王の右腕だったのだぞ
耳を疑う周子舒。
阿絮、私が気を送るから早く大巫を連れてこい 治療すれば助かるかも
そうだな もう着いただろう
急いで出ていく周子舒。
温客行は韓英が持っていた瑠璃甲が自分がばらまいた偽物だとわかってショックを受けていました。
私のためにまた善人が死んでしまう
そうはさせぬ
温客行は必死で韓英に気を送るのでした。
「山河令」第6週(第26話から28話)の感想
葉白衣と決裂してしまった周子舒と温客行。やはり周子舒は温客行が鬼谷の谷主であると気づいていたのですね。そして葉白衣から命がけで温客行を守ろうとしました。周子舒が止めなかったら葉白衣に殺されてしまっていたでしょう。二人の絆は一層深くなりましたね。
そして逆に趙敬と蠍王の関係は崩れてしまいました。趙敬が誰も愛さない冷酷非情な男だとわかった蠍王ですがそれでも趙敬を慕い続けるのでしょうか・・。
余談ですが今日は2022年12月31日です。ドラマのなかでもちょうど年越しを迎えていますが、これはBS11側の粋な計らいなのかな?年越し気分が高まりました💛。
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